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【DAUの減少が止まらない時に】広告予算をかけずにDAUを維持する方法

スマホゲーム運営のコンサルティングをやっております、あかおぎ(@akahiro0211)です。

今回は、「広告予算をかけずにDAUを維持する方法」という、僕が知る限りのゲーム運営のテクニックを最大限に共有するnoteを書いてみました。

ゲーム運営において、最も大事な数値はDAUだと思っています。
なぜならDAUは、現時点だけではなく、将来期待できる売上までも左右するためです。

例えば、ガチャやイベントが失敗し、想定していたより課金額が下回ったとしても、DAUさえ維持できていれば、次回の施策さえ成功させられれば大きな損失にはなりません。
ただし、ここでDAUまで落ちてしまっていると、次回のガチャやイベント実施時に良い結果がでたとしても、そもそも人が減ってしまっていて、ゲームの課金率やARPPUが上がったとしても、売上が伸びないということが起こりえます。

とはいえ、ゲームを運営していると、どうしても時間の経過とともにDAUは減ってくるものかと思います。これをいかに維持できるか、可能であれば上げられないかというのが、運営者の日々の悩みの一つであるかと思います。

ぼくは以前担当していたゲームにおいて、広告費0にも関わらず、1年間DAUを減らさずに運営できたことがあり、また、色々な会社さまをコンサルさせていただいてわかったきた情報もあるため、今回はそのノウハウを共有したいと思っております。

DAUの減少を食い止めるには、大きくわけて

・新規ユーザーを増やす
・新規ユーザーの継続率を上げる
・カムバックユーザーを増やす
・カムバックユーザーの継続率をあげる
・既存ユーザーのログイン頻度をあげる

の5つしかないと思っております。

ただし、最初の2つの
・新規ユーザーを増やす
・新規ユーザーの継続率を上げる

に関しては、予算と工数が大きくかかるパターンが多いです。

そのため今回のnoteに関しては、
・カムバックユーザーを増やす
・カムバックユーザーの継続率をあげる
・既存ユーザーのログイン頻度をあげる

この3つにターゲットを絞り、ぼくが今まで何度も実施してきて、毎回必ず効果がでた施策も含め、紹介していこうと思います。

まんまパクれば効果がでるものもあるのでw、よかったら日々のゲーム運営に役立ててください。

以下、目次となります。

【カムバックユーザーを増やす】

「カムバック」の定義は、「ログインしなくなってから30日経過し、その後再度ログインすること」とします。

要は一度辞めてしまったユーザーをいかに呼び戻せるかです。いわゆる「ゲームづくり」以外の要素で色々できることはあるので、紹介してきたいと思います。


■「〇〇記念!」と打ち出し定期的に盛り上がりを作る

ゲーム運営において、盛り上がりを作るのは超大事です。
「リリース記念」とか「1周年記念」とかでのお祭りはよくやると思いますが、もっと色々やっていいんじゃないかと思ってます。

・〇〇万DL記念(よくあるやつですが)
・リリース○日記念(100日単位がいちばん良い頻度かな)
・大型アップデート記念(何かの機能の追加などに合わせて)・クリスマス記念(季節ものはとりあえずやっときましょう)

などなど。

大事なのは、細かいことでも良いので、ユーザーが嬉しいことをたくさん詰め込んであげて、盛り上がりを演出することだと思います。
※もし施策の数が出せなくても、少なく見えないように分割して情報は伝えるべきかと。

ログボでもドロップ数キャンペーンでも、小さなUI改修でもとにかく詰め込み、盛り上がりを演出しましょう。


■定期的にアイコン変える

アップデートした際にアイコンが変わると、やめてしまったユーザーも気になって戻ってくることがあります。
※一括アップデートする人も多いので、アプリアイコンを変えなければ、アプリの更新が行われたことに気づかないことも多いです。

周年でのアプリアイコンの変更やってるところは多いですが、これは周年だけでなくもっと多くの場面で活用すべきだと思っています。ほんの少しの手間で、多くのユーザーが戻ってきてくれます。

注意点としては、「このゲーム=このアイコン」というのがユーザーが認識できるように、アイコンのベースはそのままに、文字を乗せる等の対応でアプリアイコンに変化を出すのがよいかと思います。

上記、記念日の盛り上げと一緒にやるのがおすすめです。


■Twitterのフォロー&リツイートキャンペーンを実施する

ゲームは辞めてしまったけどTwitterはフォローしたまま、というユーザーは多くいます。

そんなユーザーにリーチするため、Twitterでキャンペーンを行うことがあると思いますが、工数も大きく必要なく効果が出やすいのは、フォロー&リツイート数に応じてユーザー全員に報酬を配るキャンペーンです。

やりすぎは飽きとバラマキによるゲームバランスの崩壊を生んでしまうので、適度な感覚で運用すると良いかと思います。

※ちなみに、よくある「サイン色紙」や「iTunes card」を抽選で配るキャンペーンは、たしかにTwitterのフォローとリツイートは増えるのですが、あまりDAUに寄与する印象はありません。

また、こういったときのために、普段からTwitterはきちんと運用しておき、フォロワー数とユーザーのエンゲージメントを高めておくのが、非常に大事かなと思います。


■無料ガチャを実施する

割と一般的になりましたが、知らない人もいると思うので改めて。

「無料でガチャがひける」ということで、わかりやすくカムバックが増えます。復帰後に継続してもらうという観点からも、多くのゲームでそうしているように、1日1回形式で実施するのが良いかと思います。

※ちなみに最近だと、プリコネの例でこんなパターンもあるそうです。

本来課金してもらえた部分を極力けずらないよう、最新の注意をはらって設計しましょう。


■ガチャアイテムをプレゼントする

ユーザーが特定のガチャアイテムを選び、もらえるようにする施策です。
無料ガチャよりは一般的ではないですが、これもものすごく使えます。

おすすめのやり方としては、

・選べる対象は、ある程度過去のガチャアイテムとする
・必ず選んだものがもらえるわけではなく、ランダム性をいれる
・結果をTwitterでシェアできる仕組みをいれる

ようにすると経験上、最も効果が高いです。

これも同じく課金部分を削らないように気をつけて、ぜひやってみてください。


【カムバックユーザーの継続率をあげる】

戻ってきたユーザーも、すぐにまた離脱してしまっては台無しです。ここでは、カムバックユーザーの継続率をあげるための施策をご紹介しようと思います。


■カムバックログインボーナスを実施する

簡単にできるのはこれです。復帰したユーザーに対し、特別ログインボーナスを実施するというものです。
経験上、戻ってきてから累計で7〜10日くらいログインすると、貴重なアイテムが手に入る、みたいな設計にすると、戻ってきたユーザーが定着しやすくなります。


■育成が楽になるキャンペーン

戻ってきたユーザーは、現環境でトップを走っているユーザーと比べて遅れをとっています。そこに、ある程度追いつきやすいような仕掛けをしてあげると良いです。(とある有名ゲームの周年イベントで、これをがっつりやってましたね。)

キャラの育成をしやすくするという意味では

・育成アイテムに容易に入手できるようにする
・育成アイテムの必要個数を下げる

というのが考えられるかなと思います。

育成はゲームの醍醐味のひとつです。
復帰したユーザーの心に、再び火をつけてあげましょう。


■強力なアイテムが手に入りやすいガチャを実施する

同じく、現環境に追いつきやすくするための施策です。
また、強キャラが出たら純粋に育成したいと思う想いも強くなるという事もあります。

ただし、これを乱発するとインフレまっしぐらなのでw、それこそ周年など、「ここぞ」というときに使うと良いかと思います。

こちらも、本来とれる課金部分を極力減らさないように注意して設計しましょう。


【既存ユーザーのログイン頻度をあげる】

「DAU」という観点では、既存ユーザーのログイン頻度を上げてあげるというのも効果的です。

ログイン頻度があがるとゲームから離脱しづらくなります。さらに、生活の一部になってしまえば、遊んでいたける期間も長くなり、頻度も多くなります。


■ログインボーナスを改修する

現状のログインボーナスを見直してみましょう。
よくあるのが、リリース当時はよかったものの、現環境では対して嬉しいものがもらえないようになっている、というパターンです。

配り過ぎは禁物ですが、
・定常のログインボーナス
・不定期のログインボーナス
どちらも気を配って運用していく
と、DAUに大きく効果があると思います。

※ログボは盛り上げの一貫としても使えますね。


■1日のプレイ時間とログイン回数を保つ

担当ゲームが1日に
・どのくらいの時間プレイされているか
・どのくらいの回数ログインされているか

日々観測されてますでしょうか?

ゲームへのプレイ時間やログイン回数が減ると、ゲームへの接触頻度が減り、DAUは下がりやすい傾向となります。ここまではわかりやすいです。

ただし、特にランキング形式のイベントなどを実施した時に多いのですが、必要プレイ時間があまりにも鬼畜すぎて、プレイ時間は伸びるのにも関わらず、ゲームに疲弊してDAUが落ちてしまうこともあります。

そういう意味でも、1日のプレイ時間とログイン回数は「日々観測」して、大きく下がりすぎないように、上がりすぎないようにするのが大事かと思います。


■空白の期間を作らないようスケジュールを組む

当たり前ですが、ゲームサービスは「面白くない」状態では、あまりプレイされません。

しかし、ゲーム運営においてはもう一つ目を向けないとならない観点があり、それは「やることがない」状態です。イベントの間など、やることがない「空白の期間」を作ってしまうと、ユーザーが離脱するきっかけになってしまいます

「面白いイベントを作る」「魅力的なガチャを作る」ということとは全く関係のなく、「空白の期間が生じてしまった」などの、単純なテクニックの所でユーザーを失ってしまうのは非常に勿体無いです。

「空白の期間」を作らないように、スケジュールを組んでいきましょう。


まとめ

いかがでしたでしょうか?

紹介した施策をリストにしておきます。

【カムバックユーザーを増やす】
■「〇〇記念!」と打ち出し定期的に盛り上がりを作る
■定期的にアイコン変える
■Twitterのフォロー&リツイートキャンペーンを実施する
■無料ガチャを実施する
■ガチャアイテムをプレゼントする
【カムバックユーザーの継続率をあげる】
■カムバックログインボーナスを実施する
■育成が楽になるキャンペーン
■強力なアイテムが手に入りやすいガチャを実施する
【既存ユーザーのログイン頻度をあげる】
■ログインボーナスを改修する
■1日のプレイ時間とログイン回数を保つ
■空白の期間を作らないようスケジュールを組む

なお、これらを実施の際は、なるべくいくつかをまとめて実施するようにしてください。新イベントやガチャのリリースなどと、一緒にまとめるのも良いです。

単発の施策で盛り上がりを作るのは非常に難しいです。
かならず、ある程度の施策の物量をもって、ゲーム全体を盛り上げていきましょう。


以上になります!
ゲーム運営に携わる方に、少しでも参考になれば幸いです。

読んでいただき、ありがとうございました!

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フリーでゲーム運営のコンサルやってます。 【経歴】 就活失敗し就職留年→10名規模の受託開発会社→コロプラで複数タイトル(白猫など)のPM/プロデューサー→独立。 問い合わせはTwitter(@akahiro0211)のDMにてお願いします!
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