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ズバァァァァァッッ!!LGBTQ反対意見を一刀両断 。

タイトル写真は、NYプライドパレードの時のMACY’S(アメリカ最大手の百貨店)。LGBTQIA+のテーマカラーであるレインボーにライトアップしてくれています。
日本でいう三越とか高島屋のような由緒伝統ある企業も全力で応援してくれる社会。素敵ですね。

さて、今回は前回のLGBTQIA+の記事

で予告させてもらいました通り、同性愛/婚反対意見への、
”ズバァァァァァッ!!!!っと回答”です!

早速いきます!


①少子化に繋がる。

関係無いです同性婚認可と少子化加速の間に)。
 逆に、子供増えます(制度を整えれば)。


同性婚合法になったからって、わざわざストレートの人がどう頑張っても恋愛対象として見れない同性と結婚するでしょうか?あなたはしますか?しませんよね。

それとももしかして、「同性が好きなんだけど、認められてないから異性と結婚するわ!で、子供作るわ!」っていう同性愛者が現在たくさんいると思っていますか?
異性好きでもないのに結婚して、ましてや子作り?

しません。無理。

してるとすれば、
・親や周りの圧力に耐えれず、自分の気持ちを殺して異性と結婚している人。⇒人権的に大問題
・もしくは子供が欲しかった。でもどっかで子供だけ作ってシングルマザーになるのは避けたかった人(女性)。⇒これも問題。同性婚でも子供持てる制度にしたら解決

どちらにしても、少子化が加速するほどの人数がこんな辛い選択をしているとは考えられません。

逆に同性カップルでも、将来子供が欲しいと思ってる人はたくさんいるので、海外のように精子・卵子提供、代理母出産、養子縁組の制度を整えれば確実に増えます。


②同性カップルに生まれた子供がかわいそう。だっていじめられるかもしれないし、他の子の家庭とは違う事に悩む。

いじめる方が悪いですよね?いじめをとめましょう。教育する大人次第です。

<いじめられる>
「色んな形があるんだよ。それぞれだね。悪い事でも何でもないんだよ。」と教育するのが大人の責任。子供は素直で柔軟。そっかー!ってなるし、そういうとこで育てばそれが普通になる。

⇒普通になれば自分の子供も同性愛者になってしまうかも?それが嫌だと感じる理由はなんでしょうか?嫌悪感等の理由を除けば、子の幸せを願っての「将来キャリアを手にし、結婚し、子供を作る。という幸せを持つことが出来ない。」という心配からでしょう。そんな皆さんは、本当に素晴らしい親御さんだと思います。ですが、社会が認めないからそれらが不可能なだけで、社会が認めて制度化すれば、全て叶います。なので、子を思うなら、どうか応援してやって下さい。

「同性間の子供がかわいそう。」って言ってる大人がいなくなれば良い。「かわいそうな子」というレッテル貼るから、その子達は劣等感を持ち、そうじゃない子たちは優越感を感じていじめに発展する。

<他の子の家庭とは違う事に悩む。>
上と同じく、親・大人次第。
お父さんお母さんがいる家庭が多いかもしれないけど、シングルマザーの家庭もシングルファーザーの家庭も、おじいちゃんおばあちゃんに育てられてる家庭も、施設で育てられる子もいる。
両親揃ってても家庭に問題があって悩む子は悩むし、片親や親がいなくても愛情いっぱいに育てられて幸せな子はいる。
よってこちらも親・大人次第。


③同性婚は憲法違反

は学説も政府も、「憲法は同性婚を禁止している」という見解はとっていません。「想定されていない。」という見解です。

逆に、同性婚を認めないことが憲法違反です。


(*以下はほぼ、”結婚の自由をすべての人に訴訟”が国に提出した書面のひとつ大阪第4回 原告ら第3準備書面の一部P21~P36を簡単にまとめたものです。書面がもうパーフェクト過ぎるアンサーなので読んで欲しいのですが、正直、超かったるいです。なので大分分かりやすくしてみました!是非ご一読下さい!)


ここで証明している事は、
憲法の解釈は、辞書の意味だけにこだわるんじゃなくて、いろんなことを広く柔軟に考えて、ベストな解釈をするべき。そしてそういう事は今までもしてきたでしょ?
で考えると、”憲法は同性婚を禁止していない”って解釈すべきなのは明白。ということは憲法を変える必要はなくて、法律を変えるだけでオッケー。「今の時代ではこの法律やっぱりおかしいぞ!人権に反する!」って、社会に合わせて変えられてきた法律もいっぱいあるでしょ?同性婚についても同じ!認めないと違憲だ!
ということです。


◎「婚姻は,両性の合意のみに基いて成立」を作った時に伝えたかったことは、”自由な結婚”であって”同性婚は禁止”ではない
実はこれ、昔の憲法では親が一番偉くて、親が結婚相手決めれてたとか、親の同意が必ず必要だったとかを無くすために生まれたもの。「これからは2人だけで結婚できるんだよ!」っていうのを言うための文章。ただ、当時は同性愛なんて広がっておらず、だからもちろん想定されてなかっただけ。反対はしてないです。ここ重要。シンプルに、考えられてなかっただけ。憲法は、反対だったらはっきり、ダメ!絶対!って言います。

・家制度における婚姻についての戸主の同意権を否定し,当事者本人以外
の第三者の意思によって婚姻の成立が妨げられないことを明らかにする趣旨 と解されるものである 。 
・横畠裕介内閣法制局長官2017/1/30「現行の憲法において,『 婚姻は,両性の合意のみに基いて』と書いてある。その『のみ』となぜ書いたかということでございますけれども,先ほど来委員御指摘のように,明治憲法の下においては,婚姻する本人の意思ではなくて,むしろ家長など他の者の意思決定に基づいて婚姻が成立というか,実際上も含めてでございますけれども,婚姻が成立するという制約があったと。まさにそれを取り外したと,取り外すというところにこの現行憲法の意味があるということを明らかにするためにあえて両性の合意のみということを明記したというふ うに考えられます。」
上記書面P26~P27


◎”両性”の辞書的な意味だけをとるのは間違い
憲法を解釈する時は、辞書の意味通りにとる事に執着し過ぎず、その憲法が制定された経緯やその時代の社会の事も考えて、柔軟に考えられるべきだし、実際これまでもそうやって法律は変えられてきました。
(「国民は」って書いていても国際化してきた社会に合わせて外国人も含めたり。)

・「特定の憲法条項を解釈するにあたっては,憲法の他の規範と照らし合わせて,整合性のある解釈をしなければならない」
・「憲法は特定の理念に基づいて作成されている」
・「憲法の個々の文言の解釈や規範総体の解釈にあたっては,これら理念に基づいて解釈する」
・「柔軟かつ拡大的に解釈されるべき」
From 横田耕一・高見勝利編『ブリッジブック憲法』(信山社,2002年)P04~108(初学者向けの憲法学習テキスト)
上記書面P22より抜粋


◎社会の状況に合わせて法律は変えられなければならない  
今までも、時代の変化とともに合憲であった法律が違憲になるという判断はたくさんありました。

例)*それぞれに、個人的に分かりやすく説明してくれていると思うリンクを貼りましたので、更に詳しく知りたい方はどうぞ。

・社会環境の変化で、もう今は意味をなさないとして違憲判決を下した”国籍法違憲判決”
・事実婚やシングルマザーの増加といった生活スタイルが変わり、国民の意識も変わってきたという事で下された”婚外子相続分差別違憲決定”
・再婚する制約を少なくするという要請が高まっている事情や、海外での対応を考慮に入れて下された”再婚禁止期間違憲判決

これら全て、その当時のニーズと社会状況を考慮しての判決ですね。

<まとめ>
「今は同性婚のニーズが高まっており、海外でもそういう社会になってきている。同性婚が認められないままで良い訳はないんだぞ、憲法じゃなくて法律変えたら対応出来るものなので、対応すべき!逆に認めない事が違憲だ!」という事を、証明しています。


更に詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。国に提訴真っ只中の、弁護士58人からなる団体なので信頼性は間違いなく、それでいて分かりやすく、私も参考にさせてもらっています。


④伝統壊す/子育てには父と母両方必要。

その時代の社会のニーズに対応する為なら、伝統を壊す事は悪い事ではなくむしろ必要な事です。

それもダメなら、じゃあもっかい色々昔の制度に戻しますか?昔は必要とされ普通だった事でも、今は耐えれない不都合がたくさん出てきますよ。

例えば江戸時代の身分制度にもどしますか?私は部落地区出身なのできっとえた・ひみんになります。なので、またこうやってやかましく戦いますけどね!!( ・`д・´)

①同様、教育する大人次第です。
父と母両方必要=いないとダメ。では、

・父母揃ってるのに悩んでる子とか、自殺してしまう子とか、凶悪犯罪してしまう子とか、片親もしくは施設で育った子でも立派に育ってる人がいる事。
・日常的な例だと、お父さんしかいないのに生理用ナプキンの付け方をマスター出来ている娘さんがいる事。

全て説明してください。

だからやっぱり、親や周りの大人がどれだけ愛情もって全力で育てるか。
子供は繊細だけども、素直で柔軟。愛情があれば、手を差し伸べてくれる人がいれば、辛い事も大人になってからの強さに変える事が出来る。

私も、両親揃ってお金に困らず、好きな事し続けれる人を妬んでいた事もありました。でも、愛情には恵まれて来たので、不幸だったとは思っていません。元気にやってます。それに、彼らも彼らなりに悩みがあり、私にしか無い経験や知識もあります。親の性別や人数は関係ありません。


⑤同性婚許したら他の婚姻も許されるようになる!重婚とか、物や動物との結婚とか!

それはそれ、これはこれ。

愛の自由を説いていますが、だから重婚もオッケーなはずとか、そこの改革は求めていないどころか話にも出してません。もしそれぞれが認められるとしたら、それぞれの人達がこうやって、認められない事による被害や、認可後にも問題性は無いという事を確固たる証拠と共に提示して戦って多くの賛同をもらってからです。
というかそもそもそれらが絶対に悪で大問題だ!!と言い切ることも出来ません。今は考えがつかないかもしれませんが、もし将来そういう運動が大規模で起きたとしたら、きっとそれはその時のニーズなのでしょう。きっちりと、議論、判断をしましょう。

⑥子作りにおいて生産性がない/結婚制度とは子供を作り、国を繁栄させる為。

それ、言うたらあかんやつですよ。

もしそういう制度なのであれば、高齢結婚や、獄中結婚も生産性がないので禁止。そして若くてもあえて子供を作らない選択をしている人は違反になります。
「私達この度、子供をたくさん作って国を繁栄させる為に、結婚する事となりました。たくさん産んで、国に貢献します!ビバ!日本繁栄!」っていう気持ちで結婚するものなのですか?
違いますよね。子供を持つかどうかは、幸せを追求する中でのオプションです。

⑦気持ち悪い

気にしなさんな。

あなたも私も、絶対誰かしらには嫌われたりしてる。自分が気持ち悪いとか、苦手に思う人なんて他にもいて、これからも現れるし、そういう人達がいなくなる世界なんて、存在しません。人間関係と一緒で、スルーする技術を持ちましょう。無理な人とは無理に関わらなくて良いんです。

視界に入ってくるだけで犯罪というような意見は、私は相手にしませんが、それらにも丁寧に考察した上で答えてくれている(ズタボロにしている)論文が「セクシャルマイノリティと同性婚 否定論の正当性を問う」のⅢの(3)ですのでもし興味がございましたら読んでみて下さい。
賛成側がこれを読むと、「ブラボー!!」とスッキリします。

・「自分への悪影響を一般へ の悪影響へとすり替える詭弁に過ぎない」

・「認知的不協和とは,L.フェスティンガーの提唱した理論であり,自己の 知識や事実の認識と他者の知識や事実の認識が食い違っている状況のことを 指す。人はこのような状況を不快に感じるため,[1]自己の知識や認識を変 える[2]他者の知識や認識を否定する[3]新しい情報を用いて自己の主 張を補強,正当化する,の三つの道を選択して不協和を回避しようとするこ とである16)。」今回の否定論で言えば,個人としては認められない。そして, 社会としても認めるべきではないと考えていたが,条例によって同性愛者が 社会的に認知されている,という状況が当人に認知的不協和を引き起こして いる。既に制定されてしまった条例を変更することは困難であり,正しいは ずの自己認識が間違っていると認めることは更なる不協和をもたらすため, 社会を変えることや,自己認識を変える道も選ぶことはできない。そのた め,[3]の方法を選択せざるを得なくなる。それが今回のような「単に好き 合って性的欲望を満たすだけの趣味の世界の変態,遺伝子レベルで狂って る,欠陥生物(人間ではない)」や,「在日コリアンの陰謀によって制定されている」という主張が出現した一因であると考察する。隠された事実を知っ ている自分という新しい情報を付加し,不協和状態を解消しながら情報を発 信することでその実態をつまびらかにしているという認識を強固なものにし ながら,まだその事実を知らない他者には早急に実態を把握すること,自己 と同調することを求める。 こうすることで,条例の制定がもたらした,自己(誤):同性愛者(正)と いう図式から,自己(正):同性愛者(誤)に戻ることができるのだ。」

ー上記論文より抜粋ー


反対意見への回答は、以上です。(まだありますか?あれば教えて下さい。)

終わりに~この記事が皆さんのお役に立ちますように~

一人でも多くの、
・同性愛/婚について疑問をお持ちの方。
・誰かを説得したいけど上手くまとめて自信もって説明出来ない!という方。
の役に立てばと思い、こちらの記事を書かせて頂きました。
ぜひ参考にして頂き、正しい知識、情報を広めてもらえたら嬉しいです。

次にLGBTQIA+の記事を書くときは、
「Next Step。”反論への反論”が終わった後に必要なこと。”反対者側に寄り添うこと”」というテーマで書かせていきます。

本日はかたっくるしい内容でしたが、最後まで読んで頂き本当にありがとうございます!お疲れ様です!!私自身はまっっっっっったくかたっくるしい人間じゃないので、どんどんコメントやご意見等、お聞かせくださいね!

では、良い一日を!

Have a good one!

Aika.


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