台湾旅行で美味しかったお店ベスト3
あと5分で閉店の時間だ。僕は急いでタクシーを降り、小雨が降る中、暗い路地裏を進んで行った。店の前に着くと、キャップを反対に被った、気の良さそうなおじさんが、麺を啜るジェスチャーをしてきた。まだ店はやっているみたいだった。僕はうなずき、店内に足を踏み入れた。
店内はガラんとしていて、静かに食事をするグループが数組いた。1人でいたのは僕だけだった。暗い路地裏の奥にあったその店は、意外なほど明るく清潔感があった。
僕が奥のテーブル席に座ると、さっきのおじさんがオーダー用紙を僕の目の前に置き、そして言った。
「これだろ?」
ドヤという感じで「ある」メニューを指差している。僕が頷くと厨房に小走りで戻って行った。
台湾旅行で美味しかったお店
2019年9月25日、台湾に行ってきた。旅の目的は九份老街で「阿妹茶樓」の夜景を撮ること。そして8年前に食べた鼎泰豊の酸辣湯の味を再確認しに行くことだった。その合間に色々と食べ歩いたのだが、その中でもとりわけ美味しかった3店を紹介したいと思う。ぜひ台湾旅行の際に参考にして欲しい。
3位:正好鮮肉小籠包のネギ小籠包
台北、通化街夜市(臨江街観光夜市)の入り口でタクシーを降りる。少し左に逸れて、路地裏を進んでいくと「正好鮮肉小籠包」がある。ここの小籠包の特徴は「ネギ」だ。さっぱりした小籠包でいくらでも食べてしまいそうだ。
2位:豪哥肉麻面の蒜味乾麺
十份の駅から川沿いを5分ほど歩くと「豪哥肉麻面」がある。僕は蒜味乾麺(ニンニク乾麺)と魯肉飯(ルーロンハン)を頼んだ。魯肉飯は独特の匂いがする肉ご飯である。蒜味乾麺からはニンニクの匂いが激しく漂っていた。食欲を刺激する。ペヤングの麺にニンニクと醤油で味つけたような料理だ。最高のB級グルメだ。
1位:老牌牛肉拉麵大王の炸醤麺
「これだろ?」とドヤ顔で店員さんが指差したのは「炸醤麺(ジャージャーメン)」だった。そう、僕の目当てはまさにそれだった。心の中を見透かされたようで、どこか清々しい気分になっていた。厨房からおじさんが炸醤麺を持ってきた。謎の濁ったスープと一緒に。炸醤麺の麺はどう見ても「うどん」であった。太いうどんにこってりとしたミートソースがかかっている。そんな感じである。そして、極め付けは強烈なニンニクの匂い。一口食べた瞬間「もう一度こよう」と誓った。
台湾の食事はどれも美味しい
まとめると、台湾の食事はどれも美味しい。その中でも特筆すべきお店がこの三つである。その他のお店はYoutubeに公開している「台湾旅行 九份老街の夜景 台北グルメ食べ歩き 十份のランタン 国立故宮博物院(FULL Version)」の動画をぜひご覧いただきたい。
ありがとう台湾。
Have a good trip
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?