幼児向けお話 なかまたち 第六話 「悪い嘘」

またまた、小鳥は窓から外に逃げ出しました。
たまたま外を歩いていたキャット君はドック君の家から出てきた小鳥を見つけました。
キャット君は慌てて小鳥を追いかけました。小鳥は森の方へ飛んでいきました。
ドック君も慌てて外に出ましたが小鳥はもういませんでした。
キャット君は家に帰ろうとしているところにドック君がやってきました。
「小鳥を見なかった?キャット君」
キャット君はドック君を驚かせようと思ってキャット君は
「うん見たよ!君の家の窓から出て行って大きな鳥に食べられたよ」
「今ごろは大きな鳥のおなかの中にいるんじゃないかな」と言いました。
ドック君の目から大粒の涙。「わぁーん」と泣きながら走って帰っていきました。
キャット君が待ってと言ってもその声はドック君には届きませんでした。
キャット君は嘘をついた事を反省しました。
ラビット君にどうすればいいか相談しました。
ラビット君は二人で小鳥を探しに行こうと言いました。
二人で森へ出かけましたが広い森の中、小鳥はなかなか見つかりません。
その時、ラビット君が言いました。「キャット君が小鳥に変身して他の小鳥に聞いてみれば?」
キャット君はわかったと言った後、魔法で小鳥に変身しました。
そして他の小鳥達から黄色い小鳥のことについて聞き出しました。
二人はよくやく黄色い小鳥を見つけて捕まえました。
そしてドック君の家に行きました。
キャット君はドック君に正直に嘘をついていた事を謝りました。
そして探し出した小鳥をドック君に渡しました。
ドック君はキャット君が言い訳をせずにちゃんと謝ったし、
小鳥を探し出してくれたのでキャット君のことを許してあげました。

#悪い嘘は人の心を不幸にする

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