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旧アニメ版キン肉マン(王位編)で個人的に嫌だった原作改変


公式配信があったので久しぶりに見返した事で嫌な気づきがたくさんあったのでまとめるよ。
とても演出が神がかっていてとても良いアニメ化なので余計にクソ改変が目立ってしまったと思う。
コニタコニタばっかり言われてるけどそこだけじゃないって事を教えてやる!


炙り出しを書いたのがロビンとテリー

仲間を巻き込まず一人で頑張ろうというキン肉マンの意気込みを描写しようとするのは見事だが出発前のテリーマンとロビンマスクがこっそり名前を書いているのは普通に展開として雑。ゆでだから仕方ないとかそういうのじゃないです。アニメなので。

不必要なセリフ改変

「卵とみそ汁もつけてな」→「卵とみそ汁付きのスタミナセットで頼む」
みたいな意味不明なセリフ改変がとても多い。とくにこの軽口はロビンマスクの図々しさとオサレさを両立した最高のシーンなのに一気にダサくなった。バカが。死ね。


元祖・火事場のクソ力

業火のクソ力は「元祖・火事場のクソ力」というダサい名前に改変されている。ふざけるなよ。業火のクソ力はな、アタル兄さんが自分を責めつづけている事がわかる良いネーミングだろ。なのにそこ変えたらもう台無しだろ。

地獄の業火なんだよ。これは。わかれよ。



アシュラマン対サタンクロス戦のカット

これは言われ尽くしてるんで割愛。制作陣はこの試合を切ってまでパパと委員長の茶番パートを入れたいらしい


全体的に口調が丁寧

これは無印アニメからの問題点だ。原作を読んだ人ならわかると思うがロビンマスクやテリーマンは確かに冷静沈着だが本当にかっこいいのは感情を爆発させるシーンでしょ。言葉が荒れた時こそかっこいいんだよ。なのにアニメときたら「完璧超人になんかなりたくねえぜーっ!!」や「真剣勝負にそんなものは関係ないわーっ!」を「なりたくない!」「関係ない!」に改変するのは本当に無能ですよ。無能無能。ロビンマスクは英国紳士じゃないんだよ。英国紳士(笑)の皮を被ったギラギラした戦士なんだよ。

こうでなくちゃ。 

新アニメではテリーマンを小野大輔が、ロビンマスクを小西克幸が演じる。クールさと荒々しさを兼ね備えた素晴らしい配役だと思う。


ネプチューンマンの復活経緯

絶対に許さん!原作ではグレートハリケーンをはじめとした「情に厚い完璧超人」たちが自分の命と引き換えにネプチューンマンを生き返らせたが、アニメではセメントスを思わせる予言者の手柄にされてしまった。わかる?この罪の重さ。フィッシングマンやアモイマンみたいなマイナー超人だって友のために一所懸命頑張ったんですよ。それをカットするなんて許せないって。本当に。

これさ、正義超人からネプチューンマンに、ネプチューンマンから完璧超人の仲間たちに友情の輪が広がる感動シーンなんだよ?
それをよくわからんジジイの手柄に改変してしまうのは本当に悪手。セメントス死ね


ビビンバの扱い

王位編アニメは原作通りになった点もあればそうではない点もあってどういうスタンスのアニメ化なのかよくわからない。過去映像が使われるシーンは原作通りのシーンばかりだし完璧超人も「かんぺきちょうじん」から原作通りの「パーフェクトちょうじん」に変わっている。
ビビンバが初登場する第二次怪獣退治編はアニメではカットされてしまい、ビビンバの登場シーンはマリやナツコに置きかわっている。
第二次怪獣退治編は「大暴れ!正義超人」という映画で一応アニメ化されているが時系列は七人の悪魔超人編よりも後でありビビンバはキン肉星一のブ男(言うほどか?)シシカバ・ブーと結ばれる事になった。

この映画のビビンバにはお世話になりました…

でも王位編アニメではこの映画はなかった事にされ結局フェニックスとくっついてるしよくわかりません。

スグルに「私にはマリさんがいる」「妹のような存在」とまで言わせてビビンバがフェニックスとくっつくオチに持っていく意味がわからんし、フェニックスのビビンバに対しての悪行がオメガマンのせいにされるしもうめちゃくちゃ。90年代ジャンプアニメの悪いところっすね、普通に。


まとめ

逆にここ以外はとても良いアニメです。千葉繁演じるソルジャー、速水奨演じるニンジャ、佐藤正治演じるマンモスマン。声が本当にいい。あとマリポーサチーム戦とゼブラチーム戦。これは原作の時点で名試合ばかりだが更にブラッシュアップされている。観ても損しないと思うよ。

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