全くちがう恋人とわたし
恋人は、
目的のない買い物やお出かけが嫌い。
逆に目的があれば、
たとえ数時間のために遠くに行けるような、行動力がある。
私は、目的のない買い物やお出かけが楽しめる。
目的があってもなくても、同じくらい楽しい。
恋人は、好きなものなら繰り返し食べることができるし、することができる。
私は、好きなものでも毎日は食べられないし、何事もわりとすぐに飽きがくる。
長く一緒にいて、深くその人を知ろうとして
最近わかったことがある。
恋人は、出来事、事象や実態、そのもの自体に価値を見出し楽しむ人。
わたしは、その時の感情や、感覚、空気感や誰と一緒にいるかに価値を見出し、楽しむ人。
つまり、例えを出すと
イオンモールのようなショッピングセンターを目的もなくふらふらするとき。
恋人は食べたいものや見たいもの、
目的が終わればその行動には飽きてしまう。
〜を見たいから、〜が食べたいから、と実在する物に対し、それを目的としてその目的を楽しみに行く。
わたしは、ああでもないこうでもないと言いながら、好きな人と一緒に気になるものを見ている。(むしろいらない物でも見ている)
そのこと自体に価値を感じているので楽しい。
〜を見に行く、ではなく、〜と楽しい気持ちになりに行く、というような
感情を体験しに行くみたいな感じに近い。
休日、のんびりしたいとなった時も同じである。
恋人は、のんびりするという事が目的であれば、家でゆっくりするという選択肢を取る。
わたしは、のんびりした感覚を味わえる事ならなんでもいいので、カフェでそれぞれ本をよむ、外でピクニックをする、お散歩をする、など色んな選択肢がでてくるのだ。
でも、恋人にとってそれは、目的が「ピクニック」「散歩」にすり替わるので、躊躇いがでる。
恋人とわたしは全然違う。
でも、譲り合いながら上手くやっている。
幸いわたしが人に合わせたり、ついて行ったりすることを全く厭わないため、恋人の目的のために同伴することは楽しい。
近頃は、恋人もわたしのなんとなくのおでかけや行動について来てくれるようになった。
なんとなくのカフェでのお茶にも
彼なりに目的を見出して(例えば美味しいホットケーキを食べる🥞とか)、
自分にとっての楽しみを見つけている。
ちがうことはぜんぜん苦痛じゃない
何がちがうか分からないまま、なんとなく合わない、居心地が悪い、と思ってしまう事が一番悲しい。
全くちがうわたしたち。
ウィンドショッピングが苦手で、
目的のないお出かけが嫌いで、
わかりやすいものが好きな彼。
そんなこんなでもう3年以上
乗り越えられたから
なんだかんだで毎日たのしい
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