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コーヒーのはなし。10【チョコレートとのペアリング 後編】

まさかの1年ごしの後編。
ずっとずっと心の奥にはあったけど、書けなかった幻の後編、本日完成です。
拍手!

遠く忘れさられた前編はこちら↓

https://note.com/akanetoasahi/n/nac3958bcac20

さすがに自分でも読み返しました。
前編では、コーヒーとチョコレートを産地毎にペアリングしたんです。
産地を合わせたらとびきりのマリアージュが生まれるのかと思ったら、全然生まれなかった!
でも楽しかった!
というお話。
で、ずっと書いてこなかった後編は、

じゃあチョコレートに合うコーヒーってどう選ぶ?

を研究し出した話です。
なんだかずっとうまく落とし所がみつからなかったんですよね。
それをここ何日か本当に毎日チョコおいしいなぁコーヒーおいしいなぁって過ごしてたら答え出ました。

それでは、はじまりはじまりー。


基本として言われる
「チョコレートに合うのは深煎りコーヒー」は本当か?

よくチョコレートに合わせるなら、深煎りコーヒーがおすすめとよく聞きます。
なぜなのでしょうか?

そもそも深煎りコーヒーって?

コーヒーはそもそも木の実なので、本来そこまで苦いものではありません。
どちらかというとフルーティーな味わいです。
それを火で煎ることで、苦味を足していきます。
焙煎方法もまた様々ですが、
焙煎時間が長くなるほど、苦味が増していきます。
つまり、

深煎りコーヒーとは、
コーヒー豆をじっくり時間をかけて焙煎(ロースト)し、苦味を強くしたコーヒーのことを指します。

深煎りの良さ

深煎りコーヒーは浅煎りコーヒーに比べ、香りの芳ばしさが増します。
あの香りでコーヒーのおいしさを感じる方が多いように思います。

なぜ深煎りがチョコレートに合うという話になったのか?


チョコレートの味わいで一般的に思い浮かぶのは、
ミルクチョコレートのような甘い味わい。
それを受けとめて、
かつチョコレートの味わいに負けないとなると
しっかり苦味を効かせた深煎りのコーヒーが合うということのようです。

でもさ。

ここからが私が一番言いたかったけどうまくまとめられなかったこと。

でもさ、チョコレートもいろいろあるし、コーヒーもいろいろある。

チョコレートもさ、
風味がナッツも、オレンジやベリーも、リキュール入りと違えば、形もトリュフやらバーやらいろいろある。

コーヒーだってさ、
豆の種類から、焙煎、ドリップの仕方、カフェオレ的なミルクの有り無し、エスプレッソとかだってある。

もう無限の組み合わせなんです。

そこから至福の一時、最高の組み合わせを日常に落とし込むのが至難の技。

で、自由研究になったのです。
1年越しの。

紆余曲折ありますが、私が出した結論はこれ。

チョコレートとコーヒーの風味を同じグループで合わせること。
但し、組み合わせに正解があるというよりも、
組み合わせを探す通り道こそ
一番楽しい時間。


「これが3つ星」「こうやって食べるもの」「この組み合わせがベスト」って習って食べるよりも、
あの時食べたあれもう一度食べたい!で作った失敗作とかドレッシングから受けるサラダのインスピレーションとか、そういう楽しさがやっぱり食べたり飲んだりする一番の楽しみだと。

思ってしまったのです。
だって毎日いろんなチョコレートとコーヒー試してたら本当に楽しかった。

このあと私の自由研究の結果もメモ書き程度に載せますが、よければおいしいチョコレートが出揃うこの時期、
ぜひみなさまも一度それに合うおいしいコーヒー探しの旅もしてみてください。

コーヒー屋さんでこのチョコレートに合わせたいっていうときっといくつか見繕ってくれるはず。
とっても楽しい時間になること間違いなし!

ではまた!

【こちら自由研究の結果】

⭐トリュフに。
→「ややボディ強めのブレンド」か、「カフェオレ」

⭐ブラウニーみたいなチョコケーキやジャンドゥーヤに。
→「ブラジル」

⭐オランジェットやドライフルーツ入りのチョコレートに
→「浅煎りのコロンビア」

⭐ホワイトチョコに→「グァテマラ」

⭐チョコミントに→「深煎りのブレンド」

⭐今年のトレンドルビーチョコに→「エチオピアモカ」




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