リゾート物件
冬が近づいてきますと、学生時代にスキー(Not スノボ)に行ったことを思い出します。
愛知県で育ったので、スキー場はちょっと足を延ばせばたくさんありました。
そこでパラレルまで習得したのですが、40代半ばになっても滑れるかは自信がありません。
もうスキーはほどほどにして、ホテルに泊まってのんびり温泉に入る方がいいな~と思う今日この頃ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
さて、そんな学生時代の思い出を噛みしめつつ、今日のテーマはリゾート物件です。
リゾート物件とは、リゾート地にある所有権を有することができる不動産です。
例としては、
①リゾートマンションの区分所有
②別荘地の1区画
などが挙げられます。
結論から言います。
絶対に国内のリゾート物件には手を出さないでください。
特に遠方で雪が積もる地域の物件は最悪です。
なぜか?
それをいまから説明します。
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例として新潟県湯沢町のリゾートマンションを挙げましょう。
バブル華々しい1988年前後、スキーブームに乗ってたくさんのリゾート分譲マンションが建てられました。
豪華なエントランス。
天然温泉の大浴場。
上越新幹線も通り、高速道路も走っております。
このリゾートマンションの1室が、現在いくらで売りに出ているかご存知ですか?
10万~50万円です。
もう完全な投げ売り状態です。
どうしてそんな状態になってしまったかというと、日本全体の貧困化と趣味の多様化です。
リゾートマンションは買ったら終わりではありません。
共益費、修繕積立金を毎月支払わなくてはいけません。
なまじ温泉を引いているため配管が傷みやすく、共益費と修繕積立金は高めです。
毎月3万円は払うことになるでしょう。
そして更に固定資産税が乗っかってきます。
つまり何もしなくても、毎月3~5万円は出ていくのです。
年間にすれば、40万~60万円くらい。
これが普段からちょくちょく利用しているのなら、まだ救われます。
ところが人間年を取ってくると、遠いのと寒いのは嫌になり、文字通り足が遠のきます。
2,3年に一回行くくらいなら、ホテルに泊まった方が完全に安上がりです。
また、趣味の多様化により、インドアでも楽しめるようになりましたし、海外旅行という選択肢も身近になりました。
つまり、雪と戯れる機会は30年前と比べて減っているのです。
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じゃあ、戸建ての別荘は?
これも伊豆の別荘が投げ売り状態なのを考えれば、答えは分かるでしょう。
確かに共益費や修繕積立金は必要はありませんが、固定資産税は必ずかかります。
そして戸建ては草刈りや木の剪定義務が生じます。
木造の建物も時が経てば老朽化します。
特に人が住んでいない家はあっという間にボロボロになっていきます。
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やはり別荘は富裕層が道楽で持つものなのです。
見栄を張って、アッパーミドル層が購入するとろくなことになりません。
『俺は生涯使うからいいよ。』
と強がっても、それを相続しなきゃいけない人がいる事を忘れないでください。
不動産は捨てることはできないのです。
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ここまで書いて、かなりあくどい事を思いつきました......。
機会があれば、記事にするかもしれません。
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