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川谷絵音の魅力とは(indigo・ゲス乙女編)

*半年前に電子辞書に突然書いた文章を改変し、公開しています。

邦ロック界では知らない人はいないであろう。川谷絵音indigo la Endゲスの極み乙女。ジェニーハイichikoro美的計画を率いるアーティスト・作詞作曲者である。また、ゲスの極み乙女。のベーシストでもある休日課長を中心に結成されたDADARAY、ゲスの極み乙女。のライバルバンドという人選のセンス、ボカロPとして学生気分、独自の公演を行う独特な人など数多くをサポート・プロデュースし、他のアーティストに作詞作曲の提供も行う。説明書きだけでもこれだけ長いが、どれもその内容・表現中途半端ではないことを1つずつおいながら説明する。

indigo la End」川谷が最初に結成した4人組バンド。失恋をもとにした歌詞と歌声のように嘆くリードギターのメロディーは多くの人を魅了している。現時点での最新アルバム「濡れゆく私小説」は彼らの世界観が存分に味わえるアルバムだ。私はindigo la End(以下indigo)の楽曲を聴く時、よく目を瞑る。目を閉じて聴くと、目の前に、思い描く彼女と都会すぎず田舎すぎない街並みが浮かんでくる。未だに愛は分からない、これからも分からないだろうけどきっと支えてくれるものがindigoにはある。そして歌詞、これはもちろん川谷自身の経験もあるのだろうが、知らない私にそっと寄り添ってくれる。なにかを決断しないといけない時、あえてindigoから浮遊感を得るのはどうだろうか。

ゲスの極み乙女。」わずか数年で紅白出場にいくまで次々とヒット曲を生み出しているこのバンドは、2010年代前半の音楽シーン、そしてその先の現在まで強く影響を与えたはずだ。しかし、大衆的な音楽を作り続けていたわけではない。むしろ、このバンドが世間を変えたのだ。もともとそれぞれが遊びに近い形で結成したのもあり、結成当時の楽曲は世間に対し毒づく曲が多かった。それが大きく変わったと言えるのが、「キラーボール」。恋愛や社会に踊らされている私たちの生活を4つ打ちであえて刻んだ。それから7年後の今、メンバーはさらなる技術を身につけて良い曲を更新し続けている。それが堅調に現れた「秘めない私」では、本来ならドラムパートのほな・いこかが川谷とのツインボーカルで構成するといういつも以上に歌が強いものでありながら、ベースとキーボードでリズムを残すというゲスの極み乙女。(以下ゲス乙女)らしさもあり、革新的な楽曲であった。ゲス乙女は、比較的明るめの楽曲が多いが、まるでスルメのように何度も味わっていくと変わっていく。そして、楽曲の裏にある表現が見えてくるかもしれない。凄く素敵なこのバンドをただの流行りの浮き沈みで見て欲しくない。注目して欲しい。


少し長いので、今回はここまでにして...

次回、残りの活動をまとめたいと思います。

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