見出し画像

【高卒支援会PTAだより】vol.08

PTAの皆さま

こんにちは。今年は冬晴れが続いているおかげで、私が勤める飲食店(ハンバーガー屋です)にも2月とは思えない来客があります。緊急事態宣言とは何なのかを考えさせられもしますが、たまたま時流に乗っただけのこと。驕らずに日々を過ごしています。

■■■ バックナンバー ■■■
【高卒支援会PTAだより】vol.01
【高卒支援会PTAだより】vol.02
【高卒支援会PTAだより】vol.03
【高卒支援会PTAだより】vol.04
【高卒支援会PTAだより】vol.05
【高卒支援会PTAだより】vol.06
【高卒支援会PTAだより】vol.07

①来月は卒業式

ひと月早いですが、来月はNPO法人高卒支援会より6名の生徒が卒業をされるとのことで誠におめでとうございます。インターン制度など卒業してからのフォローもしっかりしているのが支援会の良いところですね。

1年以上の不登校から立ち直り、絶え間ない努力で見事大学に合格された方もいらっしゃいます。卒業生のこれからの活躍に期待しております。私も式当日は出席をさせていただく予定です。

②続・我が家のケース

前回のvol.07では「正月明けの不登校」ということで、冬休みが終わっても登校する気配のない我が家のケースとして書かせていただきました。PTAだよりをいささか私的な感情の吐露に使ってしまったのは反省していますが、それを止めなかった支援会の方々に感謝しつつ、反響や共感を寄せてをいただいた方もいらっしゃいましたので、手短かに続きを書かせていただきます。

あれから我が家には何度か大倉先生が家庭訪問に来てくださり、本人と親にそれぞれ働きかけを行ってくれています。いまだ登校するには至っていませんが、私は今回のことを通じて大倉先生の誠実さやコミットメントの深さを感じとても感謝しています。

NPOとはいえ、人が働き、生活もしていかなければいけません。そうした中、大倉先生は立場上言いづらいご提案もしてくださいました。今後の成行きがどうなるかはわかりませんが、できる限りのアプローチを続けていく所存です。

③親はいつだって○○しながら生きている

さて今日は最後にこのPTAだよりを、保護者だけでなく、生徒さんやインターンの方も読まれているかもしれないことを考慮しながら、私の親としての正直な気持ちで結びたいと思います。

皆さんの中には、ひきこもりや不登校から立ち直り、自律した生活を送れるようになった人も多くいらっしゃるでしょう。また今では親御さんに感謝の気持ちを持っている人もいるかもしれません。あるいはとりあえず毎日登校はしているが、どうにもあのクソ親だけは許せないと思っている人もいるかもしれません。いま若い皆さんがどういう思いを抱いていても、それは自由です。

しかし思うに、
ひきこもりや不登校になってしまった子どもを持つ親はいつだって「後悔」しながら生きています。

あの時つい怒鳴ってしまった。
あの時つい無理をさせすぎてしまった。
自己主張を「大人の理屈」で抑え付けてしまった。
自信の萌芽を摘み取ってしまった。

だから、私のせいで、こうなってしまったんだ。

親はそうやって自分を責めながら生きているんです。

世の中には「毒親」という言葉があるようです。私自身は毒親ではないと言いたいところですがそれを証明することができません。決して毒親という人を擁護する意図はありませんが、どんな親も、自分の子育てについては間違いなく後悔を抱えています。だからひきこもりになった我が子に、強くは言えない人が多いのです。

ちょっと説教くさい感じになってしまいました。ご感想等いただけたら幸いです。

2020年度 PTA会長
池田 愛

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?