地方って

お久しぶりです。
寒さが本格的になってきましたね。最近は布団から出るのも一苦労です。
寒いですが、頑張りましょう。


①ところで皆さんの出身地はどちらですか。


私は四国の香川県です。
香川というと「うどん」でも有名で別名「うどん県」とも呼ばれるくらいです。
ですが、うどんだけではありません。

うどん県

栗林公園、父母ヶ浜、小豆島、金毘羅山などなど。これはほんの一部の観光名所にすぎませんが、まだまだたくさんあります。また雨もあまり降らず、夏は涼しく、冬は暖かいので住みやすい地域です。空気もおいしく、田舎過ぎない、ほどよくショッピングが栄えています。


②大学はほとんど県外

そんな素晴らしい香川県ですが、地元の友達は大学を機に故郷である香川県を離れています。

なぜでしょうか。

私は勉強したい分野の大学が地方になかったからです。私の場合、高校が音楽高校で将来音楽に携わる仕事に就きたいと思い、より専門的に学べる大学で勉強しようと考えました。香川県で本格的に大学で音楽の勉強をするとなると勉強できる大学がありません。そこで、京都に出てきました。

県外の大学に入学するということは一人暮らしもしくは寮生活を始めなければなりません。家賃や光熱費、水道代など実家暮らしに比べるとはるかにお金がかかってしまいます。それでも勉強したいという気持ちで地元を離れる人が多いのです。

画像2

これはある大学生の生活における1か月の費用です。これにさらに学費などが重なるのでものすごいことになりますよね。


周りの友達も勉強したい学部・学科がない、東京の方がレベルが高い、さらにキャリアを見据えてという友達もいました。


③地方と東京のキャリアの違い

「若者のキャリアづくり」という観点で、地域に残ってほしいと言って若者を食い止めるのは本人の成長を妨げる、という意見を耳にしたことはありますか。
あなたは若者が成長しようと考えた時に、地方と東京だったらどっちが良いと考えますか。

私は就職活動を地元(香川県)と都会の両方で行いました。

個人的に地方と東京で意識が違うなと感じたのが、地方は出産後にこうして働きましょう、みたいな生き方がありました。

東京だと、どう働いていきたい?っていう感じです。キャリアプランを自分で設計することを求められます。
地方だと長く働くにはどうしたらいいのか、与えられた選択肢の中で選んでというの感じです。

その点において、東京のほうが多様性があると感じます。

また地方や企業(地方の)によっては、まずキャリア形成のようなものを考える機会がないところもありました。
キャリアって単語を発するより定年まで働くことが基本みたいな考えが根底にあり、その中で生きていくために働いてますってイメージが強いところもあります。

さらにベンチャー企業だと自分の会社はファーストキャリア、転職をしてセカンドキャリアを考えたうえで、自分なりのライフプランを話してみてと言われることもあります。

そこがまず違います。

➃地方の課題

その人にとって、東京か地方かどっちがいいのか選ぶ必要があると思います。
東京のほうが選ぶ面では得る機会がすごく多いですが、その人に合っているかは別の話になってきます。
その人自身が地方の良さと東京の良さを分かる必要があるし、どちらに向いているか自分を知ることが大切なのではと考えます。
地方は特に、偏見を持っていても地域の中でどう生きるかしか考えない人が多いとのかな?
そのうえで東京という選択肢もあるという視点を持つことが、大前提として大切だと思います。

地方の企業は、その企業に勤めて何ができるのか、将来的にどういう人生を送れるのかという部分が、実際に大人と交流して説明を聞く機会が少ないです。
就職活動を終えてみて、周りの人を見ても、本当に夢とかやりたいことを持っていて就活をしている人が多くありません。
とりあえず地元が好きだから帰る、安定したいから公務員、銀行と言っている人が多いです。

やりたいこと以前に、そもそも何ができるのか知らない人が多い気がします。
地方に残っても、できること、やりたいことが分からないとなると、より社会人と触れ合えて情報があふれている東京に出ようってなるのは仕方がないことではないのでしょうか。
地方の企業はどんな人生を送れるのか、学生と話す機会を増やした方がいいと考えます。

⑤小さいころからキャリアに触れる機会を

話は変わりますが。

地方でも、小中学校に絞ってOBOGなり社員の人が訪問するようなキャリアの授業を増やしてほしいなと思っています。
高校で理系、文系に分かれた時にほぼ決まってしまう部分があります。
中学高校でキャリアビジョンを描けるようにしないと、親の影響を受けすぎるから、小学校中学校に絞って分かりやすく伝える環境が大切なのではないでしょうか。