あれから20日も経った、信じられない気持ちで一杯なんだ。嘘ではない。何も終了していない!あれってなんだ。先週受信したメールにまだ返事を出せていない。どうにかして返信しなければ、ぼく以外に困る人がたくさんいるのに。でも、何て書けばいいか分からないし、これ、なんて相談すれば分かってもらえるんだろう。こんなこと始めなければ、毎日、肺と心臓と脳味噌をいっぺんに締め上げられるような外側の苦悩に痛がらなくてもすんでいた。考えることが余りにも苦痛を伴う。考えようとすると覚えのない吐き気とか変な幻想がたくさん押し寄せてくる。でも正直言って、僕はいたって正常だった。ただ目の前の快楽が欲しいだけなのだ。楽しい事だけがいいよね、と幻覚の内側でほざいていたら、それが現実迄侵食してしまって、わたしは原因不明の頭痛を理由に惰眠を貪って何もしない理由を作っているだけの人間になってしまった。生きている意味は特にない。分からない、あるのかもしれない。人としての営みと、世界に殺されないだけの付加価値をぺたぺたと身体中に貼り付けるのに必死である。生きていてもいいんだよと言われたことはないけれど、自分で僕はこれだけの人間なんだという言い訳をするのに焦っている。取り繕うことも下手だけれど、嘘つきだけれど、強迫観念から逃れることができた試しはなかったけれど、まだ自分という記号だって失いたくなくて、贖罪の意識がどんどん僕を蝕んでいっても、まだ息をして居たくて、。3600字の、確実な評価も得られない適当な文書を作ることもできなくて、今こうして改行せずに何かを綴っている。これはあなたにとっては詰まらないものかもしれないけれど、こうでもしなければ、細い糸さえも手繰り寄せられない日が来てしまう。メールはどうしたらいいのか未だ分からない。そういえばLINEも3週間前から時が止まっている。世界が確実に狭まっていくのを感じている。それは構わないのだけれど、誰かが困るかもしれない。顔のない共同体がこちらを見ている。自分のために生きるのが下手なほうではないが、誰かのために生きようとする気持ちが拭えないくらいに大きすぎて、溶けて消えたような自意識が全部忘れることを促している。擦り切れたみたいな寄せ集めのプレイリストの終わりが近い。僕だけのファンタジーの終わりがやってくる。朝がきたら自由が足を縛るだろう。何処にも行けず、太陽の光を羨んで眠る。あなたもそうなら、少しは嬉しいのかもしれなくて。共感のハート印が指を震わせるが大衆性を重視した創作が介在していない、僕と画面の間に、だ。わたしの苦しさは1000文字程度だった。今日も朝が来るのを待ちます。

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