大富豪になる必要がない件について

先日、思いつきでAudiの試乗を申し込みました。ネット予約の試乗希望車項目には、400万クラスのものからズラリと並んでいましたが、"どーせ乗るなら"と思い、その店で用意できる最高クラスの1500万円の車を希望しました。

そして当日、"1500万を売るぞ!"と意気込んでたであろう担当者の顔は怪訝極まりないものでした。
それもそのはず、僕は給料月5万の大学生だから(笑)

それはさておき、車が大好きな"つもりでいた"僕は、1500万の車に乗れることにワクワクしてました。

そしていざ試乗。乗り心地はどうか、運転のしやすさはどうかなど確かめつつ、乗ってみた感想としては、
"こんなもんか"でした。

なぜこの感想だったか、自分なりに分析してみました。
・普通のクラスの車にしか乗ったことがないために高級車の良さがわからなかったから?
・店周辺の道しか走らせてもらえなかったから?

答えは"高級車に乗ることが自分の幸せにつながらないから"でした。

このことから、ふと思ったんです。"あれ?金稼ぐ必要なくね?"
人生でお金がかかるものTOP3として、「家」「車」「子供」がよく挙げられますが、一軒家にはこだわらないし、子供もいらないと思っていた自分にとっては、「車」だけがお金のかかるものであり、それ以外の2つにお金がかからない分、"がんばって稼げば高級車乗れるじゃん!"くらいに思っていました。
しかし、その「車」でさえお金がかからなくなったのです。

そして、自分の現状を振り返った時、幸せを感じるポイントが、かなり庶民的であることに気づきました。平日は学校に行き、金曜の学校終わりに友達と酒を飲み、休日は家でゲームしたりNetflixを見たり。この程度でかなりの幸せを感じることができる。そう気付いたのです。

つまり何が言いたいのか。それは"自分が幸せを感じることができる程度のお金さえあれば幸せな人生を送れるんじゃないか"ということです。

たしかに、大富豪だからこその楽しさ、幸せもあると思います。しかし、大富豪になるまでの頑張りやコストだったり、ましてや金持ちになることができるかも分からないうちは今の幸せポイントを維持することが大事なんじゃないですかね。

元キャバ嬢、元ホストが金銭感覚が戻らなくて大変って話、よく聞きますよね。
"生活水準を上げずに自分が幸せを感じるポイントを突いていく"
「知らぬが仏」とはこのことにも言えるんじゃないでしょうか。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?