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毎週火曜日更新 AI Samurai あんちょこ Vol.9

類似文献評価システム―AI Samurai―を使いこなすためのTIPS

株式会社AI Samuraiカスタマーサポート担当の北村智美と申します。弊社のプロダクトである、「類似文献評価システムAI Samuraiをより深く、より効率的に利用していただけるように、システムのサポート機能を中心に操作のコツ(TIPS)をご紹介させていただくための記事を配信しています。(毎週火曜日)

梅雨の時期の室内遊び「パズル」

筆者は目下3人の子育て中ですが、梅雨の時期は外遊びができず、もっぱら室内遊びの日々を送っています。そんな日々の中で6才の娘はパズルにはまっているようです。つい先日も「80ピースのパズルができたよ。すごく難しかった!」と報告してくれました。天気の悪い日は時間を忘れて熱中させてくれるパズル遊びが最適です。

「AI Samurai」のパズル機能

この1ピース、1ピースを埋め合わせるシンプルな構造のパズルですが、実は「AI Samurai」にもこのパズル感覚に近いサポート機能を搭載しています。個人的には一番利用方法(操作方法ではなく)が分からりずらい機能ではないかと思いますので少し丁寧にご説明したいと思います。

サポート機能「主引例文献番号」

では、前置きが長くなりましたが、今回はサポート機能の「主引例文献番号」についてご紹介したいと思います。「AI Samurai」は「発明の内容」を各構成要素ごとに分割し、先行文献との類似度をクレームチャート形式で表示します。このクレームチャート上で、例えばA文献の構成要素ごとの類似度が、構成要素①:100%/構成要素②:100%/構成要素③:100%/構成要素④:20%である場合、A文献を主引例として固定し再調査すると、副引例として構成要素④:20%を補填してくれる文献を抽出してくれます(類似度の低い部分を埋めるような文献を抽出する)。「足りない部分を補う」=「ブランク箇所にパズルの1ピースを埋める」イメージです。

操作方法は、
①調査対象のデータベースを選択し「発明の内容」に発明の内容を文章で入力(30文字以上5000文字以内)
②クレームチャートに反映させたい公開番号、特許番号を入力( 最大3件)
※記入例:特許6306786/JP6185209/JP6506489B2/特開2019-036284など

主引例固定

知財調査における実務上の利用方法

より実務に則した利用方法では、先行技術調査や無効資料調査にて主引例固定を行うと副引例が見つかりやすくなります。「AI Samurai」のクレームチャート上では類似度が%で表示され、更には文章の類似箇所が文章で確認できるため、類似文献のスクリーニングを効率よく実施できる利点があります。類似度の低い構成要素にカチッと埋まるピース(特許文献)がみつかると、何だか気持ちが良いですね。特にこの機能は無効資料調査でご活用いただくことをお勧めします。操作動画も併せてぜひご視聴ください。

執筆者プロフィール

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北村智美
神奈川県出身。立命館大学産業社会学部産業社会学科卒業。
航空会社の地上職、大学病院の教授兼医局秘書を経て、2018年に(株)AI Samuraiへ入社。2019年9月よりカスタマーサポートを立ち上げ目下奮闘中。

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