見出し画像

『ポケカアドベントカレンダー 3日目』 妄想環境考察録 SMSSレギュ編

初めましての方は初めまして、そうでない方は約2週間ぶりでしょうか。AKといいます。

今回はポケカアドベントカレンダーという企画の記事になります。(本企画概要については下記リンク参照)

ポケモンカード Advent Calendar 2022 - Adventar

簡単に言えば12/25まで皆でポケカに関する記事を書こう!読もう!感想をワイワイ話そう!という企画です。主催であり調整仲間であるいちょーさんにお誘いただくというか勝手に頭数に入れてもらう形で参加した次第です。

まず初めに、今回は僕のことを全く知らない方が殆どだと思うので簡単に自己紹介させていただきます。

AK(えいけい)といいます。
元々はゲームのシングルレート勢でしたが、SMシリーズの超爆インパクト辺りからポケカを始めた九州圏のプレイヤーです。
自身の最高成績はPJCS2022ベスト32、最も思い入れのある出来事は「でたとこバトル」の予選で一番好きなポケモンであるフライゴン入のデッキを引き当てて優勝したことです。ゲームでよく使っていたクチートやラティアスも好きなポケモンです。
普段は自身が参加した大型大会等の振り返りをnoteに書いてひっそり投稿しています。もしよろしければそちらもご覧になってみてください。

今回の企画では大好きなポケカ昔話や他TCG関連のお話を沢山聞けそうでとてもワクワクしています。皆さんと一緒にこの企画を楽しみたいと思っています。よろしくお願いします。

さて、前日の記事は同じく調整仲間のともぽんさんのポケカの練習に関する記事でした。参考になると思うのでまだご覧になってない方は是非。

前日の記事に関連して少しだけお話させていただくと、ポケカの練習に関して僕が常日頃意識していることは「自分が練習相手としての価値があるのか?」ということです。
ポケモンカードが強い人は沢山いますが、どのように強いかは人それぞれです。デッキを新しく作ることが上手い人、デッキをチューニングするのが得意な人、環境読みが正確な人、プレイミスが少ない人…或いはこのような強みを複数持っている人もいます。
複数のプレーヤーが集まって練習するなら、自分の強みを活かし合い、互いの弱みを補い合うことが理想です。
早い話、ギブアンドテイクの関係でいたいなと考えているということです。僕が定期的に備忘録を書いているのも、思考の整理や言語化が上手くできたら強みになると考えているためです。

これ以上話すと相当長くなってしまうのでそろそろ本題に入ります。

SMSSレギュ(仮)との邂逅


さてさて、アドベントカレンダー企画へ参加したはいいものの、題材なんて何も決まってなかったため、何を書こうかなあ〜と考えていた折、ポケカ公式チャンネルの重大発表的な動画予告がありました。

https://youtu.be/VhEQ2Pooeg0

その内容について様々な憶測が出る中で新しいレギュレーションの制定説というものが出ていたことを思い出しました。
このような説が出た背景には、人が増えたことでエクストラバトルの日やエクストラレギュレーションが出た際に重要なパーツの高騰が目に見えるだとか、カードが増えすぎてエク環境の整備が間に合わないからカードプールを一段階狭くした方がいいんじゃないかとか様々なものがあると思います。


そんなことはどうでもいいんですがこのsmシリーズとssシリーズが使えるレギュ、めちゃくそ面白そうやな〜って思っちゃいました。

あ、じゃあこれについて書くか(テキトー

ということで今回の題材は存在しない架空のレギュレーションに置ける環境考察になります。

注意事項として
・後述しますが、僕個人の一存で勝手にカードプールを狭めることがあまりよろしくないと考えているため禁止制限の類は非常に緩いものを想定しています
・可能な限りかつて存在したデッキリスト等や公式のリストを参考にリスト作成を行ってますが、どう考えても絶対入るだろというカードが抜け落ちてる可能性があります。ゾロアークバレットのリストを作ってて《メタモン♢》入れ忘れてたりしました。
・本稿に掲載しているリストは全てAKの机上論によって構築されています。一人回し等は一切行っておりません。CL京都のデッキ一切決まってないから架空レギュの記事なんて書いている場合ではないです!

あくまで参考程度にご覧ください。(存在しないレギュに参考とかあるのか?)

SMSSレギュ詳細

カードプール…セグメントマークA〜Fに存在するカード
禁止カード…《ムウマージ》、《ジュジュベandハチクマン》

禁止制限についてですが、なるべく広いカードプールで考察したい為、smシリーズおよびssシリーズのスタンダードレギュにおいて禁止となったカード2種類のみ、SMSSレギュにおいても依然として驚異的であると考えて使えないものとします。

スタンダードレギュレーションにおける使用できるカード変更のお知らせ | ポケモンカードゲーム公式ホームページ (pokemon-card.com)

他にもいくつか存在が不健全な組み合わせがあると思いますが一旦は目を瞑ることにします。

基本的な情報の整理

・ポケモンのインフレーション
まず挙げられる前提はポケモンは都度インフレしているということです。GX→GXtagteam→V・Vmax→Vstarのカードをそれぞれ見比べれば一目瞭然かと思います。ルールを持たないポケモンにおいても1シリーズ前に出ていれば環境入りしていたのでは?と思われるようなものもチラホラあるように感じます。
基本的にメインアタッカーはD~Fマークに存在するポケモンを使う方が強くなりがちですが、固有の能力を持つ一部のポケモンはこのレギュにおいても主力足りえます。
また、アタッカーではないサポート要員のポケモンにおいてはA~Cマークにも強力な能力を持つポケモンはたくさんいます。

・トレーナーズのカードパワー
ポケモンのパワーは都度インフレしていると前述しましたが、それとは逆にトレーナーズ等のカードはデフレさせることで全体のゲームバランスが調整されているように感じます(一部例外あり)。
A~Cマークで強力なトレーナーズとして思いつくのは、《グズマ》《アセロラ》《マチスの作戦》《リセットスタンプ》《タッグコール》《フィールドブロアー》etc.
特に《グズマ》《リセットスタンプ》は登場してからレギュ落ちするまでゲームの根幹を担うような位置づけにあったと記憶しています。

以上の二点を踏まえると、SMSSレギュのデッキを考える際はSSレギュの環境デッキ+SMレギュの強力なトレーナーズの足し算がスタートになります。

「ルールを持つポケモンを除く」
この文言の初出は「連撃マスター」収録の《エンペルトV》です。

出た当初は「なるほどね~」と感心してました


それまでは「ポケモンVは除く」「ポケモンGXは除く」というように表記されていました。この文言があるカードの効果は基本的に強力で、主にカードパワーの低い非ルールのポケモンにバフをつける目的でデザインされています。
当たり前ではありますが、「ポケモンGXは除く」と書かれたカードの効果は「ポケモンV」に適用させることができます
つまり組み合わせたらとっても強いです(小並感)。

1.ルギアVstar

さて、基本的なことはおさらいしましたのでここからはデッキリストを作りまくってぶん投げていきたいと思います。

まず最初に考えるなら現行スタン環境トップに君臨するルギアVstarが丁度よいでしょう。

とりあえず現行スタンのよくある形に全色持つエネルギー相性良さそうなスタジアムスタジアム割れるカードと、あと使う必要あるのか分からないけど勿体ないからGX技要員を追加して…

できました!

デッキコード[HnNgQg-1LeRbe-ngLnLn]

僕だけ京都CLで使わせてくれん???

注目ポイントは4つあります。
まず1つ目に《レインボーエネルギー》《カウンターエネルギー》が増えてルギア以外のサブアタッカーが使いやすくなってます。《レスキュータンカ》のおかげで同じアタッカーの使いまわしも利くようになってるのが◎

2つ目にアクジキング二種が追加されたことでサイド取得手段のバリエーションが滅茶苦茶なことになってます。エネは重いですが素で120ダメージでるため《ムーランドV》がいなくなりました。《ビーストエネルギー♢》を採用すればレジ系統も一発で倒すことができます。GX技打てないの勿体なくね?で追加された《アーゴヨン&アクジキングGX》は存外簡単にカオスオーダーGXを打てそうですしやりたい放題ですね…。特性の暴食でアーケオスをトラッシュできるおまけもついてます。

3つ目に妨害スタジアムへの対策がとても強くなっていることです。《マーシャドー》は雑に置いてもバトルスタートしても機能します。《混沌のうねり》もリソース管理が難しいこのデッキにおいて雑に貼っても機能するのは非常にありがたそうですね。《フィールドブロアー》は言わずもがな。

4つ目は《グズマ》のおかげで「麻痺に対する対抗手段に乏しい」という現行スタンにおける大きな弱点をちゃっかり解決してる点です。もう事故以外怖くない

尚、前のめりに組むのが良さそうだったのでリセットスタンプは抜きました。
手札干渉+《トリプル加速エネルギー》+《満タンの薬》+《ワンダーラビリンス》のような形でルギアをメインに据えるリストも面白そうです。


2.ギラティナVstar

個人的には既に腹いっぱいなんですがそれではせっかくの企画記事が寂しすぎるのでまだまだ頑張ります。

今でこそTier1ではなくなりましたが、Bマーク以来のロストギミックを携えて登場した《ギラティナVstar》は登場して最初の大型大会でしっかり優勝の座を手にするほどの圧倒的なパワーを有しています。

次は《ギラティナVstar》デッキにBレギュで登場したロスト関連カードを沢山入れてみましょう!

【デッキコード】XyEMpy-XW5FgB-MSRpME

現行スタンのロストギミック自体が強すぎて6枚しかBレギュのロスト関連カード入れられなかった。

見た目パッとしないですが《ロストミキサー》でロストゾーンが貯まる速度が増してはいるはずなので序盤で《アクロマの実験》以外のサポートが打てると安定感が上がるかなと考え《マリィ》を採用しました。

後は《ワタル♢》《サンダーマウンテン♢》がおしゃれですね。実用的かはちょっとわかりませんが雑にロストゾーンにいってくれるだけで仕事してるといえるのでまあいいでしょう。


3.パルキアVstar

ルギア、ギラティナときたら次はやはりパルキアでしょうか。
裏工作基盤をもとに組まれたものが主流で長らく環境トップに君臨していましたが、せっかくなのでSMSSレギュにおいて個人的におすすめな基盤をパルキアと合わせて組んでみました。

【デッキコード】X2MEpy-ZJuuwn-yXMM3M

《ジラーチ♢》+《猿知恵ヤレユータン》+《地ならしマグカルゴ》ギミック、これはBCDレギュで一度存在していたものになります。《セキタンザンVmax》のデッキに入ってましたね。大好きです。

最早アルセウスとディアルガ抜きでもサイドを多く取ってしてしまうパルキアですが、流石に足回りのカードが少なすぎるので実際に回すならピン差しのカード数枚はサーチカードやサポートに回すべきかなって思います。


…ところで何か不穏な組み合わせが見えませんか?


うわああああああああああああああああああ


4.クワガノンV

遂に登場しました、SMSSレギュ(仮)屈指の凶悪コンボの《やぶれかぶれマーシャドー》+《回収ネット》
敢えて言葉を選ばずに言うと、単純明快なクソなので流石に《やぶれかぶれマーシャドー》を禁止として扱った方がいいのでは?と思いましたが、面白そうだし当初の考えに準じて使えるものとしました。
せっかくだからもっと妨害に寄せたいねという話の流れになり生まれたデッキがこの《クワガノンV》軸の雷デッキです。

【デッキコード】nLgHnn-xDuYWD-PLNgLL

うーん、120点

先1から何度も手札干渉されるうえ、後1から平気でグッズロックが飛んでくるのはあまりにも鬼畜ではありますが、
強力なGX技、プリズムスター、TagTeam関連カード、強力なV、強力な特殊エネ、輝くポケモン、Vstarパワー、etc.
各マークの強力なカードがこれでもかと言わんばかりに詰め込まれた、SMSSレギュとはこういうものだと物語ってくれるような美しさがあるリストだと僕は感じました。
やはりBCマークの雷強化パーツのラインナップは目を見張るものがありますね…。


5.アルセウスVstar…?

先ほどのリストが相当きれいなのでもうこれで仕舞でもいいのかなと考えましたが、まだ本稿に載せていない、重要なデッキタイプがあるのを忘れてました…。

そう、ハンデスです。

多くのカードゲームで存在するデッキタイプでありながら、ポケカにおいては禁止制限を受ける対象の最たる例の一つです。ポケカではハンデスによって動きを止めるデッキをシャドバの有名なカードから「超越」とも呼ばれたりします。

このSMSSレギュ(仮)においてはエクストラレギュレーションにおいて禁止制限を受けている多くのハンデス関連パーツが使えます。

先日のシティリーグで使用したそして敢え無く爆散したドガスミュウのリストに《オリーヴ》を採用することを相当真剣に考えるくらいの妨害好きの僕ですから組まないわけにはいきませんね…。

という流れでとりあえず組んでみたものがこちら

【デッキコード】LgnN66-xFfFru-gHnNnL

成功率何パーセントあるんでしょうか???

レギュレーションチェックしたら真っ赤でちょっと面白かったです()
僕には限界があったので、我こそはという方は挑戦してみてください。


6.まとめ

僕は企画記事の題材をこれに決めてから2~3週間ほどデッキの試作をしましたが、結構楽しかったです。特にパルキアなんかは時間があれば一人回しをして煮詰めてみたいですね…。
ただ実際に遊ぶならちゃんと禁止制限は設けないとなとも思います…当たり前といえば当たり前ですが。仮にこのレギュで大会を開くなら追加でやぶれかぶれを禁止にして、超越の類が猛威を振るったら追加で禁止制限をかけていく…という感じでしょうか。
でも久しぶりに先行やぶれかぶれでワイワイするのもいいかもしれない…?とちょっとだけ思いましたが気の迷いですかね。

本稿を読んでくださった皆様はいかがだったでしょうか。SMシリーズを遊んだことがある人は久しぶりに見たカードに懐かしさを感じたり、SSシリーズから始めた人の中にはこんなカードがあったのかと驚いた方がいたりするかもしれません。

SMSSレギュは公式で設定されている遊び方ではありませんが、機会があれば是非遊んでみてください。また本稿の感想や、SMSSレギュデッキの新たなアイデア、遊んでみた感想等々あればTwitterハッシュタグ#ポケカACをつけてツイートしていただけたら幸いです。

明日以降もアドカレ企画の記事が投稿されるので是非ご覧になってください。
明日はユーキャンさんがポケモンカードの裁定に関する記事ということです。CL京都が間近ですし参加者だけでなくYouTubeで観戦予定の方も読む価値アリ!だと思います。

最後におまけとして記事構成の都合で没となったデッキリストをいくつかおいてます。興味のある方はご覧になっていただければと思います。

また本稿への感想やご意見等あればTwitterのDMまでお願いします。

ここまで読んでいただきありがとうございました!

えいけい(@A_K_ptcg)




おまけ

・ADP

こだわりベルトの登場で220(230)+30+30と出るのでVstarをしっかり倒せます。2種の封印石がややオシャレ。

・クワガノン(エレキブラスター)

あんまり変わる箇所がなさそうです。当時のスタンレギュの時点で既に相当な完成度だったようです。

・幻影変化

ハンドレスが好きなので《ビーダル》ではなく《采配ヤレユータン》が入ってます。ロストバレット対策の《におうだちゴーリキー》は流石にマストで入るかもしれませんね。

・超越part2

実はこっちのほうがちゃんとしている説はありますね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?