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入社1ヶ月で感じた、スタートアップ法務の魅力

こんにちは。スタートアップのhey に初めての法務専任として入社し、現在1ヶ月半ぐらいたちました。最初の1ヶ月はあっという間に終わりました。振り返ってみるために、自分インタビューしてみました。

法務界隈でスタートアップに興味のあるかた、大企業からスタートアップに転職を考えているかた、将来の仲間になる方々、そしてheyのなかのひとたちへの参考になれば幸いです。

わたしのこと

Q:わたしはどんなひとですか

IT企業に新卒から20年ほど勤務し、営業・経営企画・広報・法務といろいろな仕事をやってきました。入社当初は社員数100人→2300人と、どんどん大きくなっていく組織のあれこれをみてきました。

プライベートでは小学生女子x2人の母。こだわりの買い物をするのがすきで、買い物するために仕事する自転車操業中。

Q:なんでhey にはいったんですか

いろんなきっかけがあってheyにたどりついたわけですが。hello hey というオンライン会社説明会が楽しかったことと、面接がとても印象的でした。面接前はそれなりに緊張するのですが、面接が終わると毎回「楽しかったー!」と思えたので、多分この感覚は「合う」んだろうなと思ったのでした。

そして入社前に見たこちらのnote。

hey は、まだ3年しか経ってないんだ、ってことと、この言葉に、そっかがんばろーって思いました。入ってわかりましたが、整えるべきことがたくさんあって、助けてくれるスキルフルな人もたくさんいて、でも整えるべきことが毎日湧いてきます。可能性は無限大。

「全然...本当に整ってない...!マジで頼む!!助けてくれるひと!!!」

hey Cultureのこと

Q:hey のいいとこなんですか

hey のみんなが書いているnote やTwitter、社内ではesa(という社員が使うオープンなドキュメントツールがあります)で感じるのですが、皆さんとても人の心を動かす文章が得意。きっと物心ついたときからブログに慣れ親しんでいるせいなのかなあ。世の中の若者の活字離れとかいうけれど、hey に日本の文章の上手い人が集合したのかもしれないと半分本気で思っています。

法務だから、契約書をよく読むのですが、契約の文章って堅いじゃないですか。法律とか契約の特性とはいえ、使う文が堅いと、だんだん本人も堅い人になっていく気がするのですが、堅いわたしの頭をほぐしてくれて、共感神経(そんなのあるのかな)を刺激してくれる感じ。あーそれわかるわかる、ブンブンと頭をふる。そしていつの間にか心が動かされ、心で仕事をしているかんじがしてきます。不思議。

心に触れる前向きな言葉を綴れる人って、自己中心的だったり嫌な人だったりはありえないとおもう。まだ入社1ヶ月ちょっとで会えた人は限られているけど、きっとリアルにお話しても熱くていい人ばかりなんだろうなという確信もあります。

Q:hey のいいとこなんですか Part2

考えてたらいいところがたくさん思いついたので、もういっこheyのいいとこ!

heyの会社ロゴが好きです。デザインが好き。このnote みたときにすっごい感激して、入社してから自分のオンライン会議の自分の背景をheyデザインで使えるということがこの上なく嬉しいのでした。


シンプルで、やわらかくて、白黒ベースがおしゃれだし、STORESロゴの印象と似たようでちょっと違う、というところもだいぶお気に入りです。


hey が開催する #hey talk(直近ではこちら)などのプレゼン資料でも、文字が際立ってるし背景が主張せずおしゃれ。
heyロゴの入ったTシャツやスウェットを社員のみんなが着ているところもすごいですよね、ほんとに着てるんです。会社へのロイヤリティもあるとおもいますけど、なんといってもおしゃれだからだとおもう。

なので、heyはおしゃれでかっこいい会社とおもってます。印象だいじ!

Q:hey に入ったときと、1ヶ月すぎたときのGAPはありますか

ありません。まばたきぐらい時がすぎるのが早かった。

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法務のこと

Q:法務ってなにしてるんですか

法務って契約書の相談くらいでしか存在知らないですよね。

ビジネスではイメージどおり契約書チェック、新しいサービス案が出来たら知財(商標とか)や法律規制がないかの確認やサービス規約の整備。コンプライアンスリスクがなくなる対策、ある場合はその是正。

社内では、株主総会、取締役会など重要な会議体は会社法に定められた手続きがありますので、その対応。そして会社には、規程という会社の法律のようなものがあるので、そのメンテナンス。

だいたいどれも「文書」をみてるので、頻繁に印刷して内容を読み込んでます。会社のプリンタのカウンタ料金が上がってたら間違いなく私のせいです。ごめんなさい。

Q:スタートアップの法務とエンタープライズの法務の違いはどう見えてますか

まず、スタートアップとエンタープライズ(大企業とか)って境目があるわけではないことがよくわかりました。企業は企業なので、本質的なところは何も変わらないです。誠実にビジネスするための基盤が企業だし、その法務でやることは大まかには同じです。

とはいえ、企業規模の大小や歴史の長短の比較はあるかなとはおもいます。

たとえば、スタートアップの規模だと法務(に関わらずすべての部署だとおもいますが)ひとりあたりのスコープがひろい。大企業だと複数部門・複数社員で分担して対応していたところから、分担範囲がぐっと狭まっている感じがします。いまは、少しでも法律が関わること全部やっているかんじでしょうか。一人ひとりの仕事も、ここからここまで、とわかれていなくて、ゆるく重なって必要な仕事をみんなですすめてる。

20年も働いててきたというのに、今まで一度もやったことない初めてのことが毎日盛りだくさん。

そして、やる仕事が常に応用編です。なぜかというと、会社が、世の中にまだ前例のないことを率先してやってるから。だいたいのことは調べたらどうにかなるかなと思ってましたが、世の中に事例がないので調べようもない!

事例がないことを新たに開拓しながら進んでいくこと、まさにスタートアップ法務の楽しいところで魅力、だとおもいます。

Q:スタートアップのスピード感はどうですか

あえて数字でいうと、5人でやっていた仕事を1人でやるかんじにみえます。

ただ5倍仕事があるなら5倍仕事時間が必要かというとそうではなくて、コミュニケーションがシンプルで意思決定が早く、体感速度も早い。調整に時間を使わないので走りながら考える、というかんじ。

わざわざミーティングしなくてもSlackで進んでることも多いなと思います。

Q:法務のITの活用はどんなかんじですか

金融のFintech、人事のHR Techみたいに、法務のIT化には、Legal Techっていう分野があるのです。わかりやすいところでは電子契約。契約ドキュメントの共有や管理はまだこれからもっとよくしようとしてます。もっともっとITでこんなことできたらいいな、と思うコトもあるので、IT部門のみなさま、末長くよろしくおねがいします(深礼)

Q:法務からみたhey のサービスはどうですか

hey の事業はSTORES EC、STORES 決済、STORES 予約 があって、それぞれ別の会社が集まってかたちづくっていることもあり、歴史も仕組みもそれぞれのなりたちをもっています。法律的な考え方も少しずつ違うので、3つそれぞれの特徴を整理しながら規約や契約に対応しています。

そして、個人としては STORES でお買い物をするのを楽しみにしていて、なんでも STORES で取り扱ってないかな?というのを探してから購入をするようになりました。Google検索の結果と全く違うお商売の風景が見えて、とてもテンションあがります。

法務はバックオフィスなので、お客さまに直接かかわらないぶん、お客さまの温度を感じるのが難しいと思っていたのですが、hey では自分が消費者としてお商売を身近に感じられるところがとても嬉しいなとおもいます。


Q:これからhey の法務をどうしたいですか

事業の推進に貢献できる法務になりたいと思っていて、heyの事業に詳しくなりたいし、あらゆる部門と仲良くなりたい。

例えばこれから生まれるビジネスを理解できたら、法令規制を早くキャッチアップできる。知らなければやむを得ない非効率でも事業を知っていたら、もう少しこう考えられるかも?と代替案が出せるかもしれない。

現場で起きているリアルを知れば、本当はとても困っていることの温度感を感じられて相談者のリクエスト以上の提案ができるかもしれない。

現場で「法務って遠い存在」と思ったら気軽に相談できないけど、少し身近に感じることができていたら、早く相談できて深刻な状態を避けられたり。

そして、そもそもheyのSTORESにとても興味あるのです。もっと知りたい!heyの法務はSTORES のfanです。

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働き方とか

Q:どんな働き方をしていますか

コロナ禍での転職だったので、出社への考え方は気になっているところではありました。hey ではリモートワーク やフレックスなど、時代をとらえた制度があるので、制度の中で仕事のやり方を上司と相談しています。チームごとの仕事の特性によっても違っていて、法務だと契約書の対応があるので、フルリモートではありませんが、仕事の内容に応じて活用しています。

子育て中の社員も多いので、子供を理由とする休暇や対応で引け目を感じる事も一切ありませんし、むしろ歓迎されているなと思うぐらい!

Q:入ってから一番楽しかったことはなんですか

難しい契約書をみんなで検討して、あまりに中身も目指すことも難しすぎて、なぜかテンション上がって笑いながらレビューしたこと。

Q:恵比寿はどうですか

オフィスが恵比寿と仙台にあります。

私が勤務する恵比寿オフィスのまわりには美味しいランチがたくさんあるので「同じ場所では食べない」と目標をたてて日々新しいお店を開拓中。夜も良さそうですが、コロナ禍ゆえ頻度・時間に制限があり、残念です。

Q:女性のキャリアはどうですか

一応女性なのでこんなQも設定しました。

経営の半分が女性ということしかわからず入社しましたが、社内で会う方も女性は少なくない印象です。コーポレートでは半々くらい?かな。データでは3割女性らしいです。

子供対応関係でいうと、男女かかわらず、子育てしてる社員がとても多くて、同じ状況の方は心強そうです。産育休から戻る方も複数人いらっしゃいますし、テレワークやフレックスの制度を活用して、それぞれの働き方を実現している印象です。

あとは、ロールモデルはいますか、とか気になるところかと。ロールモデルって自分のキャリアの延長線にいる年上を設定しがちと思いますが、そもそも自分のキャリアの近い人がほぼいない。この業界は年齢と経験が一致しないというのもあるかもしれません。”ある分野の専門家の憧れのあの人” がたくさんいます。

Q:STORESのおすすめありますか

モツ鍋セットとか、クラフトビールの猫セットとか、りんごジュースとかオーダーしました。まだまだ訪問してみたいお店がたくさんあります。

社内にはSTORE Visitという制度があって、社員のみんながどのお店で何を購入したか、そのおすすめのポイントを読むことができるのですが、みんなの見つけたお店がとても素敵で、読み出すと止まりません。

Q:Macどうですか

スタートアップってMac多い印象ですよね。なんでだろ。

Windows パソコンの企業で働いていたので、Macへのビジュアルの憧れと、果たしてわたしはMacで仕事ができるのか?という不安がありました。

入社初日にあまりの操作の下手さに絶望し、周りに助けてもらったり初心者本を漁ってどうにか3週間目に山をこえMacとお友達になれました。どうにかなるけど、ほっといても自然とはどうにもならないので最初は覚悟が必要と思います。今はだいぶお気に入りです。

法務特有の悩みとして、弁護士や外部関係者と契約書とか規程をWordでやりとりするので、その辺りの癖はまだまだ研究の余地ありというところです。スタートアップ法務のMac率を知りたい。

さいごに

Q:あなたにとってのプロフェッショナルとは

「Just for funですね」(NHKプロフェッショナルふう)

冗談っぽくてほんとで。法務って”楽しむ”っていう印象薄い気がしますが、仕事楽しんでます!そんなJust for fun な法務に共感してもらえる、一緒に働く仲間を絶賛募集中です。マジで頼む!!助けてくれるひと!!!

Q:法務メンバー募集してますか

してますよーーー。
リーガル・コンプライアンス本部のメンバーとして、契約書の管理や推進を行っていただくお仕事です。hello heyという会社説明会もありますし、カジュアル面談などもできますので、興味を持っていただけた方はぜひ御連絡ください!

法務だけじゃなくて、いろんな部門でも大募集してますよ。一緒に楽しくお仕事しましょうー

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