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編集者やめてライターになりました。

2016年の11月に、大学の同期が勤めているプレスラボに縁あって業務委託の編集者として加わることになりました。


業務委託というのは厳密には会社には所属(=雇用される)していませんが、限りなく社員に近い立場だったと思います。
オフィスに来て仕事をするだけでなく、郵便を仕分けたり電話に出たり備品がなくなれば買いに走ったり、社外向けのパーティーをやるときには出席したり、たまに社員旅行にも行けたり(わたしはプレスラボの社員旅行で初めて海外に行きました。そのおかげで海外への抵抗がなくなり、今年はNYにも行くことができました)。

この3年でWEB編集者とはどんな仕事なのかを理解し(入社前、わたしがやっていたのはほぼ編集ではなかったな、と早々に気づいた)、自分なりにライターさんやカメラマンさんといった作り手のみなさんと一緒にコンテンツを作ってきました。
企画力がないので、企画出しを頼まれれば社内の会議で助けを求めたり、社内にいる企画力がスゴイ人に「どーやって企画出すん?教えてくれ」とお願いしたり。プレスラボは企画力がスゴイ会社なので、鬼のような発想力の人がたくさんいました。

そして3年が経ち、いろいろ考えながらも、やっぱりライターとして仕事がしたいな、という気持ちが固まったので、編集プロダクションであるプレスラボを離れることにしました。
編集をしながらライター業を両立、という選択もできたかもしれないけど、結婚をしていていつかは子どももほしくて、家事もある程度の割合で担っている自分にはそこまでのリソース(おもに体力と精神力)がないということをなんとなく悟ったので、ライターとして仕事を続けるという道を選ぶことにしました。
(正直にいうと、編集に向いてないな、と感じる場面も多かったです。言葉を選ばずにいえば編集ってチームの動きに責任をもつ仕事だと思っていて、誰かができなかったことで他の誰かに迷惑がかかるならそれは編集の責任でもある。わたしは自分のケツは自分で拭きたいし、他人のケツは拭きたくないと思ったのが大きな要因でした。でもこれはそれぞれの感じ方なので、そう感じない人もいると思うし、それこそが楽しいと感じる人もいると思うし、単純に向き不向きとか、好き嫌いの話だと思います)

東京に出てきた時点では夫と大学の同期2人とプレスラボ代表の梅田以外に知人友人もおらず、ライターさんもカメラマンさんもデザイナーさんも一人として知り合いがいなかったわたしにとって、プレスラボは大きな居場所であり、東京という今までとちがう世界への入り口のようなものだったと思います。
同僚となった社員や業務委託のみなさん、一緒にお仕事をさせていただいた作り手のみなさん、その人たちを介してつながったみなさん、このつながりはプレスラボにいなかったら絶対に得られなかったもので、その点でプレスラボに最大の感謝をささげたいと思っています。

ひとまず、編集には向いていないと思ったので、編集者に戻るという選択は今のところありません。
ライターとしてかかわった案件のなかで編集もできそうだなと感じたものや、そのほうがスムーズに進みそうな案件がもしあれば、そのときは……というスタンスです。

そのかわりに、自分がライターとして経験もふまえて頑張れる部分を増やせたらいいなと思っています。
例えば文章のクオリティ担保は基本ですが、構成のつくり方をもっと突き詰めるとか、ライターになりたい人の支援とか、編集視点も入れた原稿チェックとか、あとは趣味であるアニメや漫画、それから今興味のあるESGに着目した経営や新しい働き方についてなど、興味のある分野に絞りつつ専門性を深めていけたら。

それから、ライターとして所属していた前職のプロダクションを辞めた当初に考えていた「クライアントワークじゃなくて1社に入り込んで広報とかやりたいな」と思っていた職種にどうも「インハウスエディター」という名前がついているようなので、これはライターとは違う道だけど、もしかしたらいつか実現させたい道かもな、と考えたりもしています(なんだ、東京来たときから答え見つかってんじゃんね)。

そのためには今あるライターとしての職能だけではどうにもならないので、もっとロジカルに考えられるようにならねば、とマーケティングの勉強に手を出そうとしています。盛りだくさんだな……。

とはいえ、今はまだ完全フリーランスとして走り始めたところなので、お仕事ほしい期から抜け出せてはいません!
ライターをお探しのみなさま、ぜひぜひまいもんをよろしくお願いいたします!!

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今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

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