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利休さんもお菓子を食べてたの?→Yes & No

お抹茶にはお菓子がつきもの。
お菓子目当てにお稽古へ。

あれ?利休さんの頃も、同じようにお菓子を食べていたのかしら?
昔は砂糖が非常に手に入りにくかったと聞いたことがあります。
お砂糖がたっぷり入っているお菓子なんて食べられたのかしら?

その答えは、NOYES。

NO!利休はお菓子を食べていないよ!

利休さんはお菓子を食べていません。
いま私たちがイメージするような、トップの画像にあるような美しい和菓子は食べていません。
砂糖が日本に伝わったのは西暦750年くらいといわれています。
そのため利休さんの生きた時代には砂糖はすでに日本にありましたが、希少なものでした。
また、今のような和菓子に近いものが食べられるようになったのは江戸時代といわれています。
利休さんの時代には、いま私たちが一般にイメージする和菓子はまだありませんでした。
というわけで利休さんはお菓子を食べていませんでした。

YES!利休はお菓子を食べていたよ!

利休さんはお菓子を食べていました。
現代、私たちが茶道で抹茶とともにお菓子を頂くように、抹茶と菓子を頂く形式はすでに出来上がっていました。
なので、利休さんはお菓子を食べていました。
しかしながら、その菓子はわたしたちがイメージする菓子とは異なります。
具体的には、栗の実とかシイタケとかをお茶請けとしていたと記録が残っています。


シイタケと抹茶か~。う~ん、お稽古に行くモチベーションが4割くらい下がりそうですね。
(シイタケも美味しいけどさ、お菓子を期待してお稽古に行って、シイタケが出てくるとさ…ね?)
果物と抹茶なら、カロリーも控えられていいかも。水分が多い果物だと扱いが大変そうだけど栗ならその点も楽そう。

秋になったら栗とお抹茶の組み合わせを楽しもうかしら(*^-^*)

(参考資料「利休の茶会」筒井紘一著)

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