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カブトムシのさなぎが動くって知ってる?

3月末に引っ越してきたわが家。
引っ越して3日目くらいかな?
突然、ご近所さんから嬉しそうにカブトムシの幼虫をもらってきた父子。
そこからお世話係は私なのですが‥‥愛着わくんですね。本当に。

土にもぐって21日目

いいところでもぐってくれているので、毎日のぞきます。
だんだん色が変わってきて、幼虫のときの白さはだいぶなくなりました。
どちらかというと、ちゃいろっぽい。
大きさも変わった気がする。

蛹になるってことは

虫の中でも、蛹になるやつならないやつがいるんですよね。
蛹になるってことは、すごい変化をするやつなんです。
青虫がちょうちょになったり、カブトムシも白いもぞもぞした幼虫からかっこいい成虫にります。

蛹はその間ってことです。
蛹…あれだけ姿が変わるということは。
一度体をドロドロにしているらしいです。
私も見たことがあるわけではないですけどね。
神経系だけは残って、頭から手足からどろどろになる。
想像できないけど、すごいです。

蛹も生きてる、動いてる

当たり前なんですけど、蛹も生きてます。
でね。今年びっくりしたのは、蛹も動くんです。
なり始めのときは頻回に動いていました。もがくみたいな。
どうやら、蛹化が進んでいくと、体が動きづらくなるようなんだけど、今日も動いてるのを目撃。
羽化はまだ先なのかな。それにしても、なんだか苦しそうな動き。
体を溶かしているんだものね。気持ちよく清々しくとはいかなそう。

途中で触ってしまったら・・・

去年も育てていたんです。
が、途中で待てなかった私は掘り返しちゃったんです。
見事に蛹室を破壊してしまいました。
ネットで調べて人工蛹室をつくってみたんですが、ネットで見る形とは明らかに違くなっていき、ついには動かなくなってしまいました。
さわりすぎ、かかわりすぎ、衝撃与えすぎ、だったんです。
柔らかくて、なんともいえないフォルムの蛹くん・・・かわいそうなことしました。

そっとしておくタイミング

幼虫や成虫の姿のときは、触っても大丈夫。(限度はあるけどね)
ひとりで頑張る蛹室づくりの間や、蛹の間は、そっとしておくしかない。
見ることも出来ないことが多い。

成長するタイミングって、こういうもんなんだと思うのです。
幼虫も成虫も動き回ったり、ほかの個体とぶつかったりもするんだけど、この時期だけは完全に個。
下手な力が加わると、生きていく事すらできない。

カブトムシって強いです。
生まれたときからこうなるっていう使命だけはもち続けるんだろうな。
それは、他力でなんとかなるものではなく、自力でいくもの。
ここ!っていうときがあるもんですね。

カブトムシの観察をしながら、自分にも、こどもにも、思いをはせるのでした。
カブトムシも、ヤゴも、無事に大人になれるといいな。
そっと見守ります。





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