妊婦さん(妊活中含む)への小児科医からのメッセージ

18
記事

妊娠前からの準備--次のお子さんのために

妊娠した!って来た時、後悔するのは
1.風疹ワクチンを打ってなかった
2.大きな子宮筋腫が見つかった
3.子宮頸ガンが見つかった
4.卵巣嚢腫が見つかった
5.葉酸を飲んでなかった
なんてとこかな。
何の症状がなくても、妊娠する前にやっておいた方が良いことあるよ

産婦人科医さんがつぶやく「妊娠してから後悔すること」5つより

よろしかったらご覧ください。

 逆に言えば、妊娠する前に幾つか気をつ

もっとみる

お尻の洗い方

最近オムツかぶれや肛門周囲膿瘍で来院する赤ちゃんが多くなりました。ここでおしりの洗い方について書いてみようと思います。

傷をこすると痛い

 まず基本的なことは「傷をこすると痛い」のは赤ちゃんも同じです。荒れているお尻をお尻拭きでこすると痛いのは当然です。まずはシャワーやタライなどで洗いましょう。こする必要はありません。

 その後はタオルなどを押し当てるようにして水気を取ります。ここでも、こす

もっとみる

赤ちゃんが泣きやまない~泣きへの対処と理解のために~

人は自らがコントロール出来ない問題があると、イライラするものです。ましてや子育てで疲れている時に、むやみに無く赤ちゃんがいればなおさらなことです。

 「赤ちゃんは泣くのが仕事」なので、泣くのは誰のせいでも有りません。そして、その仕事はしばらくするとお休みになります。

 思わずカッとなって赤ちゃんを激しく揺さぶってしまうと「乳幼児揺さぶられ症候群」になることもあります。

 カッとなってしまうそ

もっとみる

日本でも乳児用液体ミルクの実現を

4月14日から平成28年熊本地震が続いています。熊本は去年病児保育の勉強会のため訪れた場所でもあります。数ヶ月の差ではありますが自然から見れば誤差の範囲でしか無く、私が地震に巻き込まれていたかもしれません。地震の速やかな収束と一日でも早い復興を願ってやみません。

 被災者の人たちの中には自宅から離れることを余儀なくされ、避難所暮らしをしている方々もいます。赤ちゃんのいる家庭で問題になってくるのは

もっとみる

赤ちゃんが食べてはいけない1:ナッツ類

赤ちゃんの離乳食を始めるのはいつごろがいいでしょう?最近は早すぎもせず遅すぎもせず5-6ヶ月と言われています。

 何を食べさせていいのか、悩むところはあります。食事についてはあまり制限したくないのですが、食べてはいけないものを挙げてみることにします。

 まずはじめに書くのはナッツ類です。

 ナッツなんて赤ちゃんに食べさせるわけはないと思いますが、赤ちゃんはついつい目の前にあるものを掴んで口に

もっとみる

赤ちゃんの頭を揺さぶるのは禁止。ストレスを感じたら、一呼吸。

ヒトの赤ちゃんは生まれたばかりはできないことが多すぎます。神経の周りに信号を伝えるのを補助する「鞘:さや」が発達することで、運動・感覚・思考力などが発達します。鞘ができることを「髄鞘化:ずいしょうか」といい、無髄神経と髄鞘化された神経とでは、5-100倍ほど伝達速度が違うと言われています。ヒトは産まれてから様々な機能が発達しますが、これは髄鞘化に寄るところが大きいのです。ヒトで全ての髄鞘化が完了す

もっとみる

毎日成長する赤ちゃんは、毎日注意

時々「赤ちゃんが転落した」と連絡があります。その時、私達医療者は色々な方法で虐待ではないか調べます(これは、保護者を責めるためではなく、親子が健やかに凄せるためです)。

 多くの場合は、「赤ちゃんをソファーに置いていて、気がついたら赤ちゃんが落ちて泣いていた」というものです。寝返りをしないはずの月齢の赤ちゃんがどうして転落したのでしょう?だんだんと脚力が強くなり、ソファーの背もたれ側を蹴っている

もっとみる

偽母乳:「完母」の呪いをかけるのはやめよう

赤ちゃんが生まれて自らの母乳で育てたいというのは、母親の根源的欲求なのかもしれません。

 たしかに、母乳は素晴らしいものですが、(母乳を崇めるためか)ミルク栄養を貶める内容のネットや本が一部にはあります。結果として母親が追い詰められるとしたら、残念なことです。

 日本から以前から「もらい乳」という習慣もありましたし、母乳バンクというものがあります。公的機関が感染症などをチェックした上で、必要な

もっとみる

男の子の包茎は、全部ムキムキする?

5年ほど前に書いた記事を、一部編集して転載します。
男の子を持つお母さんの悩み・包茎と「むきむき体操」について

 子どもの包茎の治し方で、「むきむき体操」というのがあるそうです。

http://baby.goo.ne.jp/member/ikuji/skincare/5/03.html

 父親や医療従事者にとっては笑い話に思えるかもしれませんが、若いお母さんには深刻な問題です。包茎に関する知

もっとみる

突然の発熱・けいれん!!

夜間の小児救急は大変混雑し医療資源もスタッフ(研修医)も疲弊します。とある小児救急の先生は、受診抑制は患者教育ではなく、待ち時間とお金です、と答えていました。病院の場合紹介状がない初診では、自己負担金が増えるのですね。

 比較的スタッフの多い都心ではそれでもやっていけるかもしれません。しかし、医療崩壊が叫ばれて久しい地方(都心でも医療崩壊はありますが)では、とてもそんな余裕はないでしょう。病院は

もっとみる