一言の言葉を添えるだけで劇的に変わる瞬間

今日も
トゲトゲ、カリカリした口調で
しゃべりまくるある男性。
その口調は私を批判している
ように聞こえる。
そうして
私は自分の心の奥の方で
自信を無くしていくように
感じる。

私はこの新しいプロジェクトに
ちょうど1ヶ月前に入った。
彼は30歳代後半だろうか。
この仕事に20年以上就いて
いるらしい。
次々と飛び込んでくる仕事たちを
サクサクとこなし
パフォーマンスが高い。
そこはとても尊敬している。

しかし、目の前で
しゃべっている彼は
イライラモードにスイッチが
入っていることに
本人気づいていないようだ。
色々な責任を抱えながら
上から何か言われてようで
心ゆとりないのかもしれない。

ひと通り仕事の話が終わった後
いつもは、じゃあ、よろしく！
で会話が終わるのだが
私は一呼吸いれて
雑談っぽい話をしてみた。

「いつも意欲的に楽しそうに
仕事してますね！尊敬しますよ！」
と言ってみました。

そうしたら
彼の普段吐きださないだろう
言葉が次々と
出てくるではないですか。

「いやーそんなことなくて
クソ○○さんらに、
いつもコキ使われて
疲れまくってますよー」
と言います。

私はこう言います。
「あなたは無くてはならない存在ですよね。
誰かがあなたのような人材が
欲しいって言ってましたし。
素晴らしいことです。」

そうしたら
彼は急に私のことを初めて
認めてくれました。

私が来てくれたおかげで
とても助かっている。
色々と前向きにチャレンジして
くれるから、
とても頑張ってくれていると。

これまでは
勘弁して下さいよ。
前にも説明したでしょ。
とか批判の言葉しか
出てこなかったのに。

こうして
人の心に隙間を作ってあげると
こうしてお互いとても
いい状態なれるものですね。

たった一言の質問が
ほっとした心地いい瞬間を
もたらしてくれます。