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メッセージと相手をよく選んだ方がいい、防災グッズの送り方。

最近、ギフトで大切な人に防災グッズや非常食を送ってみてはいかが?という特集やWebページを見かけます。それは、通販サイトで見かけることもありますし、百貨店のネット通販でも見かけます。

「美味しい非常食セット!」「避難用防災グッズ!」みたいのですね。


そんなときにいつも思うんです……


これもらった側はどうなんだろう、微妙だなぁって。





送った側は、
「いま、災害もよく発生しているし、他人事じゃないわよね。長持ちもするし、非常食いいんじゃない!?長期保存できるし、いざというときに使えるわね。」


もらった側からすると、
「うれしいんだけどなぁ(苦笑)、うーん。えっ、あなたは災害に遭うっていうことかなぁ!?私に災害に遭遇してくださいってこと?もやもや……」

よかれと思って選んで送ってくれているんだろうけど、もらった側が「うーん。」となってしまう。個人的に、そういうものに思えてならないんです。

もちろん、送った側にそんなつもりはないんでしょうけれども。
(いやな相手にはそもそもコストと労力かけて送りませんよね。)

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届ける相手、その方へのメッセージが大切

もし、美味しい防災食セットをあじさいが送るとして誰にどういう風に送るんだろうと考えてみました。

言外のメッセージで誤解を生みかねないので仕事上では送りませんし、知り合いとか友人とかにも送らないなぁと思います。

もし送るとしたら、離れて暮らす家族かと。

「非常食!はい、ドーン!」これは、さすがに身内でもNGです。怒られます。もし、一人暮らしのあじさい妹に贈るのであれば、きっとこう伝えて送ります。

「美味しい長期保存食、送るね。これ、けっこう美味しくて評判だから、仕事で疲れてご飯作る気力がないときとか、すぐ食べたいときに食べてみて。あとこれ、困ったときの非常食としても使えるみたい。


「いつでもすぐに食べられる長期保存できる食べ物」をアピール、ついでに困った時の非常食として使えるよ~がいい気がします。
メインでアピールするよりも、追加の理由程度でとどめるということです。


困った時の非常食って、別に災害だけではなくて、具合悪くてご飯買いにいけないときとか、何もする気が起きないというのも理由になりますし。


例えば、減塩のこういった商品があるなら、親・祖父母の家にも送るかもしれません(あるのかは調べていません)。祖父母に贈るなら、2階の部屋に保管して!と伝えると思います。


防災グッズ送るなら今この人に!

で、もう1つ考えてみました。

「どんな相手に非常用の防災グッズを送ればいいのかって。」

1日分の非常用防災グッズ!とか、非常食セットとか、非常用を全面に押し出したグッズを送るなら誰?にしようか。

このきっかけは、前回の記事を読んでくださったあじさいのリアルな友人であり、試練を乗り越えた仲間のひとりです。

この方のお子さんが、今、地方の大学に通われていて、昨年の春に地方まではるばる家探しにいったときの話を伺ったことを思い出しました。


大学生の一人暮らし……、社会人一人暮らし……


新生活を始める方や一人暮らしの方に、家族や親せきの方が非常用避難グッズをが送るのはありかなぁと思います。

理由は3つ。
1.「自分じゃ買わないものだから」
2.「新生活楽しんで。困ったときにはこれがあるから使って!というメッセージになるから」。
親御さんからのメッセージならOKだと思います。
3.「用意する機会を失うと、その後買わないから。」

遠くで暮らす家族を思う親心、親戚心という観点でプレゼントするのはいいかなぁと思います。相手を大切に思う心が伝わると思うのです。
あと、新生活を始めたときって、生活に慣れるまでに時間がかかるものですし、最初は何かしら出費がかさみますしね。

恥ずかしながら、私も新生活を始めたとき防災グッズをそろえていませんでした。2年くらいたってから、「あっ!」と思って、安くそろえようと100円ショップに走りましたもん(笑)



ただ、絶対にNGだと思うのは、「新婚生活を始める方々」へ。さすがに、言外の意味を受け取られかねませんので。

新生活を始める親しい方がいる場合、ぜひ、相手を思う気持ちの1つとして選択肢に入れてみてもいいかもしれません。聞きたくはないけど大切なことを言ってくれるのは、本当に親しいひとだけですもんね。

最後までごらんいただきありがとうございました!

あじさい


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