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“野外フェス × apple watch=快適”だった話

2019年の8月もまもなく終わりに近づいていますね。毎年のことですが、8月が終わるとなんとなく夏が終わってしまう気がしてしまいます。みなさん、今夏は野外フェスにどのくらい行きましたか??

僕は今年、「FUJI ROCK FESTIVAL'19(以下、フジロック)」と「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2019 in EZO (以下、RSR)」の2つに行きました。

今春、ひょんなことからapple watch(Series 4)が手に入ったので愛用中なのですが、野外フェスに持っていったら思いのほか便利だったので簡単にまとめてみようと思います。

通知による行動管理

これまで野外フェスに持っていく腕時計は環境適応を考えてG-SHOCKにしていたため、フェス中のタイムテーブル確認は入り口で配られる紙製タイムテーブルもしくはiPhone専用アプリで行なっていました。

ただ、前者は雨の場合に見ることはほぼ困難ですし、後者もいちいちポケットからスマホを出すのが正直面倒だなぁ思うこともしばしば。

一方、apple watchにはiPhoneのカレンダー機能と同期させた通知機能があるため、あらかじめ見たいアーティストの時間をカレンダー登録しておけば常に手元で次に見る予定のアーティストを確認することができます。

僕の場合、各ステージへの移動時間も考慮して事前通知設定もしておいたため、時間になるとapple watchが移動開始の合図をしてくれることも助かりました。

ただし、カレンダーへの登録は1アーティストごとに行なう必要があり、結構な手間になることは注意が必要です。

また、「防災速報」アプリの大雨予測通知が降り始める少し前に届くため、通知に合わせてレインウェアを羽織ることで、いきなりの大雨で受ける被害を低減できた点も非常に助かりました(特にフジロックで大活躍)。

キャッシュレス化の実現

2017年に香港の「Clokenflap」というフェスに行った際に最も驚いたのが、入場用のリストバンドにそのままお金をチャージできるため、会場内での買い物に必要なものはリストバンドのみで完結してしまうという身軽さでした(ちなみに友人は2日目から文字通り手ぶらで参加)。

さて、フジロックでは数年前から会場内外ほぼ全てのショップでSuicaをはじめとする交通系ICの利用が可能になっています。

なので、apple watch内のsuicaに事前にチャージをしておくことで会場内では左手をかざすだけでビールも食事もグッズも買えてしまうわけてす!しかも事前にクレジットカード登録を済ませておけば、apple watch単体で追加チャージも可能。とにかく楽です。

今年のフジロックはとにかく大雨だったので、財布ないしお札の濡れを防ぐためにジップロックに入れた財布をカバンから出している人を沢山見かけました。買い物のたびに取り出すのはなかなか大変なはずです。

apple watchなら財布を出す必要がありませんし、Suica本体を持ち歩く必要がないため紛失リスクもないことからフェス会場内でのキャッシュレス化としては現時点で考えられるほぼ完璧に近い形なのではないかと思います(ゆえにSuicaが使えるフェスがもっと増えて欲しい)。

フェス会場ではただでさえ荷物が多くなりがちですし、残念なことに窃盗被害を耳にすることもありますので、できる限り身軽に過ごしたいのでどんどんキャッシュレス化が進んで欲しいものです。

悪天候対策の強い味方

ご存知の方も多いかと思いますが、今年のフジロック・RSRは台風の影響を大きく受け、なかなかに過酷な状況となりました(僕は行っていませんがSUMMER SONICも)。

RSRは台風直撃により初日は中止になりましたし、フジロックも開催期間中の大半を雨(しかもほぼ大雨)の中で過ごすことになりました。

特にフジロックの風雨は体感レベルでは昨年の台風直撃よりもひどく、Zカード(フジロックの紙製タイムテーブル)はおろか、スマホ次第では裸のまま外に出せば水没リスクがあるほどだったと思います。

その点、apple watchは50mの耐水仕様になっているため、横殴りの雨の中でもほぼ何も気にせずに使用することができました。上記のキャッシュレスもそうですが、フェス会場は原則的に傘の使用が禁止のため、大雨の際にカバンから荷物を取り出すのは大変です。その点でも雨濡れを全く気にしなくて良いのは非常に助かりました。

体調管理や消費カロリーも確認可能

(これは僕の中ではそこまで重要ではないのですが)一応、消費カロリーや心拍数などがリアルタイムで計測されているので体調管理にも役立てることができます(以下はフジロックとRSRそれぞれの初日データです)。

今後期待すること

今はフェスごとに専用アプリが存在するため(にしても今年のフジロック公認アプリはとてもよかった)、アプリ内でマイタイムテーブルを作っている人がほとんどなのではないかと思います。

前述したとおりapple watchでのスケジュール通知はとても便利なのですが、スケジュールひとつひとつの登録がとても手間になるので、アプリで作ったマイタイムテーブルをiPhoneのスケジュールと同期できるようになったら嬉しいなぁと思います。

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海外ではフェスはテクノロジーの実験場になっているという話をよく聞きます。apple watch(やスマートウォッチ)を持っている人が会場を歩いているだけで情報が入ってきたり特別なコミュニケーションができる、みたいな面白い体験ができるようになったら面白いなぁと思う次第です。

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