眠い、眠れない、眠い話
3/21。
6:00起床。
天気は曇り。
*
そわそわして目が覚めた。
『そわそわ』といっても、「何か良いことがあるかしらん」とか、そういうのではなく。
4時半に目を覚まして、「さてもう一眠り」と瞼を閉じたけど、貧乏ゆすりがひどく、寝入ることができなかった。
そして6時になり、「もういいや」と起きてしまった。
「眠いのに、眠れない」が続くと、「眠いのか眠くないのか、わからない」になる。
頭がぼんやりする、のはいつものことなので、何が何だかわからない。
これを書いている今も、貧乏ゆすりは止まらない。
というより、止めることができない。
止めようとすると、気持ち悪くなる。
たぶんこれは、体が叫びたかっているんだ。(心じゃなくてね。)
「体を動かしたくて、たまらない」とは、ちょっと違うけど。
「さっさと起き上がれ」ってことなのかな。
たとえ、深夜に目を覚ましても。
「もう一眠りなんて許さない。
それは決して、許されないことなんだ」
……誰なんだ、これは。
そもそも、何で許されないんだ。
起きるには早すぎる時間なんだから、もう1、2時間眠るくらい、いいじゃないか。
頭ではそう考えているのに、体が言うことを聞いてくれない。
すなわち、もう一眠りを許さないのは、自分の体ということになる。
どちらも自分なのに、ちぐはぐなのは、これ如何に。
頭「眠らせてよ」
体「だめ」
頭「何が、そんなにだめなんだよ」
体「もう一眠りなんて、ろくなことがない」
頭「どこがだよ。だって、まだ4時だよ。寝不足の方が、ろくなことがないよ」
体「それでも、だめ」
頭「何で? 何で、そんなに頑ななの?」
体「わからないの?」
頭「わかりたくもない……寝かせてよ」
体「それはね、」
そこで、会話は終了した。
けれど、貧乏ゆすりは止まらない。
もしかして、体もわかっていないのかな。
どうして、こんなにそわそわしているのか。
まあ、毎日じゃないから、別にいいんだけどさ。
自分の体のこともわからないなんて、怖いよ。
けれど、どうしようもない。
自分じゃないとわからないことは、誰に訊いてもわからないんだから。
誰に訊けばいいのかも、わからないのに。
……かかりつけの病院の先生?
あはは。そんなの、また薬が増えるだけだよ。
……まあ、そわそわが落ち着いたら、寝ようかな。
落ち着けば、ね。
*
「僕だけが、鳴いている」
これは、
ぼくと、ドッペルゲンガーのドッペルさんの話。
連載中。
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