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小説投稿サイト「小説家になろう」を1ヵ月使ってみた感想

というわけで、小説投稿サイトめぐり第5弾。
『小説家になろう』です。”作品数40万以上、登録者数80万人以上、小説閲覧数月間11億PV以上”と、押しも押されぬ横綱サイトと言っていいでしょう。

https://syosetu.com/

これまでに書いた他の4つのサイト『エブリスタ』『NOVEL DAYS』『カクヨム』『monogatary.com』はマガジンからどうぞ。


――ところで。先にあやまっておきますね。
あんまりいい反応を得られなかったんです(笑 ちょこちょこ上げたんですけどコメントのひとつももらえませんでした(笑 もう少し手厚く使っていれば反応も違ったのかなと思いますが、まあひと月くらいたったので、このあたりでいったん感想は書こうと思います。

では総評から。

流石に日本最大の小説投稿サイト。人が多く、読まれることは読まれるけれど、当初のイメージ通り「異世界モノ」の巣窟であり、異世界モノにかなりの歓迎ムードを感じる。
書き手以上に読み手におもねった作りをしていて、書き手としての使用感は使いづらい部分もあるけれど、細かい時間ごとのPVが見れたり、機能面での細かな心配りは感じられる。
コンテストはほぼ毎月で多いし、何より異世界の大本山。異世界を書くなら埋もれる覚悟でもなろうに打って出るべき。

という感じでしょうか。


■コンテストは多い

賞金のようなものは出ないものの、毎月細かいコンテストは行われています。もちろん年に数回大きなコンテストもあります。そういうものを目指すのであれば、書きがいのあるサイトです。

それに、これまでに何度となくメディアミックスをしてきた実績がありますから、コンテストにこだわらなくても、ここで実績を作ることはそのままデビューへの道になるでしょう。

このあたりの信頼感は流石の最大手です。


■機能面は読者寄り

使いはじめたとき、結構わかりづらくていろいろ苦労しました。
そもそもが「ケータイ向け」「読み手向け」という作りをしているからだと思います。慣れればそうでもありませんけど、最初は戸惑うと思います。

タグをひょいひょい選んでいくだけで、あんまり何も考えずに公開まで行けるのは楽だなぁと思いました。(もちろんあらすじとかは書かないといけないですけれど)。トップ画像は表示しない作りですから、「いかに目立つタイトルをつけるか」というとことに偏重する気持ちわかりますね。

書き手の機能としては、今となってはそれほど目新しいものはありませんが、原稿用紙換算枚数が表示されるのはなんだか楽しいなって思いました。気分が上がります。
それに時間ごとのPVが見られるのはここだけじゃないでしょうか。何時にいくつって出るので、出したその時間にドッと見られてあとは閑古鳥……とかそういう現実が見られます。ケータイからか、パソコンからかなんていう区分も見れたり。

直接お金につながる収益化システムとかはないはずです。まあその分、頑張ってくれればデビューさせてやるからさーという感じでしょうね。


流石に最大手だけあって、ちょっと気になるなぁと思ったのは、慣れないと使いづらいという部分くらいでしょうか。それ以外は特に気になるほどの部分はありませんでした。


■異世界の大本山

まあ、なんといってもここがポイントでしょう。

色々タグを選んでつけたりするときも、異世界系のタグばかり。「異世界ですか、そうじゃありませんか?」みたいな聞き方されるんですよね(笑 
いや知っていました、もともとそういう場所であることは。でも草の根では他のジャンルも意外といるのかな……くらいに思っていたのですが、思った以上に異世界以外には厳しい印象をうけました。


例えばわたし、最初に例によってホラーとかをいくつかあげたりしたんですけど、なにげなく上げても初日でPVは「9」とかで、個人的にはなんの宣伝もなく「9」も見てもらったらいい方だなって思いました。そのあと上げたやつなんかもそれなりに数は見てもらえました。

でも、――それ以上の反応がないんですよね。

もともと評価システムが、「感想、レビュー、ポイント(1~5まで)」の3つしかない形で、他のサイトに比べるとオーソドックス過ぎて、ちょっとハードルの高さを感じる作りをしています。そのあたりも関係しているとは思いますが、結構しぶいな……と正直思いました。

悩んだ挙句、わたしが書いた唯一のファンタジーっぽい話をあげたら、それは結構あっさりポイントをもらえたんですよね。別に嫌いな作品じゃないですけど、ものすごくモヤモヤしました(笑


読み手は多いけれど、基本はみんな異世界を読みにきており、異世界以外は基本的に求められていない。そういう世界なのだろう、というのがわたしの結論です。


■まとめ

異世界を書くなら、ここで書け。という感じでしょう。
他のサイトも使えばいいと思いますが、やはり「なろう」には異世界補正があると思います。数が多くて埋もれる、ということはあると思いますが、どのみち異世界書いて成り上がるつもりなら、なろうで成り上がることと相似形ですから。

異世界以外の人にはオススメしづらいとわたしは感じました。
読み手は多いと思いますけど、異世界っぽいもの以外は求められていないんだろうなぁと感じざるをえないです。

まあ最初の印象のとおりというところではありましたね。
さて、次にいくなら……ノベルアップかな。



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「欲しいものリスト」に眠っている本を買いたいです!(*´ω`*)