marpから編集できるパワーポイントpptxを作る方法(爆速でデザインスライドができる!)
これを見る方は、"marp"ということを知っていて、見られたのかと思います。
簡単に説明すると、マークダウン形式のテキストからスライドを作成するツールです。VS code editorなどでも使えますね。
「marp スライド vs editor」などで検索されると、情報が得られます。
VS editorでもmarpのmdファイルをpptxにできますが、
残念ながら、画像化してしまい、パワーポイントで編集できないのです。
しかし、
編集できるパワーポイントファイルpptxを作れたらいいのにと思い
mdファイルを(文字やデザインを)編集できるpptxにするスクリプトを作成しました。
これを使うと、爆速でマークダウンのmdファイルさえつくれば、色合いのあるスタイルのデザインを反映させたパワーポイントでのスライドが簡単に作成できます。
パワーポイントで編集に持ち込む価値
パワーポイントはやはりスライド作製の最強ツールです。
そして、パワーポイントの一番の面倒さは、テキストの打ち込みです。
それが、このmdからのpptx化でなくなります。
あとは、最強ツールで素敵なスライドが作れますし、
さらにパワーポイントなら、動画もPDFも作れますね。
しかも、生でも音声ファイルでもナレーションが追加できます。
パワーポイント上で編集できるpptxを出力するので、簡単に以下のように編集できます。(テキストの波線は編集検討の波線です)
まずマークダウンmdファイルの準備
こんなmdを使います。拡張子はmdにします。
タイトル、メインメッセージ、リストの構成です。
複数枚のスライドにもちろん対応しています。
---
marp: true
theme: default
paginate: true
---
# Marp とは?
**Markdownでスライドを作成できるツール**
- MarpはMarkdownテキストからスライドを作成するツール
- VSCode拡張 (Marp for VS Code) として利用可能
- 緊急のプレゼンに便利
---
# Marpの便利なポイント
**テキスト編集感覚でスライド作成**
- Markdownでスライド作成が可能
- テキストエディタでの作成が思った以上に快適
- 構成を考える段階からアウトラインを作成可能
---
この後に後述のPythonコードでこのmdファイルをpptxに変換します
このスクリプトを使ったpptxです。
表示だけなら、VS code editorとほぼ同じです。
できたpptxファイルをパワーポイントで開きます
そのままpptxに読み込みます
パワーポイントの「デザイナー」でデザインを変更
次にパワーポイントの「デザイナー」をクリックします
「デザイナー」で選択したデザインが一瞬で反映します
しかも、編集ができます。
VS code editorでpptxをエクスポートしても、画像だから編集できませんが、この方法だとテキストやテキストボックス化しているので編集できるのです。
marp式のmdを準備した後は、このスクリプトで一瞬にpptxファイルを作ることができます。
そして、パワーポイントに読み込んで、好きなデザインを反映するのも一瞬です。
しかも、その後にパワーポイント内で簡単に編集ができます。
つまり、シンプルなmdテキストが、色合いのあるスライドデザインに簡単に置き換わるということです。
少しの作業で以下のようにもなりました。
別のデザインをクリックして、位置調整をして、画像を入れただけです。
このmdから編集可能なpptxを作るPythonコードをご提供します。
使用条件
以下のようなマークダウンのみに対応しています。
---
marp: true
theme: default
paginate: true
---
# Marp とは?
**Markdownでスライドを作成できるツール**
- MarpはMarkdownテキストからスライドを作成するツール
- VSCode拡張 (Marp for VS Code) として利用可能
- 緊急のプレゼンに便利
---
# Marpの便利なポイント
**テキスト編集感覚でスライド作成**
- Markdownでスライド作成が可能
- テキストエディタでの作成が思った以上に快適
- 構成を考える段階からアウトラインを作成可能
---
つまり、
# でタイトル
次の**で囲んだところがメインメッセージ
次の- のところがリストになります。
非常にシンプルです。
マークダウンでそれ以外の書き方をしているところは、正常にpptxとして反映するかは保証していません。(反映しないと思います。反映するようにコードを書いていませんので)
画像などや他の装飾を入れたい場合は、パワーポイントでデザインを反映した後に、お好きにどうぞ。(そのようなコンセプトです)
以下はコードとなります。
処理方法はコードの末尾に、処理したいmdファイルのパスとバージョンの数字を入れて下さい。バージョンの数字は任意です。
# スクリプトを実行する際の使用例
if __name__ == "__main__":
md_file = "sample.md" # 変換したいマークダウンファイルのパス
ver="1" #バージョンpptxの末尾ファイル名になる
md_to_pptx(md_file,ver)
以下が本体のスクリプトです。
ここから先は
¥ 6,000
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?