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一ヶ月に一度の、×にたい日

9/27。

5:00起床。

天気は曇り。





本来の性格ゆえかもしれない。もしくは、薬の副作用かもしれない。はたまた、巷で噂の自律神経? がイカれているのかもしれない。


この際、原因はなんでもいい。昨日から、「生きたい」より「死にたい」の方が顔を出している。ああ、死にたい死にたい。そんな度胸はないし、予定を立てる気もないのに。


一体なぜ……。憂うことなんて、何もないはずなんだけど。


あれかな。低気圧のせいかな。それとも、低血糖のせいかな。だいぶ前だけど、血糖値が標準値を下回ったことがあるんだよね。……どうでもいいか、この話は。


まあ、こんな風にうだうだいっているけど、実のところ、見当はついている。おそらく、そういう時期なんだ。一ヶ月に一回は、こうなってしまうんだ。


特に何があったわけじゃないのに、自分で自分を殺したくなる。「何があったわけじゃない」から、余計にたちが悪い。だって、対処のしようがないじゃないか。


……さっきの段落で、丁度444字だった。ああ、厭だ厭だ。これ以上、僕を殺そうとしないで。せめて、新人賞に応募するアレを書き上げるまで待って。


落ち着け、落ち着け。早まるな。ほら、白湯でもすすって……落ち着かねえ。しょうがないので、頓服の出番。乳糖が混ぜてあるソレは、とても甘い。……んん。落ち着いた、か? まあ、頓服とはいえ秒で効くはずがないので、しばらく辛抱。


自分で自分を抱きしめて、自分で自分の首を絞めないように堪えなければならないほど、僕は今、衝動に駆られているんだ。ああ、なんて厄介な頭だろう。昨日は、あんなに清々しい顔をしていたじゃないか。……あれ、そうだっけ? 記憶すらも曖昧だ。


「最近、記憶がとぶことが多くなりました」
「それはおそらく、この薬の副作用ですね」


畜生。
畜生め。


もともと問題を抱えすぎているこの頭が、精神安定の名の下に、薬によってさらにおかしなことになっている。


厭だ、厭だ。もう飲みたくないのに。でも、飲まなきゃさらに死にたくなってしまう。これが、囚人のジレンマか? ……全然違うな。


誰に祈ればいいのかわからない。神さま仏さま? 存在するわけないだろ、バカ野郎。じゃあ、誰に……。


「頼むから静かにしてくれ」


わめくことしか、僕には残されていない。





「僕だけが、鳴いている」


これは、
ぼくと、ドッペルゲンガーのドッペルさんの話。


連載中。


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