急いて往くことはないのだけど、
8/2。
5:20起床。
天気は晴れ。
*
「いつ死んでもいい」と、思うようになった。
それは、今だけの気分かもしれない。まだ覚醒していない頭の戯言かもしれない。でも、少なくともこの今、僕はそう思っている。
僕にはまだやりたいことがあるはずで、進んで死のうと思っているわけではなくて。ただ、この瞬間に命を奪われても、どんな後悔も生まれない気がした。
これは、寝言だろうか? 僕はまだ眠っているんだろうか?
知る由はないけれど。
死ぬこと。生きること。僕は、よく考えている。僕が死んでも、世界に与える影響は微々たるものだろう。でも、誰かの世界に大打撃を与えるかもしれない。……その『誰か』は、誰なのか? それは、教えられないけど。
その『誰か』のために、自分は生きているような気がした。そうじゃなければ、僕はとっくに、この世からいなくなっていただろう。世界を憂いて。自分を憂いて。
もし、『誰か』がいなくなったら、僕はどうなるんだろう? その瞬間に、パッと消えてしまうんだろうか?
知る由はないけれど。
僕はつまり、考えてもしょうがないことを、考え続けている。でも、生きるってそういうものだろう? なんていえば、聞こえがいいのかな。
「いつ死んでもいい」
それなら、
「今は生きていようかな」
そういうことになるはずで。
いつ死んでもいい。だから、急ぐことはないんだ。死に急ぐことも、生き急ぐことも、どちらもしなくていい。「とろくさい」と罵られてきたこの速度で、僕は生きていけばいい。
僕は変わらず不眠で、うつになりやすくて、すぐに寝込んでしまう、そんな人間だ。他人から見れば、「怠けてんじゃねえ」と石を投げられるかもしれない。
でも、ごめんね。これが、僕の速度なんだ。投げられた石でたんこぶができても、僕はそういうしかない。
……ええと、つまり、僕は今、ものすごく眠いってこと。たぶん。きっと。
この眠気から覚めてしまえば、「何が何でも死にたくない」とか、いっているかもしれないね。まあ、それはそれでいいと思う。
僕はどうしようもない人間だけど、どうしようもなく生きていたい。だから……本当にどうしようもない。何もかもが、全く以て、どうしようもないね。
*
「僕だけが、鳴いている」
これは、
僕と、ドッペルゲンガーのドッペルさんの話。
連載中。
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