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1歳半健診。専門家の「正論」は時に刃にもなると感じた日。

「上の子がいるので、
おやつはどうしても、
スナック菓子になりがちです」
次女の1歳半健診。
正直に保健師さんに答える。

「4人もお子さんがいらっしゃると、
学校や保育園に通わせるだけでも
大変ですもんね」と
ベテランの保健師さんが励ましてくださる。

保健師さんの問診が終わると、
次は個別の歯科健診。
次女は1歳になる前から、
定期的に歯医者で健診を受けている。
泣かずに口の中を診てもらえて、
ホッと胸をなで下ろす。

「お母さん、授乳と、
哺乳瓶はもうやめましょうね」
ホッとしたのも束の間。
年配の歯科衛生士さんが
私に向かって早口で話す。

「母乳はすぐにやめられないでしょうけど、
せめておやつのスナック菓子を、
家にいるときは、おにぎりのように
食事に近いものにしましょう」

1歳児にスナック菓子を与えることは
あまり望ましくないことは、
私だって十分に分かっている。
けれど、今の我が家の状況だと、
それが精一杯の選択なのに。

専門家の「正論」が、
時に相手を傷つけることがある。
自分自身の、助産師としてのあり方を
見直すチャンスだなぁと
思わせられた1歳半健診だった。

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助産師hana【子育てを、安心であたためる】

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