「私にとって利用者様は、家族に限りなく近いお客様です」
社会福祉法人 敬信福祉会 あいの里竜間のスタッフインタビュー第1回として、今回はグループホーム あいの里きららの介護主任・北井 喜信さんにお話をうかがいました。
グループホーム あいの里きらら
介護主任 北井 喜信さん
年齢:42歳(平成28年5月現在)
勤続年数:7年目(平成28年5月現在)
所有資格:介護福祉士、介護支援専門員
趣味:最近はもっぱら家族サービス
休日の過ごし方:子どもと公園に遊びにいく
Q1. グループホームとは?
——このインタビューを読まれている方のなかには、「グループホームって、なに?」という方も多くいらっしゃるかと思います。そこで、まずはグループホームがどんなところなのかについて、教えてください。
北井 グループホームとは、認知症の高齢者が安心して、平穏に暮らすための住まいやサービスを提供する事業所です。ハード面としては、ユニットケア(個室)のもと、利用者様にとって馴染みのある家具や私物などを使っていただき、グループホームに入居する以前の生活を継続していただける環境づくりをめざしています。また、ソフト面としては、認知症ケアをしっかり学んだスタッフによる適切なサービスを提供します。単に介護を「する側」と「される側」にわけるのではなく、たとえばスタッフと利用者様が一緒に料理をつくるなど、共同生活を送る場所という色合いが強いです。
Q2. 介護の仕事に就いたきっかけや、仕事をするうえでのやりがいについて
——北井さんは、どうして介護の仕事を志したのですか?
北井 妻の身体が弱かったのがきっかけですね。もともとは全然違う仕事をしていたのですが、看病を続けるうちに、妻のことをもっとしっかりわかりたいと思うようになって、介護や福祉の勉強を始めました。
——介護の仕事をするうえで、やりがいやモチベーションアップにつながるのはどういうところですか?
北井 人生の先輩である高齢者から、頼られ、感謝されることにやりがいを感じています。特に、グループホームに入居される方というのは、認知症が原因で在宅生活が困難になった方がほとんどなのですが、その方たちがスタッフと一緒に生活しているのを見て、家族様に「こんなに楽しそうにしているおじいちゃん(おばあちゃん)を見るのは久しぶり」と言っていただけることがとても嬉しいです。自分の関わり方ひとつで利用者様に笑顔のある生活を提供できるということが、モチベーションアップにつながっています。
Q3. 敬信福祉会 あいの里竜間や、グループホーム あいの里きららの魅力とは?
——北井さんは、グループホーム あいの里きららに勤務されて今年で7年目になりますが、ずばり、どのようなところに魅力を感じていますか?
北井 まず、一緒に働いているスタッフが大好き。年齢層には結構バラつきがあって、下は29歳から上は69歳まで、男女問わず幅広い層のスタッフがいるのですが、その全員のことが大好きです。時には個人的な人生相談もするし、男性スタッフとは男同士ならではの会話もします(笑)。世間一般では女性社会というイメージが強い介護業界ですが、うちはその壁を感じないですね。本当に楽しいです。
——職場の環境や、上司との関係性はいかがですか?
北井 我々スタッフからの提案やイベントの企画などについて、上司はほとんど首を横に振りません。やりたいことをさせてもらえる環境にあるのは、かなりありがたいですね。外部研修などにもよく参加させてもらえますし、スキルアップや資格取得の支援も充実していると思います。
Q4. 今後、敬信福祉会 あいの里竜間や、グループホーム あいの里きららでやってみたいこと
——グループホームの介護主任として、北井さんのこれからの目標や、チャレンジしてみたいことを教えてください。
北井 もちろん、うちのグループホームを大東市No.1……いや、大阪No.1……いや、近畿No.1の事業所にすることです!(笑)
——大きく出ましたね(笑)。
北井 でも、本気です! 認知症というと、どうしてもネガティブなイメージを持たれがちだと思うのですが、それをポジティブに変えられるような事業所にしたいです。「認知症になったから、できない」ではなく、「認知症になっても、できる」ということを増やしていきたいですね。
Q5. 「グループホーム あいの里すばる」について
——今年度には、新しいグループホーム「あいの里すばる」のオープンも控えていますね。
北井 はい。利用者様、スタッフともに現在募集中です!
——「すばる」という名前には、どのような思いが込められているのでしょうか?
北井 すばるというのは、星団(星々の集まり)の名前で、「集まってひとつになる」という意味の「統べる」という言葉が語源とされています。利用者様とスタッフがひとつになって、皆が活き活きと輝ける場所になるように……という、共同生活を送るグループホームならではの由来があります。「きらら」同様、質の高いサービスを提供できるよう頑張ります!
Q6. 北井さんにとって、利用者様とは?
——最後に、北井さんにとって利用者様とはどのような存在ですか?
北井 私にとって利用者様は、“家族に限りなく近いお客様”です。自分の家族と同じように大切に思いながらも、お客様であるということを決して忘れず、丁寧なケアを心がけています。
——本日はインタビューに答えてくださり、ありがとうございました。
北井 ありがとうございました!
インフォメーション
社会福祉法人 敬信福祉会 あいの里竜間
〒574-0012 大阪府大東市大字龍間673-3
電 話:072-869-0788(受付 9:00~18:00)
メール:info@ainosato-tatsuma.or.jp
WEB:http://ainosato-tatsuma.or.jp/
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