わたしに高校で生まれて初めて彼氏ができて、それが完全に終わるまでの2年間の思い出を語る❶

1話目。はじまり。
まず何故急に過去の恋愛の思い出を書こうと思ったのか、
このnoteを私が利用していることを教えている唯一のリアルな友達がいる。今回はこの子については書かないのだが、昨日電話を2人でしていて、私のnoteをとても楽しみにしてくれていると言われた。とても嬉しい。(大したことは書いてないのだが)
その友達は高校も違うし仲良くなってまだ1年経ったくらいの仲で(むしろそんな短期間でnoteを書いてることを教える唯一の友人になるなんて1年前は思ってもなかったのだが)、今日までお互いの話をたくさん話し合ったといえど、言えてないこともたくさんある。
そこで、彼女から過去の恋愛の話をnoteに書いてやとリクエストをもらった。直接話した方が早いのだけど。笑 どっちにしろいつか書こうと思っていたので、きっかけを貰った事だしゆっくり思い出していこうと思う。ただの回想ブログ。





私は高校1年のときに当時所属していた吹奏楽部の1つ上の先輩を好きになり、高校2年のときに告白して付き合い、3ヶ月後には別れた。という今となっては思い出と言える過去がある。先にいっておくとこれが完全に吹っ切れたのは2年の終わりの、先輩の卒業式だった。
2年間+αの、私と先輩の恋愛の話。

私は高校に入ってすぐ吹奏楽部に入った。最初、私は中学での部活で担当していたフルートのパートに入りたかった。でも私の高校の吹奏楽部はとにかく人が足りておらず、私が入った時には同じ新入生の部員は私含め2人しか居なかった。その時パーカッションのパートが誰も人がいないという致命的な状態で、私は促されるままフルートをしたかったなと思いつつパーカッションパートの担当になった。
その後から同じ新入生が4人増え、その内の1人が同じパーカッションになって、ふたりで頑張っていくことになった。(話を書きやすくするために、この子を「りこ」と名付けるね。)でも教えてくれる先輩がパートに居ないという状況。
そこで教えてくれることになったのが、私が好きになる、当時トランペットを担当していた男の先輩だった。先輩は、中学でホルンとパーカッションをしており、高校では訳あってトランペット担当になったと聞いた。部で打楽器を教えられるのがその先輩だけだったので、私とりこはその先輩に毎日教わった。第一印象は背が高くて、とてもモテそうなビジュアルで、少しチャラそうな、気さくな人。

1番初めにちゃんと仲良くなれたのは、多分パートが決まって直ぐに、放課後に私と先輩とりこと3人でドラムスティックを買いに行った時。素人ふたりで選んで買いに行くのは不安ということで先輩に着いてきて貰うことになった。全然その時は恋愛感情なんて無かったけど、シンプルに学校の人と放課後寄り道して買い物、ましてや男の先輩と、なんて、それだけでテンションが上がった。
帰りに駅で3人でしばらく立ち話をした。ちょうどその時りこが高校の最寄り駅の交番のお兄さんに一目惚れをしたという話が部で話題で、私と先輩でイジってた。流れで先輩の今までの恋愛の話も聞いた。私はひゃ〜〜😳😳っていう気持ちで聞いてて、何故か私とりこが赤面してた。○○(私)はなんか話ないん??とか言われて、私も中学の時の話をしたら、○○可愛いやん〜〜!!って2人に言われた。とても楽しい、高校入学して初の楽しい寄り道だった。

ここで始めて先輩とLINEを交換した。初めてしたLINEは、「無事にちゃんと帰れた?あんなに○○照れると思わんかったわ笑」みたいな感じだった。  

これがきっかけだったのか、私と先輩はとても仲良くなった。ドラムスティックを買いに行った日から毎日LINEを続けて、今思えばほんとにどうでもいいことでも話が続いた。6月の体育祭では、応援団の演舞は先輩ばっかり見てた。カッコよかったですよ〜!!って言った。
当時私は人の少なさや未経験ながらコンクールでの重要な楽器を任されたり、りこが普段から忙しいで有名の学科に所属しており、なかなか部活に来なかったりと、と部活で悩むことが多くて、大変そうにしてると、大丈夫?って言ってくれた。LINEでも言ってくれてたと思う。(もう3年前の話なのでここら辺はうろ覚えだが)
私は同期の中では一番先輩に気に入られていた。

そんなある日、2人でマクドに行こう、という話になった。多分ちょっとどっか寄り道しよや〜みたいな話にLINEでなったのだろう。1年の夏休みくらいの時期だったと思う。
行く日は決まり、その日の部活がおわったあと私はちらちらと先輩にアイコンタクトを送っていた。(帰る??)(もう出る、?)(めんどくさくなるからばれたくないって話したけど上手いこと2人で帰れますかねこれ??)と。
そしてうまいことふたりで部室は出れたのだが、別の当時3年の先輩も同じタイミングで出てしまい、流れで3人で帰ることになった。駅まで3人で歩きつつ話しつつ、私は先輩と2人でマクド行けるんかこれ、、?と不安だった。このままだと3年の先輩にバレないように自然に解散になるかも、、。
でも運良く、その3年の先輩は別の路線で帰っていった。私はその時、とてつもない安心感と喜びを感じたのは今でも忘れない。
2人でマクドに行き、話をした。2人きりでどこかに行くのは初めてだった。部活の話をしたり、「今好きな人おらんの??」とか聞かれたりして私は「や、ほんまにいないんです」とか話をした。私が男の人慣れしてないのをいい事に私が照れるようなことを言ってきてからかわれたりした。私はその楽しい時間がとても好きだったから、すっごく行けて嬉しかった。


ここで余談だが、私は先輩からあだ名で呼ばれていた。そのあだ名は苗字とか名前から文字ったとかではなく、完全に先輩のオリジナルだった。今ここでそのあだ名を出すのはかなり恥ずかしいから出さないけど、部で私をその呼び方をするのも先輩だけだったし、あだ名をつけられてる後輩も私しかいなくて、すっごく照れくさいけどそのあだ名で呼ばれるのは表では恥ずかしがってたけど実はかなり好きだった。  

そして9月。私が先輩に恋愛感情を抱く日が来るのです!!!!!!!この流れでいけば当然ですね〜、、

忘れもしない9月の第1週の火曜日(細かい)(時間割的にこと細かく記憶に残ってる)。
この日は避難訓練だった。午前の授業中にアナウンスが入り、全校生徒が体育館に避難した。名前順で並ぶのだが、私と先輩はどちらも苗字がかなり前の方で、集会の時とかは1つ上の学年のところを少し見渡したらいつも見える近さだった。私はいつもの好奇心で先輩を探した。そしたらいたのだが、その時私は今まで見たことの無い先輩の姿を見つけた。
先輩は機械工学を学ぶ学科に所属しており、その日の午前はその学科の科目の授業を受けていたようで、作業着を着たまま体育館に移動していたのだ。普段の制服ではない、ちょっと汚れた薄緑の作業着姿。私はそこで初めて先輩の作業着姿を見た。

(あれ、、?かっこいい、、、??)

今遠距離の片思いの相手の時と言い、思いもしない時に好き(どういう好きかはそれぞれだが)かも、と気づいてしまう。
正直それまでもかっこいいとか好きとかは思っていたが、ここまで心奪われるのはその時が初めてだった。

避難訓練が終わったあと、私はりこに、この話をした。りこは学科こそ違うかったものの何でも話せてとにかくいつも元気な友達で、私はりこに最初に話したい、と思った。

「あのな、どうしよう、、○○先輩のこと好きになったかもしれん」

まるで好きな人に告白したときの様なこそばゆい、勇気も込めて、りこに話した。

でもりこは、意外な反応だった。
「え、え、まじで、?○○先輩好きになるとか(りこやったら)有り得んわ〜!!!🤣」
といった反応だった。
りこにとってはいつもからかってくるフレンドリーなちょっとウザい先輩、といった感じの認識だったのだろう。別に悪意がある訳でもないし、私を否定する訳でもないし、りこは悪くは無い。
でも私は喜んでくれると思ってたので、私は勝手にかなりショックを受けた。

しかもその日の放課後、もう理由は思い出せないのだが私は部活で泣いた。さっきのりこのことは関係はなかったが。何か悩んでたことを友達とかに話してて堪えきれなくて泣いたのだろうか。
しばらく友達と話をしたあと、帰り道で1人になった。お昼のりこの反応とか、部活でのこととかが積み重なり、多分帰り道でも少し涙が出た。

歩きながら、私は無意識に先輩のLINEを開いていた。
電話をしたい。と思った。
ちなみに今までに電話はしたことはなかった。
しばらくかけるか迷っていたら、無意識で通話開始のボタンを押してしまった。思わせぶりみたいな行動だったが、本当に無意識に押してしまった。私はびっくりしてワンコールで切った。どうしよう、とりあえず説明しなきゃ、

「すみません間違えました、ごめんなさい」

とLINEを送った。すると、すぐに既読がついて返事が来た。

「まだ帰ってない?何時くらいに帰る?」

「○時くらいです」

「おっけ、着いたら連絡して」

私は何が起こってるのかわからなかった。部活で泣いたのは部活に来てた先輩も知っていたのだろうが、着いたら連絡して?、、電話してくれるのかな、、
色々期待はしたが、それよりもとにかく泣き腫らした後だったので何も考えられず帰った。
家へ帰り、泣き顔が親にバレないようにすぐにご飯などを済ませ、自室に戻り、先輩に、帰りました、と連絡した。そして、電話がかかってきた。
2、3時間くらい通話をしたのだが、その半分以上の時間は私が無言で泣いてる時間だった。それに付き合ってくれた。先輩は、

どうしたん?
話せそうやったら話し?
うん、ゆっくりでええで
大丈夫?

と、私に合わせて聞いてくれた。
りことの会話は勿論話すことはないのだが、結局その日は部活で悩んでたことは話せなかったと思う。私の記憶では。
ちょっと、色々あって、つらくて、、
と泣きながら話すのをうん、うん、と聞いてくれた。
切り際には、私に曲を紹介してくれた。
これ、俺が落ち込んだ時とか聞くねん聞いてみて、と言われた。その曲は今でも覚えている。今はもうその時のことが恥ずかしすぎて聴けないけど。笑 (今思えばそういうキザな感じめちゃくちゃ先輩っぽいわ、、笑)
話せはほとんど出来なかったけど、私のために電話をしてくれたのが本当に嬉しかった。

とても長い1日だった。これが私が先輩を恋愛感情を抱くきっかけの日になった。





と高校1年の私が恋に落ちたところで❶おわり。❷へ続く。
文字にして起こすとほんとに懐かしい〜、、


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