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【EP5】リヴァプールFCとデータ革命の物語 ~ロジャーズvs移籍委員会~

この記事は以下の続きです。 ブレンダン・ロジャーズ就任ブレンダン・ロジャーズは将来を有望視される監督であった。自身の選手としてのキャリアには20歳で見切りをつけ、指導者の道を歩み始めると、2004年、ジョゼ・モウリーニョ率いるチェルシーFCのリザーブチームの監督に抜擢される。 2008年にはワトフォードFCのトップチーム監督に就任。そこで結果を残すと、レディングを経て、2010年にスウォンジーFCの監督となる。ロジャーズ率いるクラブは2部相当のチャンピオンシップで快進撃を

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    • 【EP4】リヴァプールFCとデータ革命の物語 〜ダミアン・コモリの失敗〜

      この記事は以下の続きです。 凋落した古豪 クラブは下降線の中にあった。2010年10月、ボストン・レッドソックスを運営するニュー・イングランド・スポーツ・ベンチャー(現在のフェンウェイ・スポーツ・グループ)はリヴァプールFCの買収に成功する。ヘンリーは自身の愛する野球でもデータ分析により成功をつかんだ。別のスポーツ、サッカーでもその理論は応用できるはずだ。ヘンリーにとって新たな挑戦である。 買収したリヴァプールFCの当時の状況から見ていこう。イングランドプロサッカーの頂点

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      • 【EP3】リヴァプールFCとデータ革命の物語 ~野球から始めるサッカー分析~

        この記事は以下の続きです。 セイバーメトリクスの本質とは?物語はヘンリーが欧州サッカー界に足を踏み入れる直前、つまりリヴァプールFCを買収する直前まで進んだ。しかしここで物語の進行を一度止め、セイバーメトリクスについて解説しておかなければならない。度々くり返すが、リヴァプールFCで行われているデータ分析、そしてサッカーを理解するには、野球におけるセイバーメトリクスの知識、考え方が必須となる。この記事を読んでいる読者はサッカーファンが多いはずだ。野球のデータ分析に関心がないと

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        • 【EP2】リヴァプールFCとデータ革命の物語 ~科学の力で呪いを解け~

          この記事は以下の続きです。 呪われた球団MLBが生まれた当初、ボストン・レッドソックスは強豪球団だった。1903年に第1回のワールドシリーズで優勝を果たすと、1915年、1916年、1918年も優勝。この時点でMLBの常勝球団はヤンキースではなく、レッドソックスだった。 しかし1918年のオフ、チームは中心選手であったベーブ・ルースをヤンキースに放出。以降レッドソックスは80年以上ワールドシリーズ制覇から遠ざかることになる。このジンクスのことをファンは「バンビーノの呪い」

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          • 【EP4】リヴァプールFCとデータ革命の物語 〜ダミアン・コモリの失敗〜

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            1か月前
            • 【EP3】リヴァプールFCとデータ革命の物語 ~野球から始めるサッカー分析~

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              1か月前
              • 【EP2】リヴァプールFCとデータ革命の物語 ~科学の力で呪いを解け~

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                2か月前
                • 【EP1】リヴァプールFCとデータ革命の物語 ~セイバーメトリクスの誕生~

                  この記事は以下の続きです。 すべては缶詰工場から始まった1970年代、アメリカのカンザス州。ポークアンドビーンズの缶詰工場にて、夜間警備を生業にする男がいた。男の名前はビル・ジェイムズ。彼は退屈な警備の合間に、自身の趣味である野球のデータを分析し、それを著作にまとめることにした。1977年、彼は分析論考をまとめた書籍『The Bill James Baseball Abstract』を自費出版する。 この書籍が大きな話題を呼んだかというとそういうわけではない。売上はわずか

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                  • 【EP0】リヴァプールFCとデータ革命の物語 ~リヴァプールはいかにして世界屈指に返り咲いたか~

                    最先端を走るリヴァプールFCイングランドプレミアリーグにおいて、リヴァプールFCが隆盛を極めている。2017-18シーズンにはチャンピオンズリーグ(以下CL)決勝進出。翌シーズンにはCL制覇。その翌シーズンにはプレミアリーグ優勝。そして今季(2021-22シーズン)はプレミアリーグ、CL、FAカップ、カラバオカップのあわや4冠を達成するかという素晴らしいシーズンを送った。 しかしリヴァプールと言えば数年前まで、ピークを過ぎた古豪と位置づけられるクラブであった。ルイス・スアレ

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