見出し画像

会津を想う④(最終)

おさらい

前回の記事:会津を想う③
https://note.com/aizu_takeout/n/ne643f5f0ce3d

3つの、会津のためにやったほうが良いこと。おさらいです。

1.テイクアウト用アプリ開発
2.先払いシステムの活用
3.後継者問題に対する先回り対応

前回は2.について書いてみました。今回は3.です。

後継者

会津でももう顕在化してますが、名店と呼ばれる店舗の後継者不足・後継者不在を先回りして取り組んでいる効果的な対策がほぼありません。

以前、テイクアウト会津の共同発起人である田中氏が、非常に面白いサイトを紹介してくれました。

高崎市「絶メシ」
https://zetsumeshi-takasaki.jp/

これは高崎市の総務部企画調整課さんが、立ち上げたサイトです。本当に面白い企画だと思いました。行政は、これくらい危機感とユーモアと情熱を持って、地域を支えてきた食の後継者を探しても良いと思います。素敵なプロジェクトです。

歴史的に見ても、長期発展のためには後継者(人)と継承できうるシステム(箱)が大事です。新たに始める手間と資金が不要なので。

仕事として成立させるには

日本では、圧倒的に伝統である地域の食と、伝統工芸に関する後継者不足が深刻化して久しいです。会津も例外ではなく…私は外食産業に関わったことがないのですが、新規でやりたい店舗を始めるよりも、お店を継ぐほうがビジネス的に理にかなっていると考えています。

・顧客=さらに地域住民への認知度UP 
・仕入れルート=確立済み
・レシピ=確立済み
・初期費=低減可

後継者は、どこにどんな力を入れれば売上がどうなるかが分かります。そこで経験と実績を積んで、自分のお店を出すのも良いと思いませんか?そういう視点を変えた創業の仕方を、もっと行政や教育の現場が適切か分かりませんが、伝えていくことが地方にとって重要だと考えています。

まとめ

話が長くなってしまいましたが、この「顔の見える後継者候補増」が、今回言いたいことでした。地方が民官合同で率先して取り組むべき課題だと思うのですが…どうなのでしょうか。

会津から出て、東京にオフィスを構え、海外で事業をやっているからこそ見えることが増えてきました。地元企業や行政が、100年続く施策として実行できるかが鍵です。

追記

テイクアウトのシステムについて、参考になりそうな記事を忘備録的に掲載しておきたいと思います。

●食べログのテイクアウト
https://tabelog-takeout.com/owner/
●テイクアウトアプリmenuのキャンペーン
https://bitdays.jp/lifestyle/48868/
●長野のデリバリー・テイクアウト専用サイト
https://www.ssnp.co.jp/news/foodservice/2020/05/2020-0501-1549-14.html

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?