見出し画像

急いて往くことはないのだけど、

8/2。

5:20起床。

天気は晴れ。





「いつ死んでもいい」と、思うようになった。


それは、今だけの気分かもしれない。まだ覚醒していない頭の戯言かもしれない。でも、少なくともこの今、僕はそう思っている。


僕にはまだやりたいことがあるはずで、進んで死のうと思っているわけではなくて。ただ、この瞬間に命を奪われても、どんな後悔も生まれない気がした。


これは、寝言だろうか? 僕はまだ眠っているんだろうか?


知る由はないけれど。


死ぬこと。生きること。僕は、よく考えている。僕が死んでも、世界に与える影響は微々たるものだろう。でも、誰かの世界に大打撃を与えるかもしれない。……その『誰か』は、誰なのか? それは、教えられないけど。


その『誰か』のために、自分は生きているような気がした。そうじゃなければ、僕はとっくに、この世からいなくなっていただろう。世界を憂いて。自分を憂いて。


もし、『誰か』がいなくなったら、僕はどうなるんだろう? その瞬間に、パッと消えてしまうんだろうか?


知る由はないけれど。


僕はつまり、考えてもしょうがないことを、考え続けている。でも、生きるってそういうものだろう? なんていえば、聞こえがいいのかな。


「いつ死んでもいい」


それなら、


「今は生きていようかな」


そういうことになるはずで。


いつ死んでもいい。だから、急ぐことはないんだ。死に急ぐことも、生き急ぐことも、どちらもしなくていい。「とろくさい」と罵られてきたこの速度で、僕は生きていけばいい。


僕は変わらず不眠で、うつになりやすくて、すぐに寝込んでしまう、そんな人間だ。他人から見れば、「怠けてんじゃねえ」と石を投げられるかもしれない。


でも、ごめんね。これが、僕の速度なんだ。投げられた石でたんこぶができても、僕はそういうしかない。


……ええと、つまり、僕は今、ものすごく眠いってこと。たぶん。きっと。


この眠気から覚めてしまえば、「何が何でも死にたくない」とか、いっているかもしれないね。まあ、それはそれでいいと思う。


僕はどうしようもない人間だけど、どうしようもなく生きていたい。だから……本当にどうしようもない。何もかもが、全く以て、どうしようもないね。





「僕だけが、鳴いている」


これは、
僕と、ドッペルゲンガーのドッペルさんの話。


連載中。


ここまで読んでくださり、ありがとうございます。 「サポートしたい」と思っていただけたら、うれしいです。 いただいたサポートは、サンプルロースター(焙煎機)の購入資金に充てる予定です。