幼児向けお話 なかまたち 第二十九話 「あきらめない」

今日は雨なので、ラビット君のお家の中で三人はお絵かきをして遊んでいました。
ラビット君は上手にお絵かきします。
ドック君はお絵かきが苦手でした。一生懸命に絵を書いても、
上手くいかずだんだん顔がヤカンのように赤くなり、
頭から湯気をだしはじめました。
ドック君は「うゎーだめだぁー。できないぃぃぃぃぃ」と言いました。
そこにラビット爺さんがやってきました。そして語り始めました。
「何も出来ないって言って何もしなかったらもっと何も出来ない」
「何も変わらない。何も終わらない」
「最初から上手に書こうと思わなくていい」「百点目指さなくていい」
「少しだけ頑張ってみればいい」
ドック君は少しだけ頑張って、とりあえず絵が完成しました。
ラビット爺さんは「あきらめずに最後まで書いたから絵が完成したんだよ」と
言いました。ドック君も絵が完成して少し嬉しい気持ちになりました。

#頑張った分だけ 、いいことがある

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