幼児向けお話 なかまたち 第三話 「お誕生日会」

今日はドック君の誕生日です。ラビット君とキャット君を招待しました。
ドック君はケーキを焼いて二人を待っていました。
お昼前に「ピーポン」とチャイムがなりました。
玄関に出るとラビット君がプレゼントをもってたっていました。
「おめでとうドック君」とラビット君が言いました。
「ありがとう。さぁ中に入って」とドック君は言いました。
次にプレゼントを持ってきたのはキャット君でした。
三人が揃ったのでドック君のお誕生日会が始まりました。
ラビット君とキャット君は同時にドック君へのプレゼントを開けました。
すると二人とも同じケーキでした。すると三人とも「あっ!」と声をあげました。
「僕もケーキを用意したんだ」とドック君は言いました。
三つのケーキをみながら三人は途方に暮れました。
「食べきれない」とラビット君が言いました。
しばらくしてキャット君がラビット君とドック君に聞きました。
「二人とも好きなものは何?」
ラビット君は「スパゲティ」ドック君は「ステーキ」と言いました。
キャット君は「サンドイッチ」と言うとキャット君が魔法の呪文を唱えると
三つケーキがスパゲティ、ステーキ、サンドイッチに変わりました。
ラビット君とドック君は驚きました。二人で「すごいねぇ~」と言いました。
キャット君は少し自慢げに言いました。「まだ見習中だけどね」
変わったご馳走を三人で「頂きます」と言いながら食べました。
すると形は変わっても味はケーキの味でした。
ラビット君とドック君はキャット君の顔を見て笑いました。
キャット君は小さな声で「ごめん。まだ見習中なの」と言いました。
三人は夕方まで楽しく過ごしました。

#友達が失敗しても暖かく見守る

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