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本や映画や音楽のnote。

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2019年12月の記事一覧

心に、やさしいことばを

心に、やさしいことばを

長めの休みになると開く本がある。

ことばの棚卸しと言わんばかりに、眺めてはページの端を折ったりして、自分の中でしっかりと消化する。

胃にやさしい食べ物があるように、心にやさしいことばがある。目で読んで、心に入ってきたときに、ふと安心するようなことば。

人間、はっきりと役に立たないことに夢中になるべきだよね。「なんでこんなことに夢中になってるのか?」と、じぶんにも説明できないこと、やるべきだよ

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bar bossaの林伸次さんにインタビューしてみた(その1)

bar bossaの林伸次さんにインタビューしてみた(その1)

bar bossaの林さんが「なぜ、あの飲食店にお店が集まるのか」という本を出されたのですが、僕はすぐ購入して一気に読みました。僕は同業なので、その視点からおもしろく読ませていただいたのですが、「自分のお店を持ちたい」という方は多いのではないでしょうか。おすすめです。

林さんがこの本についての取材、インタビューを募集していたので応募してみました。せっかく飲食業同士なので僕が気になっていることなど

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『観察力』を鍛える唯一の愚直な方法

『観察力』を鍛える唯一の愚直な方法

一流のクリエーター、経営者は、みなセンスがある。

では、「センス」とは何か?

それは「観察力」によって暗記したことを元に下す決定のことではないかと、僕は考えている。その観察力に気づけない人は、直感や動物的勘という言葉を、その意思決定プロセスに使うのではないか。

観察力のある人は、世界を見る「解像度」が圧倒的に高い。

カメラにたとえると、解像度はレンズの性能。観察力は、メモリの性能。いい解像

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編集者・佐渡島の心に残った「本・マンガ」(2019年まとめ)

編集者・佐渡島の心に残った「本・マンガ」(2019年まとめ)

2019年も残りわずか。

今年を振り返った時に、僕が誇れることのひとつが、毎週水曜日のnote記事の公開を継続できたことだ。なんと一週たりとも、休んでいない!

一年間継続してきたnoteマガジンの『年末振り返り企画』の第1弾として、今年、僕が読んだ本やマンガで心に残ったものをまとめて紹介。

水曜日に公開する記事の有料部分には、僕が購入した本やマンガの紹介を入れているが、その中から20作品をピ

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さくせんは、“一服しようぜ。”

さくせんは、“一服しようぜ。”

晴れた日曜日でした。

しっかり朝寝坊をし、お昼少し前まで寝ていました。『なにも予定をしない』という予定でいっぱいであります、師走の12月。

今年は、新たな目標に向かってとにかく、走り続けてきたから、軽く息切れしているのですが、それもやむ無しです。1年間がんばってきた自分をゆっくり労わる時期だと理解します。

そういえば去年のこの季節は、荻窪に知人の舞台を観に行ったついでに、念願だった『Titl

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