りんご品種図鑑〜きおう〜
ちょっとマイナーなりんごの品種についてシリーズでお届けしている品種図鑑。
今回は"きおう"です。
特徴
名前:きおう
由来は「黄色い王様」=「黄王」。ひらがなで表記されることが多いです。
収穫時期:8月下旬
熟度にばらつきがあるので数回に分けて収穫する早生種です。
味や見た目:果点が目立ち、熟度が増すほど透明感のある黄色になる。
甘さの中にほんのり酸味があり、果汁が多くさわやかな印象。
日持ち:常温で3週間程度、冷蔵で1ヶ月以上
夏にとれる品種としては日持ちが長め。
親に"王林"がはいっているのもあり、皮にある果点(茶色っぽいポツポツ)が目立つのが見分けるポイント。完熟になればなるほどシャリシャリとした食感が強くなり、食べるとまるで和梨のように感じられます。
岩手県で生まれた品種で、早生種の黄色系の代表格になりました。岩手といえば晩生にとれる"はるか"という品種もりんご界では有名で、黄色系に強いようです。
美味しいので茜さす果実でもぜひ作りたいと思っていて、開業時から接木をしたり苗木を植えたりして着々と準備を進めています。
そして3年目、ついに接木した枝に実が成りました!
2ヶ所に計3玉、まだ未熟なのでもう少し様子を見ながら収穫を待っています。早く初物が食べたいなぁとワクワクしているところです。
皆様にもお届けできるよう育成頑張ります🌱
前回の品種図鑑の記事はこちら↓