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「ランナー膝」と診断されて。

「おそらく、『腸脛靱帯炎』だと思います。」

昨日の夕方。
膝の痛みに悶えながら訪れた整形外科にて、そう診断された。


「ランナー膝」とも言われる症状らしい。
おしりの筋肉から脛の骨まで伸びている靱帯の炎症。

自分もついに「膝の爆弾が爆発する」経験をしてしまったのか、と思った。


きっかけは、最近日課としていたランニング。
今年の正月三が日終わりくらいから、正月太りが気になるな、自分の体型が緊急事態だな、と思い、1日あたり2マイル(≒3.2km)走ることをノルマにランニングを開始。
走れない日が1日あれば、翌日に2日分走るなどもして帳尻を合わせつつノルマをこなしてきた。
今月に入ってからは、仕事などとの兼ね合いもあって毎日走ることが難しく、週末にまとめて長距離を走ることも多くなっていた。

昨日もその例に漏れず、長距離ランを実施。
もう1週間ほど走れていなかったので、ノルマ挽回のためにハーフマラソンに近い距離を走る計画となってしまった。
それでも、割と長距離のランニングにも慣れてきた自覚があったので、今回もいけるだろうと思い走り始めた。

前半はいつもと変わらないペースで走り続ける。
だけど、5~6kmほど走ったあたりから、少しずつ右膝が痛み出してきた。
でも、ここ数日の日常生活ではなんともなかったし、一時的に痛んでいるだけかな?走ればそのうちなんともなくなるかな?と思い、走り続けた。

さらに走り、7~8km地点ぐらいで耐えられないくらいの痛みになってきてしまった。
お皿の外側あたりがすごく痛む。
今日はもう、走り続けるのは無理だと諦め、帰ることにした。
自宅からだいぶ離れた場所に来てしまったので、そこから一番近い駅まで歩いて電車で帰った。
駅まで歩く道のりの途中でも、右膝がどんどん痛んでいくのが分かった。


帰宅。
この時点ではもう、階段の上り下りは勿論、普通に歩くのさえ難しいくらい痛みがひどくなっていた。
右足はほぼ引きずっていた。
最寄りの整形外科を探し、向かうことに。
もう土曜日の夕方だというのに、受付をしてくれるところがあって有難かった。

ただ、そこまで向かうための手段…
自分が使えるのは「自転車」しかなかった。


タクシーとかにすればよかったよチクショウ!!
そんな後悔もしつつ、一度乗りかけた船、いや、チャリで病院まで向かう。
ペダルを漕ぐたびに曲げ伸ばしされる我が右膝。
激痛をおして、なんとか病院に辿り着いた。
右足を引きずりながら受付へ。
「満身創痍」とは、今の自分みたいな状態をいうんだと思った。


受診。
レントゲンを撮ったり、触診をされたりして診断されたのが、先述の「腸脛靱帯炎」。
書けるけど読めない…。
「ちょうけいじんたいえん」と読むらしい。

ランニング時に膝の曲げ伸ばし運動を繰り返すことで、靱帯が膝の骨とこすれて、それで炎症に繋がるのだという。
調べてみると、特に長距離ランナーに見られる症状だとか、O脚の人は発症しやすいだとか書かれていて、どちらもまさしく自分のことだ…と思ってしまった。

そういえば、これまでのランニング後もストレッチとか、膝を労わるようなことを特にしていなかったな…と思い出し、そのことをひどく後悔した。
と同時に、自分のこれまでの生活の中で「足が担ってきた役割」の多さも改めて実感した。

日課のランニング。
時々やる都内での長距離散歩。色んな場所の空気を吸うのはリフレッシュには欠かせない。
最近購入してよく乗っているクロスバイク。
旅先での徒歩移動。観光地でも、急な階段とかを上った記憶がいくつもある。
その他、日常の様々な動作…。


歩くことすらしんどくなってみて、そうしたことができるのって当たり前じゃないんだな、と気づかされた。
今は湿布や飲み薬のおかげでだいぶ快方に向かっているけど、まだ完治しているとは言えないし、ここで調子に乗って歩き回ってまた症状悪化…とかにならないようにしたい。
それほどまでに、また歩けなくなるのが怖い。

勿論、ランニングもしばらくお休み。
再開できたら長距離をまとめて走るのではなく、無理のない距離を毎日コツコツ走ろう。あと、走った後のアフターケアもちゃんとやろう。


「足は第2の心臓」なんて言葉もありますし、健康状態が顕れやすい部位…
皆さんも自分の足の調子にはお気を付けください。
そんなことが言いたかったのが、今回の記事になります。


◆参考 こちらの記事を読んだりしました


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