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本や映画や音楽のnote。

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読みたい本や映画や音楽について。
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#推薦図書

プロフェッショナルとは?のケーススタディー(「取材・執筆・推敲」) | きのう、なに読んだ?

古賀史健さんの「取材・執筆・推敲」を読んだ。これね、すごい本ですよ。(このnote は facebook 初出内容を再掲したものです)

古賀さんはベストセラーにしてロングセラーの「嫌われる勇気」の著者であり、瀧本哲史さん「ミライの授業」の構成・ライティング担当。他にもたくさんの本を手がけてきたかた。その古賀さんが「ライターの教科書」というコンセプトで書いたのが本書です。

ですが、本書はライター

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”くそつまらない未来を変えられるかもしれない投資の話” が売れているのが、めっちゃ嬉しいやん!

”くそつまらない未来を変えられるかもしれない投資の話” が売れているのが、めっちゃ嬉しいやん!

#くそつまらない未来を変えられるかもしれない投資の話

今年9月に読んだ一冊です。感想の記事がこちらです。

この本のせいで、やたらと「くそつまらない」を最近多用しています。

ヤバい。

ついさっき、この本が売れているとのツイートを見つけました。

ホンマかいな?って(いや、別に疑ってい流わけではなく)思い、確かめてみました。

ホンマでした。

おお、これは!と感じた一冊が多くの人に読まれるこ

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『モモ』は傾聴とリーダーシップの書だった | きのう、なに読んだ?

『モモ』は傾聴とリーダーシップの書だった | きのう、なに読んだ?

『モモ』を久し振りに再読した。

『モモ』を初めて読んだのは小6の時。中学入試の面接の待ち時間に読む本を買おうと、書店で偶然手に取ったものだ。以来約40年、大切にしてきた。今も本棚のトップポジションに置いてある。

この物語の世界では、人々はゆったりと生活を楽しんでいた。世間話をし、自然に親しみ、子どもたちは空想にふけっていた。しかし、時間泥棒がいつのまにか人々の間に忍び込み、「時間を節約して貯蓄

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「82年生まれ、キム・ジヨン」--親しいひとに異を唱える難しさ

「82年生まれ、キム・ジヨン」--親しいひとに異を唱える難しさ

友人のお勧めで「82年生まれ、キム・ジヨン」を読んだ。韓国で100万部のベストセラーになり社会現象化した小説で、日本でもヒット中らしい。私も都心の大型書店の目立つところに本書が陳列されているのを見た。

私が実際に読んだきっかけは、友人の推薦。はじめはちょっとピンと来てなくて、読み始めるまでしばらく積ん読だったけど、読み始めたら止まらず、最後まで一気に読んじゃった。思ったこと、考えたこと、たくさん

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『こころの対話 25のルール』 再読

『こころの対話 25のルール』 再読

私はあんまり本を再読しない。でも『こころの対話 25のルール』は例外で、何度か読み返している。人に勧める本を探すとき、よくこの本のことを思い出すから。今回も、人にお勧めするのにちょっと内容を確認しようとして、そのまま始めから終わりまでじっくり読んでしまった。

私が要約したり内容を紹介しても、本書の良さは伝えられないので、本書の序盤から、何カ所か引用させていただく。

コミュニケーションの原則から

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言葉や振る舞いの先には、きっと人がいるんだってこと。

言葉や振る舞いの先には、きっと人がいるんだってこと。

アルネ 入荷しました!
ひょんなことから、大橋歩さん編集の『アルネ』を読みはじめた。

安西水丸さん、糸井重里さん、松浦弥太郎さんと読みたい人、テーマの記事がたくさんある。

はじめは『P.N 大橋歩だいすきさん』の同僚から一冊ずつ借りてだいじに読んでいたのだけど、書かれている内容もさることながら、編集の仕方、時と時代に切り取る話題、文字の一言一句がとても気になって、全30号をメルカリにて探してみ

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本好きの天国、六本木『文喫』へ行ってきたよ!

本好きの天国、六本木『文喫』へ行ってきたよ!

本日は、土曜日の代休でお休み。

月曜日だし、街には人も少ないだろうからと、ずっと気になっていた『文喫』へ出かけた。

世間様は、まさかそんな(期末の週明けから休みな)ヤツがいるとは思わないし、仕事のメールもバンバン飛び交う中、今週木曜から始まる主催の展示会の情報はキャッチアップしつつ、脳内はかなり開放的な気分だった。

せっかく休むのであれば、こうでなけりゃと思った。

六本木の『文喫』へと歩く

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ビジネスモデル2.0図鑑 #全文公開チャレンジ

ビジネスモデル2.0図鑑 #全文公開チャレンジ

書籍「ビジネスモデル2.0図鑑」を2018年9月29日にKADOKAWAより発売しました。発売前の9月12日から予約開始にあたって書籍の内容を全文公開することにしました。無料公開自体は多数の事例があるものの、発売2週間以上前に、ビジネス書で1記事に全文無料公開するのはおそらく初ではないかと思います。なぜこんなことをしたのかは最後にちょこっと書いています。Amazonの案内もありますので、内容をみて

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なめらかなお金がめぐる社会。 - あるいは、なぜあなたは小さな経済圏で生きるべきなのか、ということ。 #全文公開

なめらかなお金がめぐる社会。 - あるいは、なぜあなたは小さな経済圏で生きるべきなのか、ということ。 #全文公開

お待たせしました。家入全文公開、第二弾です。今度はこちらの作品、「なめらかなお金がめぐる社会。あるいは、なぜあなたは小さな経済圏で生きるべきなのか、ということ。」…長いですね。

「お金がすべて」の社会のその先に。クラウドファンディング、恩送りの社会。資本主義のアップデートが始まる。今、家入一真が伝えたい、新しいお金、経済の姿。

Twitterなどでは「なめ金」なんて略されたりもしたこちら。行き

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『 一切なりゆき』
樹木希林ことば集。さっそく出演作品をひとつずつゆっくり観ようと思った。
是枝監督作品と「日日是好日」「あん」「モリのいる場所」をまず。遺作「エリカ38」「Cherry Blossoms and Demons」も楽しみ。
本当に命を使い尽くしたんだなぁ。 #読了

成果を出すチームに共通する組織文化とは?(篠田真貴子)

成果を出すチームに共通する組織文化とは?(篠田真貴子)

「篠田真貴子が選ぶすごい洋書!」第5回
“The Culture Code” by Daniel Coyle 2018年1月出版
『THE CULTURE CODE 最強チームをつくる方法』
著:ダニエル・コイル 訳:楠木 建 (監訳), 桜田直美 (訳)
かんき出版、2018年12月5日

今回は「The Culture Code」を取り上げます。本書は、「メンバーの力量の総和より低い成果

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「凡人のための地域再生入門」

「凡人のための地域再生入門」

久しぶりに、この手の本を読んだ。

地域再生事業家、木下斉さん。FacebookやTwitterでも日本の地域再生についての情報発信を続けている、実業家の方だ。

日本各地でのこれまでの実績や、著書も多く出版されており、この本は、木下さんのこれまでの経験で学んだ、地域に関わる際に起こりうる様々な問題や、人間関係、お金の話など、とても、丁寧にわかりやすく書かれている。また、内容は小説形式で、書かれて

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毎週たのしみにしている番組がある。

毎週たのしみにしている番組がある。

そう、それはラジオで、この番組。
(radikoでは最新の番組をタイムフリーで聴くことができます。)

BOOK BAR | J-WAVE | 22:00-23:00

大倉眞一郎さんと、杏さんがナビゲーターの番組で、その名の通り本を紹介する番組だ。
以前たまたまなにかのきっかけで聴いた時にこの本をオススメされた。

そして素直に読んでみたら、ものすごく面白くて、それからというもの毎週たのしみに

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