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Album BLANKO episode M6: 'Noctiluca 夜光虫'

(facebook初回投稿2015.12.7)

ALBUM 'BLANKO'ご紹介シリーズ。
今日は6曲目、'夜光虫 Noctiluca'です。

『ピエロの心臓』と同じくフレットレス・ベースを操る鎌ちゃん。
ゆったりなこの曲では、時にはチェロのように、時にはコントラバスのように歌ってます ♡

このアルバムにも、前回のアルバム『KAIZU』と同じように赤尾がバラードを一曲書こうと思っていたんですが、ふと思い出したんですよね。1stアルバムの曲作ってる時に、広美が美しいバラードのベーシック・トラックを送ってくれていて、その時にはアルバムには入れなかったんだけど、、、、あれ、いい曲だったなって。
それで、Macのフォルダの中を探したらあったので聴き直してみたら、やっぱりいいなぁ~~~この曲!。。。となって、広美にリニューアルしてもらって、歌メロをつけて仕上げたのがこの『夜光虫』なんです。

 夜光虫・・・
私が始めて観たのは、小学生の時に行った夏休みのキャンプ場(三重県 多徳島)での、ある夜の海岸でした。
『虫』といいますが、プランクトンの一種なのかな? 
夜、同じグループの仲間数人と、世話して下さる大学生のお姉さんと連れ立ってビーチサンダルで、真っ暗な海岸に打ち寄せる波の上を歩くと、足跡の形に青~~く、今で言う発光ダイオードみたいに光る何者かが…!!
お姉さんが『夜光虫っていうんだよ』と教えて下さってね。
それが忘れられなくて。
踏みつぶしてる申し訳ない気持ちと、その青緑に光る足跡の美しさに言うに言われぬ気持ちでした。

 ボーカルはいつも自宅録音なんですけど、試しに仮歌を録るとき、防音室のドアも開けっ放しで、おまけに部屋の窓も開け放して歌ったのを覚えてるんですが、何故だったのかが思い出せません(笑)暑かったのかなぁ? 
そんなに大声出さない曲だからいいと言えばいいんですけど。
ナチュラルな風を感じたかったのかな?

歌詞に登場する『アンツィラナナ』は、インド洋マダガスカル島の北のてっぺんみたいなところです。
行ったことはないんですけど、この譜のいろいろな思いが流れ着いているような気がする、そんな香りを感じたので............。

聴いてくださる方がそれぞれお持ちの思い出の場所ってあると思います。
転機になった時や場所。
失意のどん底に堕ちた若きあの日、旅した国、愛する地域・・・etc
そんな曲です。

ライブ貼っておきます。
キーボード無しの4ピースです。

今回もお付き合いいただきありがとうございました。
次回は'Sugoidance スゴイダンス’のエピソードです。

あ!! 写真は高田馬場Bazooka Studioの敏腕エンジニア
TERU内藤氏 (中央)と
左・広美氏
右・ワタシ

(Musicians)
赤尾和重 KAZUE AKAO : Vocals
鈴木広美 HIROMI SUZUKI: Guitar
鎌田 学 MANABU KAMADA: Bass
泉谷ボン賢 SATOSHI IZUTANI: Drums
片岡祥典 YOSHINORI KATAOKA: Keyboards

1:Blanko 7'15'' ブランコ 
2:Hachi 5'16'' 8(はち) 
3:Saikoro 4'37'' (サイコロ) 
4:Kiwi 4'38'' (キウイ)  
5:Pierrot Heart 4'48'' (ピエロの心臓) 
6:Noctiluca 5'03'' (夜光虫) 
7:Sugoidance 3'22''(スゴイダンス) 
8:Fireball Goes The Sea 4'30'' (火の玉が海を泳ぎきる) 
9:Angai 5'13'' (案外) 

歌詞はこちらです。
https://kazueakao.com/Kazue_Akao/Blanko_Lyrics.html

(Album Trailer)
https://youtu.be/DTWN_RHhjdI

(Album Data)
https://kazueakao.com/Kazue_Akao/blanko.html