幼児向けお話 なかまたち 第十二話 「意地っ張り」

お昼にチビドック君がお母さんと喧嘩をしました。
お母さんが謝りなさいと言っているのにチビドック君は謝りません。
お母さんは「謝らなければ今日は一緒に寝ません」と言いました。
チビドック君は「いいよ」と言いました。
寝る前にお母さんがもう一度チビドック君に謝るか聞きました。
しかし、謝りません。「一緒に寝ないよ」とお母さんが言うと
チビドック君は悲しそうな顔をしました。
それを見ていたドック君はチビドック君をお部屋の外に連れて行きました。
そしてニコニコしながら帰ってきてドック君が「さぁー言ってみよう」と言いました。
チビドック君はもじもじしているだけです。
ドック君はまたチビドック君をお部屋の外に連れて行きました。
そして今度は紙をもってニコニコしながら帰ってきました。
紙には「ご」と書いてありました。ドック君が言いました。「ごで始まる言葉は?」
「ゴリラ、ごま・・・」でもチビドック君はもじもじしているだけです。
結局チビドック君は謝りませんでした。そしてチビドック君はお父さんと一緒に寝ました。
寝るときにお父さんはチビドック君に聞きました。「謝りたくないの?」
チビドック君はうなずいてそのまま寝てしまいました。
ドック君もなぜ謝らなかったのかわかりませんでした。

#反発は成長の証と思うことにしよう

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