見出し画像

乱世を生き抜くためのカラオケ術

カラオケ。

職場で行くカラオケ。

やだなー怖いなーと稲川淳二みたいになってませんか?

でも「カラオケを制する者は会社を制す」という言葉があるように、カラオケでの振る舞いをちょっと気をつけるだけであなたの評価はうなぎのぼりです。

ゴルフを頑張る、お酒を頑張る、それもいいでしょう。しかしゴルフより時間効率がいいですし、お酒より次の日に影響しない。どうせ避けられない強制イベントならうまいことやりたいと思いませんか?その秘策をお教えします。

その1 みんなが知ってる曲を歌う

まず考えて欲しいのは、職場で行くカラオケはあなたのワンマンライブではないということだ。

別にあなたに一般的には知名度が低いけれども素晴らしい珠玉の一曲を教えてもらいたいわけでもない。

井上陽水のコンサートで「能古島の片想い」や「いつもと違った春」が歌われればファンは歓喜するだろうが、残念ながら上司たちは君のファンでも井上陽水のファンでもない。

というわけで誰もが知ってるであろう曲を選ぶ、これが簡単そうでなかなかできない第一関門。

誰もが知ってる曲を選ぶことによって曲を知らない責任を自分ではなく知らない人に転嫁することもできる。これは社内で生きていく上で必須のスキルでもある。

誰もが知っている曲とはその年めちゃ流行って紅白に出たくらいのイメージだ。ただ、おじさんは最近の曲を知らないので米津玄師とか歌ってもダメだ。「若いね〜」で終わってしまう。米津玄師の場合、歌い方も気合を入れれば入れるほど寒くなってしまう。

星野源でいうなら「恋」一択。これは外さない。知らないなら知らないお前が悪いという趣旨のことをやんわり言える。「めっちゃ流行りましたよねー」みたいな。「SUN」ではブレイク前から知ってましたよ上から目線がどうしても出てしまうし、「family song」は盛り上がりに欠けてつまらないし知名度もない。「アイデア」はギリギリだが、どうせおじちゃんたちは朝ドラ見れないから大事を取って避けたほうが無難だ。

その2 盛り上がる曲を歌う

職場カラオケの目的とは何か?それは盛り上がって一体感を高めることだ。だからアゲアゲな曲を歌うべきであって、しっとりバラードは彼氏彼女と行った時にとっておくべきだ。

今年で言えば断然DA PUMPの「U.S.A.」だろう。歌って踊れればさらによいし、踊れなくてもウェーブしとけば誰かが代わりに踊ってくれる。

それにDA PUMPはそもそもおじさんたちの時代のグループだ。某事務所の圧力を受けまともに活動できなかった時代を臥薪嘗胆して某事務所の権威が落ちた時代に再びムーブメントを巻き起こした!そんな話を嫌になるくらいしてくれるはずだから、それをニコニコと聞いておけばそれだけで社内で色々やりやすくなるだろう。

若めの席であれば盛り上がってた頃のAKBでもいいし、もう少し年齢層高めならゴマキセンター時代のモー娘。の曲でもいい。(モー娘。だからといって「愛の種」や年号がついてからの曲を選ぶと独自の戦いを余儀なくされる)みんなが一体感を持って盛り上がることが大切だ!何のために来てるかを今一度よく考えること。学生時代の時のように正解が教えてもらえるわけではないが、正解は存在するのだ。

その3.ロードを歌わない

THE 虎舞竜の「ロード」は200万枚の売り上げを記録した大ヒット曲だ。音域も狭いためカラオケで歌われることも多く、潤沢なカラオケ印税で高橋ジョージは仕事をせずとも食っていけるとされている。しかしながら、「ロード」をあなたは歌ってはいけない。絶対にだ。歌えば職場カラオケには出禁、出世の道は永遠に閉ざされるだろう。(影響には個人差があります)なぜそんな扱いを受けるのか?さっき盛り上がる曲を選べと言った。「ロード」はその対極である。次の人がどんな顔をして歌えばいいかわからなくなってしまう。盛り上がりに来てるのに盛り下げる奴には枢要な仕事を任せようとは誰も思わない。この際、彼女の死因や全部で14章あることはどうでもいい。そんなやりとりはもう1億回くらい繰り返されたのだ。あなたが知らないだけで。先人へのリスペクトもなく、次の人を困らせ、高橋ジョージに印税を捧げる、役満、いや厄満である。その場でクビになってもおかしくない所業だ。

何でもないようなことが 幸せだったと思う
何でもない夜のこと 二度とは戻れない夜

どんな顔してみんなこれを聞くのか考えたことあるのか!こいつは責任感に欠けると評価されても何も言えないだろう。

その4.職場カラオケに向けて

有名な曲でも割とトラップがある。ミスチルの「Tomorrow Never Knows」の入りや米米CLUBの「浪漫飛行」の最後の「トランク1つだけで」のリズムなど、間違えやすいポイントというのがある。そこをクリアーできれば「こいつ若いのに頑張ってるな!」と評価が上がること間違いなし。そのためには歌うと決めた曲を毎日聞いて毎日風呂で歌おう。「職場のカラオケなんてやってらんねー」と斜に構えるのも構わないが、そういう細かいところを頑張る奴を上は見ている。可愛がられるようになればつまらない仕事ももっとおもしろくなるはずだ。このnoteが何かのプラスになればこれ以上の喜びはない。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?