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23卒 人気業界動向

航空就活生

この記事では、就活生に人気な業界の傾向を書いていきたいと思います。一部イメージで語っている部分があり、また、私の保守的な思想(※政治的な意味ではなく、昭和的な「いい大学に入って、いい企業に入って、退職金をもらって老後は安泰」という考えのことです笑)も混入しているので、飲み屋の先輩のホラ話として受け流してもらえれば幸いです。

投資銀行

圧倒的な高収入のイメージから、ミーハーなハイスペック就活生がこぞって受けるのですが、予想以上に金融の知識を求められることに驚かされます。外資系については、金融工学などを修士まで勉強した人はともかく、学部卒にはハードルが高いでしょう。「顔採用」というかどうかはともかく、女性は比較的狙えるポジションがありますが、それでも日系に比べれば相当に難関です。

外資系Tier 1

ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、JPモルガンの3社としておきます。部門別の採用ですが、たとえオペレーション部門であっても、雲の上すぎて、多くの就活生にとってはハードルが高いと言えるでしょう。私はWebテストできっちり落とされました。

外資系Tier 2 

クレディ・スイス、ドイツ銀行、BNPパリバといった欧州系投資銀行のほか、バンク・オブ・アメリカも入るでしょう。こちらも、金融に強い関心を有していなければ、狙う就活生は少なく、時にTier1よりも倍率が高い選考となるようです。私は受けませんでした。

日系五大

野村、大和、みずほ、三菱UFJモルガンスタンレー、SMBC日興の5つの証券会社です。いずれも投資銀行部門での採用があります。モルガンスタンレーMUFGと三菱UFJモルガンスタンレーは別物ですのでご注意ください。2022年3月に日興が不祥事を起こした結果、他四社が採用をグッと増やしたように思います。日興は、本来なら三番手ですが、本件で就活生の信用も失いました。後述するアクセンチュアの書類送検とは異なり、金融インフラとしての根幹を揺るがす不正でしたので、仕方がないかと思います。

コンサル

激務ながら、どこでもやっていけるビジネススキルがつくことから、人気の高いコンサル。戦略部門であっても、頭の回転の良さを示せれば、選考の途中までは進むことがわかりました。

戦コンTier 1

いわゆるMBB(マッキンゼー、ボストン・コンサルティング・グループ、ベイン・アンド・カンパニー)にATカーニーを加えた4社です。ポテンシャル採用もあるようで、運よく入れる可能性もあります。私は全然ダメでしたが…Up or Outが激しいところもあり、成長志向が強く変化をいとわない人が多いようです。

戦コンTier 2

ローランド・ベルガー、アーサー・D・リトル、Strategy&といった戦略に特化したコンサルが名を連ねます。新卒で入るなら、Tier 1、あるいはアクセンチュアやBig4を目指したいところと思われがちです。個人的にも、事業会社で経験を積んだ後に行けばよいのかな、と思うところです(内定者の方、すみません)。

Big 4+アクセンチュア

デロイト・トーマツ、PwC(プライス・ウォーターハウス・クーパース)、EY(アーンスト&ヤング)、KPMGの4つをまとめて、Big4といいます。いずれも総合コンサルであり、前二社と後二社の間になんとなく壁があります。どこでもよいので、Big4の内定を取っておけば自信になります。Big4の内部のマウンティングはあることにはありますが。以上の理由から、全くコンサルに興味がなくても受けておくとよいでしょう。

ミーハーな私は、Big4には目もくれなかった結果、周りがバンバン内定して自身にみなぎった表情をしているのを見て、率直にうらやましく思いました。友人談によれば、大量採用の影響でちょっとは入りやすくなったらしいです。それでも相当に難関であり、金融に置き換えたレベル感としては、メガバン以上日銀・DBJ以下といったところでしょうか。

アクセンチュアは、IT系という分類もできますが、戦略部門にも進出しています。2022年3月に違法残業で書類送検された事件があっても、依然として人気は高いです。過労死事件を二度起こした電通の人気が衰えないのと同様、激務を前提に入社するので、就活生の支持は根強いものがあります。コンプラ違反はどこなりとあると思いますが、それを隠し通せないような企業はちょっと…と思います。

日系上位

コンサルはカオスすぎるのですが、NRI(野村総合研究所)、三菱総合研究所、ベイカレント、IGPIあたりは難関として知られています。外資ならIBMもそうかな。アビームやNTTデータあたりになってくると自慢はできないが納得内定として割り切ろう、という空気感でした。私はNRIだけ受けて(ミーハー笑)落ちました。

商社

総合商社は、コロナ禍の資源高を追い風に、空前の好決算でした。日経を読んでいたら、いやでも目に入ってきます。バフェットが投資したことや、中長期でも成長するだろうという感じがあり、成長志向がありながら、安定を求める就活生に大人気でした。双日・豊通でもかつて(15卒くらい)の財閥系商社レベルの難易度だったと思います。

五大商社

三菱商事、三井物産、近年急成長を遂げた伊藤忠商事、そして住友商事と丸紅をまとめて五大と言われます。W内定・トリプル内定はかなり困難でしょう。それほど、人気であり、24卒でもこの傾向は変わらないでしょう。商社に興味がなくても、三井物産のインターン選抜で行われる「自分史面接」は受けておくことをお勧めします(1次のケース面接を突破することが条件になります)。

その他総合商社

双日・豊田通商でも普通にすごいです。私は受けませんでしたが。

専門商社

商社ビジネス(特に、トレード)が好きな人が行くイメージ。ミーハーな就活生は、五大あるいは七大だけを受けて、返り討ちにあって終わります。

広告・マスコミ・出版・新聞

広告・キー局なんかは伝統的に人気ですが、私は全く眼中になかったところであり、友達にも受けている人がいなかったため、何とも言えません。コロナ禍で出版社が脚光を浴びましたが、就活生の人気が大幅に上がったかと言われると、そうでもありません。

不動産

実際は泥臭い仕事が多いものの、「まちづくり」「高層ビル」といったキラキラワードにあふれており、年収も高水準なため、人気があります。不動産販売については、やや人気が落ちるようです。

デベロッパー

三井不動産、三菱商事、東急不動産、住友不動産、森ビルあたりになります。とくに三井不動産は高収入で知られており、全体にまちづくりがしたいという強い思いにあふれる人が多いです。

ゼネコン

デベに行けなくてもゼネコンなら十分納得内定となるのではないでしょうか。また、不思議にも鉄道とゼネコンを志望する層は似ており、海外に興味がある人はJR東海か大林組・鹿島に行っているイメージがあり、そうでない場合はその他のJR・私鉄、ゼネコンに行っている感じがしますね。

金融

総合職を前提にお話しします。学(校)歴で昇進ルートが決まるようなところもあるので、大学名との相談は必要です。まぁ東大法学部の官僚が規制する業界である以上、民間企業もそれなりの学校を出ていないと格好がつかなかったんでしょうね。そういう人が役員になれば、自然と社内に学閥が生まれるのも致し方ありません。

政府系金融機関

日銀のほか、DBJ、JBIC、農林中金、JPX、JICA、JETROといったところになります。採用人数が少なく、かなりの難関です。難関な割には、天下りや中途が多く、部下を育てる雰囲気に乏しいため、新卒で入るには適さないところも見受けられます。

メガバンク

三井住友銀行が一番人気ですが、三菱UFJ銀行・みずほ銀行もそれなりに就活生の支持を集めています。就活生の中でみずほのシステム障害はそこまで問題にはされておらず、メディアが煽りすぎな感があります。

「銀行は斜陽」といった常套句も適切ではありません。圧倒的な預金と顧客基盤をもとに、国内外問わずにビジネスを展開していくポテンシャルがあるでしょう。

損保

圧倒的にマリン(東京海上日動火災保険)のイメージがいいです。ここのインターン選抜で行われる「幼少期面接」は、自分を見つめなおすチャンスです(1次のグループ面接を突破することが条件になります)。他社(損保ジャパン、MS&AD)の選考では、そこでなければならない理由をきっちり説明できなければなりません。

生保

業界最大手の日生をはじめとして、コロナを機に就活生に再発見された部分があります。業界としては、海外に活を見出す必要が出てきているでしょう。

証券

高年収。リテールの場合、営業で力をつけたい就活生が多いです。

信託

住信(三井住友信託銀行)は人気が高いですが、常になぜ三井住友銀行ではないのか?と自問自答する必要があります。三菱UFJ信託もしかり。なお、みずほ信託は、FGでの採用となります。

公務員

国家公務員と地方公務員でだいぶ就活生の志向が異なります。

国家公務員

総合職を前提にお話ししますが、激務簿給という報道はやや誇張されている感はあるものの事実です。しかし、40代以上になった際のアップサイドを考えて受験する志の高い学生がいることもまた事実です。

地方公務員

安定志向で、試験勉強をコツコツ頑張り、夏まで就活に励んでいるイメージがあります。こういう人が報われる社会であってほしいなぁと思います。

メーカー

「ものづくり」の会社でも、一定数の文系職が求められており、就職の選択肢にする学生はいるでしょう。

食品

もともと人気が高かったにもかかわらず、コロナで注目を浴び、異常な難化を見せています。味の素を筆頭に、日清、カゴメ、カルビーなどの倍率は異様です。ただ、商材(冷凍食品、スナック、レトルト…)にこだわりがあるというよりは、ホワイトなイメージと高待遇、あるいは単にマーケ職に惹かれているだけの人も見受けられます。

飲料

食品と同じく、難関企業がそろいます。サントリー、キリン、アサヒ。こちらも、高待遇のイメージに惹かれているだけの就活生が見受けられます。まぁ実際高待遇なのですが。未成年が飲んではいけない麦色の液体に、どれだけ熱意をもって接することができるか、問い直してみましょう(もちろん、ソフトドリンク、健康食品のみならず、不動産もやってますが!)。

消費財

外資系(P&G、ユニリーバ、ネスレあたり)のマーケ職は勝ち組とされています。資生堂や花王、ライオンも人気ですね。

自動車

ものづくりの最後の砦。トヨタは不動の人気を誇り、転職したい企業ランキングの上位常連企業です。ホンダも面白い取り組みを始めていますね。かつての二番手、日産は、外資風と思いきや意外と昭和企業だったりします。

素材

文系にはなじみが薄いのですが、旭化成やAGCあたりは、視野を広げるために受けようという人がいました。良い心がけだと思います。

電機

ソニーをここに入れるのは申し訳ないのですが、コース別採用ということも手伝って、キャリアを固めたい人が応募しています。このような職種別、コース別採用は転職力をつけるにはうってつけなのだとは思いますが、もし合わなかった時のリスクが大きいなぁと思ってしまいます(私が昭和な考えなので)。新卒から10年くらいは色々やってみたいとは思いますね。

バブル期に最強を誇った日系電機のうち、ソニー、日立が勝ち組、パナソニックは中立、東芝・シャープが負け組というレッテルが張られています。三菱電機は度重なるコンプラ違反で人気を落としています。東芝以下は、安定はしているものの、心底「おめでとう!」とは言えない企業になってきますね。

インフラ

コロナで海運の人気上昇、鉄道は横ばい、空運はどん底となりました。電力ガスは保守的な考えの人に引き続き人気です。水道は、公務員扱いとなり、なぜか人気がガタ落ちになります。

鉄道

JR東海が王様でJR東日本、東急あたりが人気を博しています。関西は阪急阪神を筆頭に、社風としてはやや難のあるJR西日本も依然として根強い人気があります。

海運

商船三井・日本郵船に川崎汽船を加えた大手三社が強いです。コロナ前はボラティリティの高い業界として敬遠する就活生が多かったのですが、空前の好決算を前に人気が出てきています。もっとも、足元(2022年夏)では運賃も一服した感がありますが。

空運

ANA・JALが新卒採用を再開しました。私が最終的に選んだ業界ですが、コロナ後に航空需要は減るという悲観的な見方をする就活生が多かったように思います。また、ボラティリティが高く平和産業であることも事実ですね。もっとも、IATAは、世界的な航空需要の逓増を見込んでおり、私もこちらの立場にくみしたいと思います。もっとも、他のインフラ企業に比べれば、平時であっても年収は低いですし、ずっと貨物部門固定であったり、新規事業ばっかりで飛行機に携われなかったり、という可能性はあります。

あと、業界再編のリスクは常に付きまとう点には要注意です。

電力・ガス

原発政策が不透明で、洋上風力発電の動向も注視する必要があり、燃料価格もボラティリティが高く、意外と安定とは言えなかったりします。東電よろしく、潰れることはまず考えられないと言っていいでしょう。

IT

「ITコンサル」は喜んで受けるのに、いざIT企業となると文系にはなじみが薄いのが残念です。

外資IT

GAFAMですね。最強です。ほかにいうことはありません。

通信

NTT、KDDI、ソフトバンクの三社です。文系には若干なじみが薄いですが、ソフトバンクなんかはグローバルなイメージも手伝って人気を博していますね。

日系IT

電電ファミリーこと富士通・NECに加え、日立もここに入れていいかもしれません。文系にはなじみが薄いです。

人材・ベンチャー

人材

リクルートが圧倒的です。転職前提のキャリア観を持っている人が多め。

メガベンチャー

楽天とDeNA、サイバーエージェントを「ベンチャー」と呼んでいいのかどうかはわかりませんが、この3社は実力主義で若いうちからバンバン仕事を任せてもらえるイメージがあります。

ミドルベンチャー

LevaragesやWaqooといった、新卒採用ブランディングが上手で、インターンが高倍率となる企業群です。カルチャーフィットが大切ですね。新卒カードをJTC(ジャパン・トラディショナル・カンパニー)ではなく、あえてこういったミドルベンチャーに使うことに意味があるのか、再考が必要でしょう。

スタートアップ

新卒カードのみならず、大卒カードをここで使う意味があるのか再考が必要でしょう。資本主義社会において、本来的には学(位)歴は不要なはずです。儲けたいならさっさと儲かる仕組みを作ればいいだけのことですので。もちろん、どんな大企業も、はじめはスタートアップでしたので、その天文学的な確率の成功可能性に掛けるのも人生の一興でしょう。例えば北海道で1店しかなかった時代のニトリが、こんな大企業になるとは、だれが想像したでしょうか。もし当時のニトリに、SO(ストックオプション)があれば、今頃何不自由なく暮らせているでしょうね。

まとめ

色々ダラダラと書いてきましたが、最終的には「どの部署に配属されてもやっていけるか」ということに尽きると思います。その際に、年収というのは一つの決め手になるでしょう。

会社をテコに(あるいは道具にして)自分の力を伸ばすぞ、と考える人もいます。しかし私は、まずは会社に貢献し、その見返りにお金と自分のスキルを身に着けようとする姿勢を保とうと思います。VUCA時代、何が正しいのかよくわかりませんが、昭和的な発想を持ち続けている時代錯誤の23卒から、お伝えしました。



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