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眠い、眠れない、眠い話

3/21。

6:00起床。

天気は曇り。





そわそわして目が覚めた。


『そわそわ』といっても、「何か良いことがあるかしらん」とか、そういうのではなく。


4時半に目を覚まして、「さてもう一眠り」と瞼を閉じたけど、貧乏ゆすりがひどく、寝入ることができなかった。


そして6時になり、「もういいや」と起きてしまった。


「眠いのに、眠れない」が続くと、「眠いのか眠くないのか、わからない」になる。


頭がぼんやりする、のはいつものことなので、何が何だかわからない。


これを書いている今も、貧乏ゆすりは止まらない。


というより、止めることができない。


止めようとすると、気持ち悪くなる。


たぶんこれは、体が叫びたかっているんだ。(心じゃなくてね。)


「体を動かしたくて、たまらない」とは、ちょっと違うけど。


「さっさと起き上がれ」ってことなのかな。


たとえ、深夜に目を覚ましても。


「もう一眠りなんて許さない。


それは決して、許されないことなんだ」



……誰なんだ、これは。


そもそも、何で許されないんだ。


起きるには早すぎる時間なんだから、もう1、2時間眠るくらい、いいじゃないか。


頭ではそう考えているのに、体が言うことを聞いてくれない。


すなわち、もう一眠りを許さないのは、自分の体ということになる。


どちらも自分なのに、ちぐはぐなのは、これ如何に。


頭「眠らせてよ」


体「だめ」


頭「何が、そんなにだめなんだよ」


体「もう一眠りなんて、ろくなことがない」


頭「どこがだよ。だって、まだ4時だよ。寝不足の方が、ろくなことがないよ」


体「それでも、だめ」


頭「何で? 何で、そんなに頑ななの?」


「わからないの?」


頭「わかりたくもない……寝かせてよ」


体「それはね、」


そこで、会話は終了した。


けれど、貧乏ゆすりは止まらない。


もしかして、体もわかっていないのかな。


どうして、こんなにそわそわしているのか。


まあ、毎日じゃないから、別にいいんだけどさ。


自分の体のこともわからないなんて、怖いよ。


けれど、どうしようもない。


自分じゃないとわからないことは、誰に訊いてもわからないんだから。


誰に訊けばいいのかも、わからないのに。


……かかりつけの病院の先生?


あはは。そんなの、また薬が増えるだけだよ。


……まあ、そわそわが落ち着いたら、寝ようかな。


落ち着けば、ね。





「僕だけが、鳴いている」


これは、
ぼくと、ドッペルゲンガーのドッペルさんの話。


連載中。


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