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「5月3日(月)のこと」

1.月曜日。GWもあと少し。今日は夫の妹にお土産を渡しに行く。
2.夫が教習所でペーパードライバー講習を受けてみる気になってくれた。彼の中で運転問題はとても頭が痛いと思う。
3.子どもの頃の話。猛スピードで下り坂を自転車で下りていた時、車とぶつかりそうになりハンドルを切って、電柱に激突。顎を切り、流血事件があったとのこと。
4.その時の恐怖で、スピードのある乗り物にトラウマがあるのだと言う。車の免許は一応取ったものの、乗る気はなかったらしい。
5.その夫が意を決して車の練習を!と申込みに行ったのだ。けれど近所の教習所はペーパーの為の講習はやっていなかった。チ~ン。
6.私はやるせないような、夫はホッとしたような気分で大船へ移動。義妹に会う。移住の話もするつもりではいるが、内心どう伝えればいいのか悩む。
7.冷静な夫以上に、厳しい意見を言われるだろう。けど親族に何も言わず行くわけにもいかない。学校に通うため、仕事も家も探すのだ。無謀に思うわな、フツー。
8.サイゼリアでお茶でも、という形で再会する。現実的に見てそんなに甘くないよ、と釘を刺される。その話を聞いて、なぜがカラダがワナワナと震えていた。
9.怒りではないが、ちゃんと自分の考えを言わなければ!と思った。なぜ学校を探すのか。どうしてその学校なのか。
10.兄嫁はこんなに自分の考えを言う人間と思っていなかっただろう。本当にムスコが幼稚園に行けなかった時、母として親として悩み苦しんだことをそのまま伝えた。
11.心配してくれている内容も散々夫婦で話し合った。絶対大丈夫です!とはまだまだ言えない。悩んでいる、揺れている。安心できるものはまだ何もない。
12.ただこうして文字を書き続けている。これがどう化けるかなんて、これっぽっちも分からない。分からないから、何もやらないのではない。分からないけど、こうして続けることや動くことで何かしらを掴もうとしている。
13.明後日、義理両親にも報告に行く。そのシミュレーションのような形になった。なぜそこに行きたいのか、そこじゃないとダメなのか。伝えるにはもっと自分と向き合う必要があるなぁと思った。
14.家に帰ってご飯後も、夫婦で話をした。夫婦でさえ、まだ腹の底を見せてない。伝えきれてない。夫は安定が確証されていない世界に、飛び込むのは怖いという。
15.私は前の幼稚園での出来事を許してはいない。ただ刃を突きつけて吠えても何も変わらないと知っている。その刃を違う形で昇華させるしかないのだ。
16.自分であの時の自分達は救えないけど、おなじ様な苦しみを味わっている人に背中を見せることはできると思っている。人を傷つけても何も救われない。できれば希望のような形でケリをつけたいのだ。
17.大きな壁に立ち向かい、乗り越えた人達もこのような不安と戦ったのだろうか?私達夫婦はまだ足並みが揃ってはいないことが、分かった。
18.人に賛同してもらえないと、自分が間違っているような気持ちになる。ここで立ち止まって、後ろ向いて帰ることだってできる。でも、それはしたくない。まだ早い。まだやれることある。
19.何かを形にしよう。まず稼ぐを形にしよう。作ろう、アレを!アレを作って色んな人に見せるのだ。知ってもらうのだ。
20.ホンマ私前向きやなぁ〜。どん底まで来たら上がるしかないですやん。それなりに乗り越えてきた経験が私を強くしてるハズ!その話もいつかしたい!

付録 第二章「退園、そして転園へ」


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