「なりたい」より、どう「ありたい」のか
「なりたいなにか」ではなく「どうありたいか」を見つけられるタイミングはとても貴重だと思うで。だから、本気で生きてみる時間を作ってみようや。ということが言いたいnoteです。
数あるWeb記事があるなかで、このnoteに訪れていただき本当にありがとうございます。
改めまして、こんにちは。
『もんざえもん』こと、赤松と申します。
変なあだ名ですよね。
でも、めっちゃ気に入っています。
本業ではサイボウズというIT企業で宣伝・広告のマーケティング担当をしていて、複業では「コミュニケーションで悩んでいるチームをサポートし、ハッピーな人を増やしたい」をモットーに、コーチングを中心としたコミュケーション活動をしています。
今回のnoteは、コミュニティで人生が変わった話を書いていて、こんな方にぜひ読んでもらえれば嬉しいです。
・仕事で悩んでいる人
・人生に悩んでいる人
・クリエイターになろうとしている人
・前田デザイン室に入ろうとしている人
・前田デザイン室に入っている人
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クリエイティブ・コミュニティ「前田デザイン室」
わたしは2018年5月から、4年以上、クリエティブ活動を中心としている『前田デザイン室』に参加しています。
この前田デザイン室は“デザインの楽しさを思い出す場所”で、元・任天堂デザイナーで現在『株式会社NASU』代表取締役の前田高志さんを室長としたオンライン・コミュニティです。
ここでは雑誌・web・音楽・3D・アート・ライティングなど書ききれないほどのクリエイティブのプロジェクトがあり、やる気と努力さえあればだれでも参加できます。クリエイターやクリエイターを目指している人、クリエイティブが好きな人が集まって常になにか作っているグループ、といったイメージです。
特徴として1つ間違いなく言えるのが、室長の前田さんが一番熱量が高く、愛があり、一番ここで手を動かしていることがとにかく刺激になります。
なんとなく「おもしろそうだな」「副業としてライターやデザイナーの食べていけるスキルがつけばいいな」という、安易なきっかけでわたしは入ったのですが、どんどん前田さんが憧れの存在になっていきました。
大好き前田さん。
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自分の人生が否定され、気づいたこと
それはもうたくさんのプロジェクトに参加しました。雑誌制作や有名漫画の盛り上げ企画に、ラジオやイベント企画などなど。みんなでワイワイ楽しく作るものもあれば、ディレクションやクリエイティブのスキルが足らず仕事以上に悩んだ大きいプロジェクトも。
「ゆるく楽しく」から「マジメにガチ」まで、それぞれ全力で取り組みました。仕事以外の時間をすべてプロジェクトに捧げた期間も短くありません。
そして、編集長として取り組んだプロジェクトのあと前田さんとのコンサル対談を受けて「私はクリエイターに向いてないし、リーダーにも向いていなかった」と気づきました。なんだったら、会社やビジネス系の適性検査では、いつでもリーダー向きと診断結果が出ていたのにも関わらずです。
めちゃくちゃショックでした。
いや、死ぬほどショックでした。
6年以上、印刷会社のマネージャーをやっていたこともあって、自分の社会人生が崩れた、否定されたと思ってしまいました。しかし、努力は間違っていなかったし、自分は間違ってなかったとその瞬間同時に気づいたんです。
ほんまに。
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これを言ってくれたとき、死ぬほどショックだったと同時に、めちゃくちゃ嬉しかったんです。人生で初めての複雑な体験でした。
わたしが着ているめっちゃ重い服をそっと脱がしてくれたみたいな、そんな感じだけど、なんか違うな。でも本当にそんな感じ。
そう。
わたしがなりたかったクリエイターはただの憧れであり、ただなりたかっただけ。根拠のないプライドで経験もあったけど、なんとなくだった。
その先にあったありたい自分は、コミュニケーションをし続けたいということでした。コミュニケーションし続けたい人間でありたいんです。
そして「コミュニケーションで悩んでいるチームをサポートし、ハッピーな人を増やしたい」をモットーに、胸を張って今を生きています。
サラッと書いていますが、生まれて37年も気づけなかったんです。怠惰な時期もあったけど、必要な期間だったと信じています。
もっといえば今の本業のマーケティング関連のお仕事でも、前田デザイン室での経験を活かしまくっています。前田デザイン室で得た知識・経験・スキルは、クリエイティブの良し悪しを判断する力として、確実に私の骨となり肉となっています。
私は強く思います。
本当に挑戦したいなら、本気で自分の時間を捧げて努力すれば道は必ずひらく。
逆に言えば、本気にならなければ道は一生見つかりません。なりたいなら本気でやってみよう、今を生きて変化が生まれたらまたそこから考えればいい。
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大好きな場所から離れることにした
こんな大切で、貴重な体験ばかりさせてくれた前田デザイン室を2022年7月末で退会します。離れる絶対的必要性はないのですが決断しました。
私のなかでコミュニケーションとサイボウズから生まれた道筋から、今もっとも集中して歩むべき人生の方角を見定め、集中するために離れることにしました。
この決断も間違っていなかったと、いつか前田さんやこれまで関わってきたメンバーと再会し笑える日を迎えることが、わたしの次の目標です。
前田さんをはじめ、これまで関わってきたことがあるメンバーのみなさん、この場をお借りして感謝申し上げます。
そして、これから前田デザイン室に入ろうとしている方や、すでに前田デザイン室に参加しているメンバーの参考に少しでもなれば本当に幸いです。
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これまで、どんな本気をしてきたのか
最後に前田デザイン室で担当した、代表的なプロジェクトだけ紹介させてください。
私は『マエボン』という雑誌制作プロジェクトを皮切りに、たくさんのプロジェクトに参加しました。改めて振り返ると、こんなすごいプロジェクトに関われるコミュニティもすごい。
・マエボン2:編集長
「失敗」というテーマと真剣に向き合いながら約2ヶ月、制作メンバー100名で作った『マエボン2』。雑誌制作が未経験のメンバーとも協力しながらクラファンで247名141万円のご支援をいただき、作家 岸田ナミさん、『水曜どうでしょう』藤村/嬉野ディレクターへの取材企画をはじめとする100ページ以上の雑誌を作り、蔦屋書店 銀座店など、有名書店でも取り扱われました。
・「宇宙兄弟 Twitter盛り上げ」プロジェクト:リーダー
『宇宙兄弟』34巻の発売を盛り上げるために、キャラクターの画像の使用許可をいただき、キャラクター診断やGIFアニメなどさまざまなコンテンツを用意して盛り上げました。この日「Twitterトレンド 日本」で3位まで上がる快挙で、とても楽しかったです。
・「ウラサン」プロジェクト:関西リーダー/副リーダー
大阪・梅田にある「お初天神裏参道」、通称「ウラサン」のリニューアルをクリエイティブでプロデュースしたプロジェクト。ガイドブックや特設Webサイト、ゲームやノベルティそしてお祭りまで、過去最長のプロジェクトとなりましたが、たくさんのお客さんが集まり大盛況の結果で終えることができました。
・サイボウズ式 企画記事:編集/企画
前田デザイン室の活動とは異なりますが、サイボウズ式というWebメディアで、企画/編集担当として、前田デザイン室/マエボンをテーマに編集長兼ライターだった浜田 綾さん(現・株式会社NASU 執行役員)を取材させていただきました。当時まだ、私はサイボウズのメンバーではなく、純粋に1ファンとして企画し、結果的に転職を目指すきっかけとなった記事とも言えます。綾さんは大切な親友でもあり戦友です。ライターやプロデューサーを目指している人はフォローをオススメします。
断っておきますと、楽しくみんなでわいわい作れる気軽なプロジェクトも多数前田デザイン室にはあります。めちゃくちゃコミットしないといけない、とか時間がめっちゃ削られるプロジェクトだけではないので、クリエイティブが好きな人には本当にオススメのコミュニティです。
そして今、100人無料コーチングというチャレンジをしています。
もし、私という人間に興味をもっていただきましたら、ぜひ下記の記事をご一読ください。
くどいようですが、もし最後までこのnoteを読んでくださった方、本当にありがとうございました。よかったらぜひ友達になってください。
https://twitter.com/akamatsusho
トップ MV撮影:浜田 綾さん( https://twitter.com/hamadaaya914 )
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