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朱鳥
2023年6月20日 23:39
一番から十一番までだが、実際に八十八箇所を歩いたことがある。誰かと一緒の区間。ひとりの区間。それぞれに得るものがあった。ひとりの時。それは自分の心、そして自分の身体と向き合う時。「限界」と感じられる中で、それでも右足を出し、左足を出す。ただこれを繰り返してさえいれば、必ず目的地には着く。その一心で、遠くを見据えるのではなく足元を見ていた。千里の道も一歩から、をこれほど実感
2023年6月15日 23:37
今日は「やわらかな仏教のことば」を書くきっかけになった、お大師さまのお誕生日。生誕1250年にあたります。各地では、今もお大師さまを慕う人々によって法要が営まれました。実は我が家は宗派としては浄土真宗、にもかかわらず1番唱えているのは「南無大師遍照金剛」で間違いありません。それほど「お大師さん」は、ある意味で「身近な」存在でした。恐らく身近に感じているのはわたしだけではないでしょう
2023年6月14日 23:59
今できる精一杯を差し出す ということの尊さ持てる物のすべてを手渡すのはきっと難しいがけれど行動ならば、「その時の最善」を尽くすことができるかもしれないでは「その時の最善を尽くす」とは何だろうか言い換えると「今できることをやる」ということなのかもしれないまずは①今できること/やるべきこと/やりたいことをきちんと把握するその後に②それらを実行する(熱を持って進むとき/淡
2023年6月10日 22:28
仏教辞典を繰っていて、わたしもはじめて知った言葉です。一般的な辞書においては、上記「仏教では……」の意味しか載っていないものも多く見受けられました。ですが今回は元の意味、「ふさわしくない時」そして「ふさわしい時を待つ」について綴ってみたいと思います。物事に「ふさわしくない時」があることについては、やはりみなさんも実感しているのではないでしょうか。どれだけ強く願っていても、どれだけ
2023年6月8日 23:33
①はこちら↓四天王寺を訪れたのは、「皇族・権臣」ばかりではありません。仏教各宗派の開祖たちが、聖徳太子を慕いこの地に足を運んでいます。その証のように、今も境内各所には開祖のお像が立って(お祀りされて)いるのです。大師堂には空海(敬称略、以下同様)一乗院には最澄見真堂横には親鸞阿弥陀堂そばには法然……歴史上の巨人たちが「日本仏法開祖」の下に集い、そしてそれぞれを慕うひとたちが
2023年6月6日 21:58
今や略された形の、「天王寺」の方が有名でしょうか。日本で最も古い、国が建てたお寺である四天王寺。建物の「新しさ」に勘違いしそうになりますが、1400年の長きにわたってこの地を見守ってくださっています。1000年以上も経てば、地形も当時のままではありません。実際、この場所から海を眺めることができました。海の近くに建てられた四天王寺は、各国の使節をもてなす場ともなっていたようです。だ
2023年6月7日 22:04
良くしていただいている某寺のご住職が、弘法大師御誕生1250年をお祝いして、1年で1250回「あること」をなさると教えてくださいました。それを伺って、わたしも何かやります!と反射的に答えたのです。1年で1250回。「1日あたり3回」でも追いつかない回数、ということに気づいた時、ご住職のすごさを改めて実感しました。そして、自分自身は結局どういうかたちでお祝いをさせていただく