なぜ、私は一番を探す人生を選ぶのか?
浅草の亀十という日本一のどら焼きを買いに行った。
パンケーキみたいなフワッフワな生地とたっぷりの餡。
美味しかった。
その日は小雨にも関わらず、
朝から狭い店内で行列が出来ていた。
他の店は閑散としているのに、その店は客が絶えない。
その店を知ったのは友人が食べてみたいと言っていたからだ。
一番美味しいどら焼きを食べてみたい。
そんな想いがある。
世界一の苺大福は『翠光堂』。
先輩の営業マンが教えてくれた。
美味すぎて、みんなに教えた。
配った。
喜んでくれた。
元々甘いものが好きだ。
その経験から、和菓子も好きになった。
とはいえ、キーフェルのミルクレープやキルフェボンのフルーツタルトも好き。
甘いものは目がない。
和洋問わず。
だから美味しいお菓子を探す。
そして、一番美味しいものを探す。
なぜか?
それは、その美味しさを自分と縁ある人に知ってもらいたいから。
やってることは商社と同じ。
いいサービスや商品をおすすめしたい。
それだけ。
金銭的な利益ではなく、
美味いものを食べて人生が豊かになる人を
増やせたという満足感を得たいからだ。
そして、一番の商品には
必ずストーリーがある。
歴史がある。
チャレンジがある。
数多くの失敗がある。
そのストーリーが面白い。
歴史を学ぶのが面白いのと同じ。
世界史、日本史が事件を覚えることでなく、
ストーリーだと知ると面白くなる。
しょうもない人間関係、派閥争い、今にも通じることがあるとわかると途端に歴史上の人物が友人になる。
めちゃくちゃ面白い。
富士山に登ったことがあるだろうか?
どこを目指すだろうか?
頂上だと思う。
8合目を目指す人はほとんどいないと思う。
私にとっては人生においても同じ。
頂上目指して歩む。
頂上とはどこなのか山みたいにわかりやすくはない。
せっかくなら一番いいやつを探すと決めていく方が面白いと気づいた。
だからこそ一番を探す。
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