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眠って、痛くなって、安堵して、の日

一昨日は、エアコンを点けずに眠った。


エアコンを消すのは、いつぶりだろう。


昨日、目を覚まして、驚いた。


気付けば、8時間は眠っていた。


一度も目を覚まさずに。


エアコンの風は苦手だと、わかっていたけれど。


(たとえ涼しくても、ときどき肌に触れるのがわかって、気になるのだった。)


もしくは、偶然、丁度いい室温と湿度だったのかもしれない。


なんにせよ、ぼくはよく眠れた。


よかった……。


そう思って、体を起こして、頭を抱えた。


頭が、とてつもなく痛い。


また、横になった。


よく眠れたけど、まだ眠っていられそうだった。


考えてみれば、前日のぼくは、ひどかった。


夜が深まれば深まるほど、気分が沈んでいった。


だから、早めに就寝したんだった。


しっかり眠ったので、気分は軽くなっていたけど。


そのときは、天気もよかったのだけど。


ぼくは、手さぐりでスマホを見つけ、調べた。


今日は、天気に、波が、ありすぎる。


ぼくは、自分でも気付かない内に、また眠っていた。


1時間か、2時間だったと思う。


頭は、まだ痛かった。


EVEを飲むために、台所まで行った。


数分もかからない道中が、ずいぶんつらい。


服用しても、しばらくは痛みが続いた。


痛い……。


そういえば、風が強くなっている。


これから、雨が降るのだろう。


ぼくには、食欲もなかった。


なにをするのも、億劫だった。


痛い。


痛い……?


あまり体を動かさなければ、痛くない。くらいに回復して、ぼくは顔を洗った。


ぬるま湯が、いつもより心地いい。気がする。


ろくに動けないぼくのために、パートナーがチャーハンを作ってくれていた。


薬もようやく効いてきたのか(1時間くらいかかった)チャーハンを口にできるくらいには、元気になっていた。


元気になったら、書店に行く約束をしていた。パートナーの欲しい本が、その店にあるらしい。


行こう行こう、とぼくは言った。自分の体調が落ち着いてきたことに、安堵しながら。


ぼくは(少なくとも、その店には)欲しい本はなかったけれど、あまり寄らない店舗だから、楽しみだった。


……うん。


うん。


気持ちの方も、大丈夫みたいだ。


ぼくのせいで、パートナーの貴重な休みを潰したくない、という思いもあった。


(もちろん、パートナーはそんなことで責めたりするような人じゃない。これは、ぼくの気持ちの問題だ。)


その後、書店に行って、お茶もしたりして。


いい日になってよかった、と思った。

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