ナイスストーカー『暴力先輩』

こんばんは。カクイです。
9/11~16まで、NICE STALKERという劇団で
『暴力先輩』という舞台に出演させてもらっていました。

その感想を文にしてつらつらと述べていきたいと思います。

この作品は、Eテレのような構成で、
助けられない人、助けられる価値がないとされてしまう人
について考えていくというような物語でした。
(いや、こんな浅いものではない!語彙力!)

現代社会ではLGBTsや障害者と呼ばれる人々に
について考える機会は広がっています。
もちろんそれはとても重要で、
社会全体で取り組んでいくべき問題はたくさんあります。

しかし、そうやって社会が動くほど、
「保護されるべき人々」が決まっていっている、
というような印象があるのも事実です。

勉強のできない人、お金のない人、モテない人。
特に目立った原因がなくそういう「弱者」になった人は
現代社会では「努力不足」「性格がよくなかった」
などということになります。


なんだかおかしいような気がします。


例えばあたし個人に引き寄せて考えてみると、
現在は私立の有名な大学に通わせてもらっていますが、
正直家計はギリギリで、
奨学金がなかったらどうなっていたかと思います。

もっと家計が厳しい人は日本にたくさんいます。
そんな人が、大学に行けなかったとして
それは努力不足なのでしょうか。

あと、あたしは決してモテません。
今回の作品の中に、

自由に恋愛できる社会と自由に差別できる社会は同じ

といったセリフがありました。
これにはとても共感するのです。

恋愛なんて努力不足などで説明できることではないです。
友人関係も同じですね。

あたしは、人間関係なんて
ナチュラルな差別の温床だと思っています。

つまり、差別しない人なんていない。

ただそこで、どのように考え、行動していくのか。

道徳の教科書みたいになっちゃうけど、
それが1番大切なのではないでしょうか。

この劇では、「希望」をキーワードに答えを出していきます。

脇役かもしれないけど、
差別される側かもしれないけど、
でもそんな人がいるから世界はカラフルで面白い。

そしてそれを面白がってくれる人が
どこかにいるかもしれない。

それを面白いと思わせくれる人が
どこかにいるかもしれない。

今回の舞台ではその象徴が
みしゃむーそというアイドルでした。
彼女は誰かを助けたい人の背中をそっと押して、
助けられない人のことも面白がってくれる存在でした。

それは演劇も同じだ、と思いました。
アイドルも演劇も人を助けることはできない。
だけど、脇役も舞台の上では救われたり
面白がられたりする。
脇役でもまたアイドルに会うために
1秒でも生きながらえられる。

そこに人々は希望を見出していくんだろうなあ。

それは感動的なことなんかではなくて、
とても寂しくてやるせないです。
だってそんなの応急処置みたいなもんで、
根本的な救いにはなっていないんだから。

それでもあたしはその「希望」にすがりたい。
そして誰かの「希望」になりたい。
そのために演劇や表現を続けていきたいと、強く思ったのでした。

その「希望」は、
きっと広く愛なんて呼ばれるんだと思います。

最後に救われない「藤尾くん」をみんなで応援するとき、
会場には愛のようなものが流れました。

だけどこれから藤尾くんみたいな人にあっても、
みんな友達になるかっていうとそうじゃない。

みんな自分勝手で、差別してしまうものだから。

あたしだってきっとそうです。

そしてあたしだって差別されて、
馬鹿野郎って思う時がこれからたくさんあります。

それでも、愛とか希望とかが
みんなに、あたしに、1秒でも訪れるように、
明日からもいきていこうと思わせてくれる作品でした。


なんだかまとまりつかないので終わります。

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