マガジンのカバー画像

グッとnote。(2019年から)

947
自分が読んでグッときたnoteを綴るマガジン。こころを元気にしたり、何かのヒントになるかも。10個以上「スキ」がついた自分のnoteも綴じます。なんというか“GOODなnote”
運営しているクリエイター

#エッセイ

シンプルに声を出せ

いいサービスとは、という話をするときに、最近まず思い浮かぶのが「声を出す」ということです。 小籔千豊さんがご自分の番組で「ダウンタウンは声が大きい」という話をしていました。ダウンタウンのおふたりが昔「声はでかい方がいい」と話していたそうで、あの声量は「考えられた声量」なのです。 もちろんサービスをするときに声を張り上げる、ということはできません。居酒屋さんのように「ナマ一丁!」は仕方のないことだとしても、大抵のサービスの現場では大声を出すという機会はありません。 その小籔

お前はなんだ

東京が好きです。東京が好きだから店を出したわけではなくて、東京に住みたいので地に足がついた生活をするために店を出した、というわけです。 「孤独でいる」ことが許されるところが気に入っています。東京砂漠、とはよく言ったものでだれもがそれぞれ砂のようです。どこで誰が何をしていても気に留めない。道端の砂のように気にしない。 地元仙台では10年ちょっと店をやっています。近くに三越さんもありますし、アーケードの中、いわゆる一等地です。 自分で言うのも気が引けますが「あ、あのお店の人だ

東京カフェ10選

宮城と東京で10年のうちにこれまでに3店舗やってきた店主が選ぶ「東京カフェ10選」です。カフェといいつつ、喫茶店(と呼ばれるもの)も入っていますが。 評価の中に「映える」とか「コスパ」とか「wifi(波とは言わない)が繋がる」とか、そういうものは全く入っていません。 「お店をやっている人の体臭」がきちんとして「決してコピーできない」お店を選んでいます。 個人的な見解で、個人的に感情を揺さぶられるお店を選んでいますのでご参考までに、どうぞ。 一次情報などは省略しております

心の疲労骨折、蒲田くんの大行進(どすこいしんどみ日記)

※メンタルが弱っている現在のことです。そんなにどぎつい書き方はしてないと思うんですが、つられてしんどくなってしまう人はご注意ください。 ※医師や専門家のお話を交えつつ書いていますが、いち個人の、しかも特殊な職業のわたしの話であることをご了承ください。 待ち合わせの融通が効きやすい時代に生まれてよかった。 忘れてはならないありとあらゆるものを忘れて、出かけてしまう。鍵とかブラジャーとか。 5分とか、10分とか遅れてしまうのは申し訳ないが 「先にお店へ向かっといて」

サイン会でバーサーカーになったから、病んだらしい(どすこいしんどみ日記)

※メンタルが弱っている現在のことです。そんなにどぎつい書き方はしてないと思うんですが、つられてしんどくなってしまう人はご注意ください。 ※医師や専門家のお話を交えつつ書いていますが、いち個人の、しかも特殊な職業のわたしの話であることをご了承ください。 前回のnoteに引き続き、わたしの心が疲労骨折した話なのだが。 そもそも、なんで疲労骨折したねん。 好きなことを仕事にして、寝不足の翌日は泥のように寝て、夜型だから朝はなんも予定を入れないようにして、家族の心配ごともひとつ

ワクチンを打ったわたし、心臓を止めない薬

お下がりの洗濯機をいつ持っていけばいいかという連絡を母にしたら、いま病院のレントゲン検査にきているとのことだった。 心臓に人工弁を入れている母は、“念のため”の検査がやたらと多い。いつも飄々とした外科医の先生が「うん、今日も異常なっしーん」と壁に貼りつけた検査の書類を見ながら、もう当り前に決まってたことかのごとく言ってくれるのだが、超弩級な心配性の母は、いつもあれこれと質問をする。 その質問が、なんか、天王寺動物園のトラの背中にマウンテンゴリラが乗って檻から逃げ出した想定

果たしていつからプロになるのか。

どの瞬間に、人はプロになるのだろうか。そんなことをよく考えている。なぜなら、最近「わたしってば、じつはプロだったのか?」と思うことが増えてきたから。 こんにちは、こんばんは。くりたまきです。 プロ。職人。作家。誰しも初心者からスタートし、プロになる。 わたしは書き手として「まだまだだよなあ」と思うことが多くて、プロではあるけど、末席におしり半分いるような気分だ。 これまでは「わたしはプロだ!」と思うことはあまりなかったんだけど、業界からすこし離れて「プロになってたんだ

2020年の振り返り|ぜんぜん大丈夫じゃなかった

「正直、今年のことなんて振り返りたくもないんだけどなぁ。」 なんて思いつつ、やっぱりこの一年のことは残しておきたいと思い、すごく久しぶりに自主的な文章を書いています。 今年ほど「好きに書く」ことを考えると胸がギュッとした年はありませんでした。言葉を世に送り出すことが怖くて、ライターなのに「こんなときこそ自分の文章で」とは思えない自分への憤りもありました。 合言葉は「消化試合」だったし、全然大丈夫じゃなかった。いつもならこんな元気のないこと書きたくないけれど、反対に、今こ

月末、かならずな“マイルール”[12月5日~11日の日記]

先週末、12月25日の金曜日。 無事に「仕事納め」ができた!わーい! そのまま週末に突入。 好きなことをやったり、会いたい人に会ったりしてきました。 なかなか、最後の最後、仕事納めに難航したりしたけど、今年は今まで過ごした10年以上の師走の中でも、怒濤の勢いで動いてきたし、その分緩める時分にリラックスした年末を過ごせています。 月末のマイルールぼくは、毎月のお給料日の月末、必ず意識的に行っている習慣がある。 1万円~2万円くらいで「本」を大人買いすること。これ、新

有料
100

ひとりクリスマスなので、プレゼント交換したりリプしまくったりした。

メリークリスマス!わたしは25日より、24日のほうがクリスマスっぽさを感じています。だからつい、ちょっとサンタクロースになりたくなっちゃった。 こんにちは、こんばんは。くりたまきです。 まず、中尾泉さんがクリスマスカードを贈ってくれるというので応募していたので、わたしもなにか彼女のためのサンタになって返したくなった。 どんなものを贈ろうかなあ、とよく考えた。こういうこと考えるのって、楽しいよね。きちんと前もって配達手続きまでできた。ここまではよかった。 でもわたしには

お金と、わたしと、子ども

この記事は『生活論』マガジンに含まれます。一話単発で購入しても100円、マガジンを購読しても月に100円です。(この記事のみ単発500円としています。)よろしければマガジンをご購入ください。マガジンの方がお得です。 内容は.. よき生活者になるをテーマに休日を修行だと捉えて生活してきましたが、記録することで更に自分を奮い立たせる作戦。月100円でマガジン始めました!本を速読して概要をアウトプットしたり、生活からの学びを記録。植物や修理系、日記や子育てなど、生活全般を修行だ

有料
500

だれかへの想いとワンハンド、と11月26日の日記【年内あと36日】

福島県は、いわき市へ来ました。 大きい独り言を 以下は、インスタに書いた『なんてことない話』なので、読まなくてもいいです。 * ここ最近、しつこいくらいに、インスタでも、noteでも書いているのですが、ぼくは今、福島県内で『#ふくしまテレワーク』中なんですね。 本業(東京のお仕事)との兼ね合いで、『1月末』までの期間限定です。 ちなみに今日は、朝、東京の江古田で目覚めて、東京〜郡山へ。 郡山駅近くの『ブルーバードアパートメントてにて、夕方まで仕事をし、その後、郡山

“関わりしろ”を相手に見せる、と11月3日の日記【年内あと59日】

「人に頼る」ということについて最近とてもよく考えます。 それについて、「自分は弱いんじゃないか」と考えたりした時期もありました。 でも、実際に人に頼る部分と、それがうまく作用して物事が良くなるのを見て考え方が変わりました。 自分を“無力化”することではなくて、自分の周囲で”お願いしたいことを整理して相手に見せる”ということなんだな、と今では思っているんです。 『人に恵まれている人』そういう人たちを見ていると、ある共通点に気がつくんです。 助けてもらうというよりも、周

とるにたらないものたち。

コーヒーを淹れた時に現れる、小宇宙。 怒った顔の鯛焼きと苦いコーヒー。 タバコの煙みたいに泳ぐ雲。 アリスじゃない私が落ちていく階段。 オリーブオイルをかけたバニラアイス。 秋が作る光と影。 満月レモンサワー。 「いただきます」と「ごちそうさま」の余韻。 よるくま。 雨の夜の宝石。 あの人への手紙。 とるにたらないものたち。 わたしををかたちづくる、たいせつなものたち。